あんこの保存の方法
手作りしたり、市販のもので一度開封して余ったあんこの保存の方法は2通りあります。それぞれの保存のポイントや余ったあんこの使い道をご紹介します。
1. 冷蔵庫に保存
2. 冷凍庫に保存
【あんこの正しい保存方法1】 冷蔵保存の場合
比較的少量であったり、すぐまた食べる予定があるという時は冷蔵保存が良いでしょう。
まず、鍋や容器(缶など)から清潔な保存容器に移し替えラップをして、さらにその上から蓋をして保管します。乾燥やカビを防ぐために、空気に触れさせないように保存するのがコツです。
ただし、冷蔵の場合は容器に移し替えてもなるべく数日で使い切る必要があります。
手作りのあんこならば、使用している砂糖の量や保存環境にもよりますが、2〜3日以内に食べきるのが良いでしょう。不純物や水気が入るとカビが発生する原因になりますので、使う時は清潔なスプーンを使ってくださいね。
【あんこの正しい保存方法2】 冷凍保存
冷凍保存では、だいたい1〜3ヶ月ぐらい保存できるようです。しばらく食べない時は冷凍保存がおすすめ。ただし、冷凍と解凍を繰り返すと風味は劣りますので注意してくださいね。
冷凍する時のコツとしては、【小分けに分けて冷凍する】ことです。
小分けにしておけば、使う分だけ少しずつ食べることができます。
製氷皿を使うのも良いですし、約50g〜100gぐらいずつに分けてラップにピッタリと包んで冷凍する方法も。
ラップで小分けにするのは少し手間だなという方にはこちらの方法もおすすめです。
ジップ付き袋にあんこを入れ、できるだけ平らな板状に伸ばします。さらにその状態で、菜箸などを使い、板状チョコレートの割線のような筋をつけて幾つかに分けます。
そのまま冷凍をすれば、使用したい分だけパキッと折って取り出せますよ。
解凍する時は
なるべく自然解凍がおすすめ。電子レンジでの解凍も可能ですが、風味が劣るそう。お鍋などで火を入れながら解凍する方法もあります。一度火を通すと冷凍臭も飛ぶようなのでおすすめですよ。
あんこの使いみち
冷蔵したり、冷凍したあんこの使いみちですが、実はいろいろ食べ方があるのです。
こんな食べ方はいかがでしょうか?
小倉トースト
名古屋名物の小倉トーストをご自宅で再現してみませんか。トーストしたパンにバターとあんこをのせて出来上がりです。
この時、焼きたてのトーストに常温バターをさっと半分ほど溶かし、冷蔵庫で冷した冷たいあんこをのせるというツウな楽しみ方も。ホクホクのトーストと冷んやり美味しいあんこの温度差が楽しめるオススメの方法です。
厚切りの食パンを使い、ゆで卵もぜひ添えて、名古屋風モーニングな朝食はいかがでしょうか?
アイスにのせて
シンプルなバニラアイスや抹茶アイスにあんこをトッピングするとたちまち和風パフェ風なデザートに。この時、アイスが柔らかい場合はあんこも柔らかいものを使うのがオススメです。また、きなこがあれば少しふりかけると、美味しさがプラスできますよ。和洋折衷なデザート、ぜひお試しください。
自家製あんこドリンク
無糖のココアとあんこを混ぜて和風ココアに。きなこやすりごまをプラスするのも風味が変わります。ココアの他にもカフェラテにちょっと足して、という楽しみ方もあるそうですよ。
あんこの上手な楽しみ方のコツ
基本的にあんこ菓子の上手な楽しみ方は、柔らかいものには柔らかいものを、固いものには固いものをというように、食感をそろえることがポイントだそう。
例えば、たい焼きやどら焼きには「つぶあん」がありますね。これは、ざらざらしたパン生地には、同じくざらざらした食感である「つぶあん」の相性が良いからなのだとか。
一方で、水ようかんなどは多くが「こしあん」でできています。これは、つるっとした食感がようかんに合うから。そういう意味で、上で紹介したアイスも「こしあん」で合わせてみるとオシャレかもしれませんね。
ぜひ、ご自身の好みに合わせて、いろいろ試してみてください!
あんこを使ったレシピ
【レシピ】市販のこしあんで手軽に!「水ようかん」
市販のこしあんを使って手軽に作ります。管理栄養士など食の専門家によるレシピです。美味しく料理を作れるコツ・作り方をぜひお試しください。【レシピ出典:東京ガス「食」情報センター】
【レシピ】もちもち白玉入り「フルーツの冷たいお汁粉」
あんことフルーツを合わせ、もちもちのゴマ入り白玉を入れました。暑い時期にもさっぱり美味しくいただける、瑞々しいおいしさの甘味です。管理栄養士など食の専門家によるレシピです。美味しく料理を作れるコツ・作り方をぜひお試しください。【レシピ出典:東京ガス 食情報センター】
【オーブンレシピ】しっとり「カントリーソフトクッキー」
チョコチップがたくさん入ったソフトクッキーです。こしあんがしっとりさせるポイントです。管理栄養士など食の専門家によるレシピです。美味しく料理を作れるコツ・作り方をぜひお試しください。【レシピ出典:東京ガス 食情報センター】
【レシピ】手軽に!栗入りあんこの「びっ栗どら焼き」
生地の中に栗入りのあんこを入れて焼き上げた、手軽にできるどら焼きです。管理栄養士など食の専門家によるレシピです。美味しく料理を作れるコツ・作り方をぜひお試しください。【レシピ出典:東京ガス「食」情報センター】
【ダッチオーブンレシピ】簡単!「緑茶とあんこのケーキ」
お茶の豊かな香りと粒あんの風味が同時に口の中で広がるバターケーキです。材料を混ぜてダッチオーブンに入れて焼くだけ! お家のグリル(ダッチオーブン対応コンロ)を使って、簡単にできちゃうんです!管理栄養士など食の専門家によるレシピです。美味しく料理を作れるコツ・作り方をぜひお試しください。【レシピ出典:東京ガス「食」情報センター】
おわりに
あんこの保存には冷蔵・冷凍が可能ですが、長く保存をするならば冷凍がおすすめです。それぞれの保存法の注意点などに気をつけて、余すことなくあんこを使い切れるとよいですね。