【活用術1】フェイスパック
とぎ汁に含まれる米ぬかにはビタミンやミネラル、セラミドなどの多くの美容成分が含まれています。
米のとぎ汁を深さのある小皿に入れて冷蔵庫に入れ、一晩置きます。翌朝に上澄みを捨てると底にクリームが残っています。そのまま塗ってもいいですし、小麦粉やはちみつを混ぜてもいいそう。パックとして顔に塗り、しばらく置いて洗い流してください。
※お肌に合わない場合には使用しないでください。
【活用術2】化粧水
とぎ汁を手に取り、そのまま顔に付けてパッティングします。ビタミン、ミネラル、セラミドなど多くの美容成分が含まれているだけでなく、油分も含まれているため保湿の効果も期待できるそうです。
※お肌に合わない場合には使用しないでください。
【活用術3】顔や身体の洗浄剤
江戸時代は米ぬかを入れた布袋で身体を洗っていました。米ぬかが含まれたとぎ汁には洗浄作用があると言われています。
とぎ汁が白いのは界面活性剤のような成分が含まれているから。そのまま洗顔すれば天然の洗浄剤として顔の汚れを優しく落としてくれそうです。
※お肌に合わない場合には使用しないでください。
【活用術4】フローリングのワックス代わりに
とぎ汁をスプレーボトルに入れて床に吹き付け、そのあと雑巾で拭き取ります。米のとぎ汁にはワックス効果につながるような成分が含まれているため、フローリングにツヤを出し、コーティングして傷つきにくくしてくれるそう。
※フローリングによってはワックス効果にならない場合もありますので取扱説明書などをご確認ください
【活用術5】野菜の下ゆでに
大根やたけのこなどはとぎ汁で下ゆでしておくと、えぐみや苦味を取り除くことができます。米ぬかに含まれるカルシウムなどの成分が、苦味の成分を中和してくれるからです。
【活用術6】食器の油汚れに
油汚れがひどい食器はとぎ汁に浸してしばらく浸け置いてから、スポンジで洗って水で流します。とぎ汁に含まれる成分が界面活性剤のような働きをして油を分解してくれるので、汚れが落ちやすくなります。
おわりに
お米のとぎ汁がこれだけ活用できるとご存知でしたか? とぎ汁の活用は昔ながらの知恵。捨ててしまってはもったいないですね。無洗米をお使いのお宅では米ぬかを水に溶かして使うというやり方もあるそうです。試してみたいですね。
参考:日本米穀小売商業組合連合会「米ぬかの油分でうるおいを」