【関東と関西の風呂文化の違い1】入浴するお湯の温度は関西の方が高い!
関東では一番多い温度は40〜42℃ですが、関西では42℃以上という結果に。江戸っ子は熱い風呂が好きなんて話もありますが、実際には関西の方が少し高めということがわかりました。
【関東と関西の風呂文化の違い2】入浴時間には違いなし!
関東と関西でどちらが長風呂なのでしょう? 比較したところ、関東と関西で大きな違いは見られませんでした。「お風呂の温度が高い関西では、浴槽につかる時間が短いのでは? 」という仮説を立てていたのですが、ほぼ同じという結果に。
【関東と関西の風呂文化の違い3】浴槽のお湯の活用でみると関西人の方がエコ!
お風呂の入り方は人それぞれ。浴槽のお湯を汲み出して身体を洗う人もいれば、身体を洗う際にはシャワーを使う人もいますね。また、残り湯を洗濯に活用するかどうかも各家庭によって異なります。
関東と関西を比較した場合に違いはあるのでしょうか?
これは明確に違いが見られました。お風呂のお湯を汲み取ってかけ湯に使う人も、残り湯を洗濯に使う人も、関西の方が多いという傾向に。関西の人の方がエコで経済的なんですね。
洗面器もメーカーによっては、地域によって湯桶のサイズを替えて販売しているようです。
古くから関西では湯船から桶で掛け湯をする習慣があるため、掛け湯がしやすいように、銭湯で有名なあの湯桶も、関西版は関東版より一回りサイズが小さいんですよ。
●A型(関東):重さ360g 直径225mm 高さ115mm
●B型(関西):重さ260g 直径210mm 高さ100mm
【関東と関西の風呂文化の違い4】お風呂の前に身体を洗う? 洗わない?
関東と関西で入浴パターンに違いはあるのでしょうか? 調べてみるとこれも違いがありました。
関東の人は「お風呂につかる前に身体を洗う」「夏は1回、冬は2回お風呂につかる」人が多いという傾向がありました。
一方、関西の人は「身体を洗う前にお風呂につかる」「夏も冬も2回お風呂につかる」人が多いという傾向に。上の違いの3つ目にあった、浴槽のお湯でかけ湯をするかどうかの違いも、こうした入浴パターンの違いに結びついているのかもしれませんね。
おわりに
関東と関西でさまざまな風呂文化の違いを見てきました。風呂文化って個々の家庭によっても違うのでしょうが、このように地域で違いが見られるのはおもしろいですね。
ところで、お風呂好きな人が多いのはどちらなのでしょう?
これは関東、関西で違いがないという結果に。関東でも関西でも約8割の人がお風呂が好きと答えています。日本人は大のお風呂大国とも言われますが、こんなところにもその片鱗が見られますね。