夫婦で一緒にお風呂、入っていますか?
上記の調査結果によると、夫婦で一緒にお風呂に入る割合は、20代では「ひと月に1回以上」が半数以上と、若年層ほど多いことがわかります。
しかし、50代の約20%は「2~3カ月に1回」、夫婦で一緒に入浴していることも分かりました。
【夫婦で一緒にお風呂のメリット1】一緒だと経済的
夫婦で一緒にお風呂に入れば、追い焚きの必要がなくなります。年間で約6,530円のガス代の節約に! ※2時間放置により4.5℃低下した湯(200L)を追い焚きする場合(1回/日)
また一緒に入浴すると水かさが増すため、必要なお湯の量も少なくて済みます。水道代の節約にもつながりそうですね。
【夫婦で一緒にお風呂のメリット2】一緒なら安心
お風呂は、実は転倒や心臓発作など事故の起こりやすい場所。夫婦・家族でお風呂に入っていれば、万が一の場合も安心ですね。
特に寒い時期は、「ヒートショック」が起きやすくなります。「ヒートショック」とは一般的に「急激な温度変化による血圧の急変動などが身体に及ぼす衝撃」のこと。お風呂に入る際は脱衣所から風呂場に移動したり、入浴中に湯船に出入りしたり、と温度差を体感することが多いんですね。
夫婦で一緒に入浴すれば、異変に気づきやすいですね。ヒートショックを起こしやすい、ご高齢の夫婦こそおススメかもしれません。
注意! 冬に増加する入浴中の「ヒートショック」の症状とその対策【東京ガス都市生活研究所】
【夫婦で一緒にお風呂のメリット3】会話が弾む
お風呂場はテレビも新聞などもないことが多いので、集中して会話をするには実は絶好のスポット。
また、ぬるめのお湯にゆっくりつかると、副交感神経が活発になってリラックス状態に。お風呂では、普段よりも穏やかなコミュニケーションができそうです。
1日たった数十分でも、密度ある会話ができれば、夫婦の仲もググッと近くなりそうですね。
夫婦一緒に入浴する頻度が多い人ほど、夫婦で入浴する時間を「貴重な時間」だと感じているようです。
昨今は共働きの夫婦も増えて生活時間のすれ違いも予想される中、お風呂がコミュニケーションの場として機能しているかもしれませんね。
実際に一緒に入浴している夫婦に聞いた結果が上のグラフ、赤の縦棒です。
「節約できる」など経済的なメリットだけでなく、「仲が良くなる」「会話が弾む」「楽しい」「安心できる」など、情緒面でもメリットを感じる人が多いことがわかりました。
【夫婦で一緒にお風呂のメリット4】心身共に健康になる
こうしたコミュニケーションは、夫婦の情緒面にいい作用を及ぼします。図を見ると、夫婦で一緒に入浴している場合の方が、してない場合と比べて心の状態が健康的であることが分かりますね。
また夫婦での入浴は心だけでなく、体にもいい影響があるのもポイント。自分では気づかない体の変化にパートナーが気づく、というメリットも考えられるんですね。
【調査で実証】夫婦で入浴するご家庭のお風呂は広めなのか!?
「夫婦入浴が窮屈に感じないのは、お風呂が広いからでは?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。
一緒に入浴をする夫婦とそうでない夫婦に、それぞれ浴室の広さを聞いてみたところ、実は「浴室全体の広さはさほど変わらない」ということがわかりました。意外な結果ですね。
「我が家のお風呂は狭いから・・・」とためらわず、一度、夫婦で入浴してみてはいかがでしょうか?
おわりに
東京ガス株式会社都市生活研究所の調査レポート『「夫婦入浴」のすすめ~たまにはお風呂で夫婦の本音トークを~』より一部の調査結果などをご紹介いたしました。
他にも興味深い調査結果などもいろいろありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。