コンビーフの原料は? その製法とは?
コンビーフは、英語表記にすると「Corned Beef (コーンド ビーフ)」。「Corned」は塩漬けという意味。「Beef」は牛肉。
つまり直訳すると、コンビーフは「塩漬けの牛肉」という意味です。
一般的に、コンビーフは、塩漬した牛肉を蒸し煮にしてほぐした後、調味料などを加えて作られています。
コンビーフの色といえば赤! 生のように見えるけど・・・?
コンビーフの色と言えば何色のイメージですか? 生肉っぽいような鮮やかな赤色のイメージがありますよね。「コンビーフって加熱しないと食べられないと思っていた」という人も少なくないのでは?
でも、上述した通り、コンビーフはすでに加熱調理が済んだ状態です。缶を開けてそのまま食すことができます。きれいな赤色は発色剤や着色料を使用していることによります。
※メーカーによっては使用している成分は異なります。詳しくは各商品の成分表示をご確認ください。
なお、「無塩せき」と呼ばれる発色剤不使用のコンビーフも販売されています。
コンビーフの正しい保存方法とは?
貴重なタンパク源である肉を長期間、常温で保管できるのは、嬉しいですよね。防災目的でも活用できます。
長期保管できる理由は、密閉後にも加熱殺菌を行っているからなのだそう。保存料を使わなくても3年以上も保存が可能とのことです。
では、開封したコンビーフが余った場合、残りはどう保存したら良いのでしょうか?
コンビーフ開封後の保存方法 1.冷蔵保存
清潔な箸などを使って保存容器へ移し替えます。冷蔵庫にて保存し、なるべく早く食べましょう。
コンビーフ開封後の保存方法 2.冷凍保存
ラップに包むか保存容器に移し替えれば、冷凍もできます。冷凍した場合もなるべく早く食べましょう。
なぜ、コンビーフの容器は台形なの? 缶タイプが無くなった理由とは?
コンビーフと言えば、台形の缶詰のイメージが強いのではないでしょうか。
台形の理由は、コンビーフを詰めるのに大きな底面側から詰めることにより、隙間なく充填することができるから。そうすることで、容器の中の空気を抜き、肉の酸化を防ぐためだそうです。
台形の缶詰のことを「枕缶」ともいうそうです。しかし、近年は缶ではなくアルミックと呼ばれるアルミ箔を使った容器や、プラスチックの容器も増えています。
開封のしやすさや保管性がアップしていたりと、容器も進化しているんですね。
コンビーフとコンミートの違い・製法は?
「コンミート」は「コンビーフ」とどう違うのでしょうか? コンミートは、牛肉に限らず馬肉などの肉も材料としています。一方コンビーフは牛肉のみで作られています。
製法はどちらも同じで、塩漬けして加熱し、ほぐして調味します。
コンビーフはコンミートの1つでなんですね。
コンビーフはサッと1品作りたい時に便利!
コンビーフはすでに味がついているので便利ですよね。カンタンに作れるレシピをご紹介します。
コンビーフとの相性は抜群「じゃが芋コンビーフのチーズグラタン風」
フライパンのまま食卓に出せるお手軽で豪華な一品です。
マフィンを使った簡単ピザ! パーティーにも「お手軽マフィンピザ」
市販のイングリッシュマフィンに材料をのせてグリルで焼くだけ! 食材を変えれば色々なバリエーションが楽しめます。
おわりに
コンビーフの魅力は、日持ちの長さと、味付きで料理しやすいところ。常備食としてストックしておくのも良いですね。
※アルミック缶®は昭和電工パッケージング株式会社の登録商標です。