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季節のお風呂:4月『桜湯』で春の香りを満喫しよう

四月といえば桜。桜は日本の国花であり、お花見など日本人の生活や文化に深い文化や関わりを持ってきました。季節のお風呂12ヶ月。4月は『桜湯』についてご紹介します。

最終更新日:2023.5.26

目 次

4月:桜湯

TOKYOGAS

「桜湯」というと、結納などの慶事に出される桜漬けに湯をさした飲み物を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は飲む桜湯ではなく、薬湯の桜湯(さくらゆ)についてご紹介します。

湿疹・炎症を抑える働きがあるといわれている「桜湯」

桜

PIXTA

“桜湯”と聞くと、花びらを浮かべたお風呂を想像しますが、薬効があるといわれているのは樹皮のほうです。樹皮を煮出した桜湯には、湿疹、打ち身などの炎症抑える働きがあるといわれています。

【作り方】

1. ソメイヨシノ、ヤマザクラ、オオシマサクラいずれでもOK。樹皮をはぎとり、刻んで日干しにしておきます。

樹皮を布袋に入れる

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2. 乾燥した樹皮50gを布袋に入れます。

15~20分煮出す

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3. 布袋を鍋に入れ、水から15~20分間煮出します。

煮汁を布袋ごと浴槽に入れる

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4. 煮汁は布袋ごと浴槽に入れます。
彩りに花びらを浮かべると風情がでます。

公共の場にある桜を傷つけることはできませんが、最近では、漢方薬局でも桜の樹皮が入手できます。

また、花屋さんで桜が枝で売られていたりもしますので、ぜひ、花を十分に堪能した後に試してみてはいかがでしょうか? 花びらも一緒に浮かべれば、さらに春っぽさが感じられるのでおすすめです。

※使用法については、ご自身の責任において行ってください。使用が不安な場合は、医師や専門知識のある人に相談しましょう。

おわりに

桜餅と桜茶

PIXTA

桜の葉は桜餅や料理に使われたり、桜の花は桜茶などにも用いられ、独特の香りは心をやさしく和ませてくれます。

桜の香がするだけでなくお湯がピンク色になる入浴剤もあります。お風呂で季節を感じられるのも日本の風情ですね。ぜひ、春を感じてみてください。

  • この記事監修者

    東京ガス都市生活研究所

    東京ガス都市生活研究所

    社会の変化や都市に暮らす生活者についての多面的な調査・分析を実施。将来のライフスタイルやニーズを予測し、生活者が豊かな暮らしを創造するための情報を提供するとともに、さまざまな提言を行っています。

    東京ガス都市生活研究所

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公開日:2016.3.27

最終更新日:2023.5.26

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