蜜柑湯に使う「蜜柑の皮」の効能

TOKYOGAS
蜜柑は古くから、食用としてはもちろん、丸い形と黄金色から太陽の象徴とされ、神聖な植物として儀式や神棚へのお供えなどに用いられています。
蜜柑の果実はビタミンCが豊富で、寒い時期には風邪の予防や高血圧、老化防止、美肌効果が期待できるといわれています。薬効を期待する場合は、果皮を利用します。だいだい色の部分は精油成分リモネンが含まれており、爽やかな香りが特徴です。皮の白い部分も繊維が豊富で、薬用として利用できます。皮を乾燥させたものを「陳皮」と呼ばれ、風邪の予防や咳、痰を鎮めるほか、芳香性胃腸剤として煎じたり、粉末にして服用されます。
蜜柑湯の作り方
おいしく蜜柑を食べたあとは、果皮を利用して蜜柑湯を楽しんでみましょう。果皮をそのままお湯に入れると、湯が汚れてしまうため、ガーゼの袋などに入れて使うのがおすすめです。
材料
- 陰干しした蜜柑の皮:20個分
※乾燥した蜜柑の皮は「陳皮(チンピ)」と呼ばれ、漢方薬店などでも購入できます。
作り方

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- 旬の蜜柑を食べたあと、果皮を陰干ししておきましょう。
- 干した皮をガーゼの袋やティーバッグなどに入れます。
- 2をそのまま浴槽に入れます。
※使用方法については、ご自身の責任で行ってください。ご不安な場合は、医師や専門家に相談しましょう。
おわりに
蜜柑湯は身体を芯から温めるだけなく、美肌効果も期待できるおすすめのお風呂です。日に日に寒さが増すこの季節、興味のある方は、ぜひ「蜜柑湯」を試してみてください。