ここから本文です。

蓬(よもぎ)

季節のお風呂:3月『蓬湯(よもぎ湯)』早春の香りのアロマバス

邪気を払う植物として古くから世界各地で用いられてきた「蓬(よもぎ)」。日本各地の山野や道端などに自生するとても身近な薬草です。今回は「蓬湯」の効能や作り方をご紹介します。

最終更新日:2025.7.28

目 次

3月 蓬湯

TOKYOGAS

蓬湯に使う「蓬(よもぎ)」の効能

春になると青くやわらかい新芽を出し、すくすくと成長する蓬。1,8-シネオール、α-ツヨンなどのテルペン成分を含み、爽やかな香りを放つ蓬は、邪気を払う植物として古くから世界各地で用いられてきました。

抗菌、消炎、鎮痛、収斂、止血作用があるとされている葉の部分は、生薬の「艾葉(がいよう)」として、出血の症状や冷え、腰痛、神経痛、かぶれ、湿布などの症状に用いられています。蓬湯はすっきりとした香りとともに、身体を温めてくれます。

蓬湯の作り方

蓬湯は乾燥した葉はもちろん、生の葉でも作ることができるので、散歩のついでに蓬を摘んで手軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。

注) 蓬には陣痛促進作用があるとされているため、妊婦の方は使用をお控えください。

材料

  • 生の蓬の葉:両手いっぱい分、または、乾燥した蓬の葉:30g

※蓬の葉が手に入らない場合は、「蓬茶」で代用できます。「蓬茶」は自然食品店や漢方薬局などで購入できます。

作り方の手順

【生の蓬の葉を使う場合】

  1. 生の蓬の葉をよく洗い、断面を作るように刻みます。
  2. 蓬の葉を水から煮出します。
  3. 煎液をろ過し、浴槽に入れます。

【乾燥した蓬の葉を使う場合】

  1. 乾燥した蓬の葉をガーゼの袋やティーバッグに詰めます。
  2. 1を浴槽に入れます。


※使用法については、ご自身の責任において行ってください。使用が不安な場合は、医師や専門家に相談しましょう。

おわりに

蓬を使った「蓬湯」で、日々の疲れを癒やしてみてはいかがでしょうか。興味のある方は、ぜひ「蓬湯」を試してみてください。

  • この記事監修者

    東京ガス都市生活研究所

    東京ガス都市生活研究所

    社会の変化や都市に暮らす生活者についての多面的な調査・分析を実施。将来のライフスタイルやニーズを予測し、生活者が豊かな暮らしを創造するための情報を提供するとともに、さまざまな提言を行っています。

    東京ガス都市生活研究所

    もっと見る
SNSでこの記事をシェア
FacebookX(旧Twitter)LinenotePinterest

コピーされました

公開日:2016.3.27

最終更新日:2025.7.28

※この記事に含まれる情報の利用は、お客さまの責任において行ってください。
本記事の情報は記事公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
詳しくは、「サイトのご利用について」をご覧下さい。

同じカテゴリの記事

広告)太陽光発電・蓄電池をご検討の方へ 無料訪問相談でAmazonギフトカード3,000円分プレゼント
広告)水とでんきの駆けつけサービス 新規加入キャンペーン実施中!

お気に入り追加

追加した記事は、お気に入り一覧でご確認いただけます。