高齢の親をサポートする「見守りサービス」、親の本音は?
離れて暮らす高齢の親のために、普段通り生活が出来ているかなどが確認できる見守りサービス。高齢化が進み、家族のあり方も多様化する中、非常にニーズの高まっているサービスです。
しかし申し込みたくても、プライバシーや親本人の自覚などの問題で断念している方も多いのでは?
今回はそんな見守りサービスの利用について、子供、そして親の目線からの本音に迫ります。
サービス検討のタイミング、1位は親が○○になった時!?
それではまず、一体どんなときに見守りサービスを検討するかについてのアンケート結果を見てみましょう。
全体的には、「親が歳をとり日常生活に不安を感じるようになった時」が1位、「あなたやあなたの家族が親を見守ることが困難になった時」が2位となっています。
しかし(親が)夫婦世帯である場合においては、「親が一人暮らしになった時」が最も高い数字です。見守りサービスへの関心度の高さにおいても、「親が単身世帯」の方たちが一番高く、一人暮らしをする親のことを心配するケースが多数であることがわかります。
サービスの選択基準は「親の心理的負担が少ない」が1位に!
見守りサービスにはいろいろな種類があります。それらを選ぶ基準についても調査結果を見てみましょう。
1位は、「親の心理的負担が少ない」となりました。「初期費用や月々の支払料金」という料金面も重視されています。
自分ではまだまだ大丈夫と考えている中、大がかりなサービスを申し込まれてしまうことに抵抗があることや、監視されるのが嫌であることなど、親が感じる負担を気にされている方が多いようです。
見守りサービス、種類別のメリット・デメリットとは?
見守りサービスは、大きく以下の3つに分けられます。
サービスごとに受ける印象は違ってきます。高齢の親がどのように感じるか、メリットと感じる部分、デメリットと感じる部分に分けて、実際にあった声の一例を紹介します。
1. 通報型サービス
本人が専用の装置を握る、ブザーを押すといった行為により、専門スタッフが駆けつける
2. カメラ・センサー型サービス
カメラの映像や、センサーが検知した動作・温度などの情報を家族が確認できる
3. 使用量型サービス
ガスやポットの使われ方を家族に知らせる
高齢の親自身でも、カメラやセンサーなど監視を意識させるものには抵抗感を持つ傾向にありました。
カメラやセンサーを何台も設置しないといけない、設備費用や月々の使用料金が高いといった意見もあります。
通報型サービスにおいては、必要性を感じる方は多いものの、いざというときに本人が通報出来ないのではと心配される方がいらっしゃるようです。
一方ポットやガス使用量については、監視されている意識にはなりづらく、手軽に導入できることにもメリットを感じていました。
東京ガスの「マイツーホー」、親にも子にもメリット! その理由は?
以上のような調査結果から、子供も高齢の親も「心理的な抵抗がなく」「経済的な負担も少ない」サービスを求めている傾向が高いことがわかりました。
その点、東京ガスの「マイツーホー」は、東京ガスのガス契約さえあれば、新しい機器の設置は必要なく、500円/月(税込)という少額で始められます。心理的な抵抗を感じづらく、経済的な負担も抑えた形でサービスが受けられるのです。
マイツーホーに加入しておけば、お客さま(高齢の親など)のガス使用状況を、事前にご登録いただいたご家族にメールやLINEで定期的にお知らせします。
また、ガスのご使用が1日のうちで1度もなかった場合は、翌日、ご家族に「未使用メール」でお知らせします。
こうして離れて暮らす親の状況もそっと見守ることができます。
特に、親が一人暮らしになった、今のところ心身共に際立った不調がない、監視されることを好まないといった場合に、まず「マイツーホー」から始めてみることをおすすめします。
おわりに
親に何か起こった時でも、普段から対応できるようにしておきたいもの。ご両親にとっても使いやすいサービスを選んで利用できるようにしておきたいですね。ぜひ参考にしてみてください。
【高齢者本人へのインタビュー調査 東京ガス(株)都市生活研究所調べ】
アンケート調査対象:高齢者本人、1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)、76~88歳、男女
アンケート調査人数:12人
アンケート集計期間:2016年8月