鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、くしゃみ・・・花粉症の症状とは? 風邪との違い
花粉症は風邪が流行する季節に重なるため、発症の初期では風邪と間違う場合もあるでしょう。
花粉症の代表的な症状は鼻の症状「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」、そして目の症状「目のかゆみ」の4つがあります。その他に
- 鼻で吸収されなかった花粉の抗原成分が鼻から喉に流れることによる「喉のかゆみ・咳」
- 鼻や喉の炎症反応による「微熱、だるさ」
といった症状が出る方も。
参考:厚生労働省「的確な花粉症の治療のために」
花粉症と風邪の違い
花粉症の症状と風邪の症状は似ていますが、くしゃみの出かたや鼻水の状態が、花粉症か風邪かを見極める大きなポイントになります。
花粉症の場合
- くしゃみは花粉が鼻の中に入ると、すぐに連続して出てくる
- 鼻水の状態は、水のようにさらっとして透明
- 朝起きたときや花粉の飛散量が多い昼ごろと夕方に、症状が強くなる
- 2週間以上症状が続く
などの特徴があります。
風邪の場合
- くしゃみが連続して出ることはまれで、1回から数回で治まる
- 鼻水の状態は、黄色っぽくて粘り気があることがある
- 症状は時間に関係なくあらわれ、一日中同じ程度の症状がある
- 症状が続くのは、通常数日間
などの特徴があります。
参考:大正製薬株式会社「花粉症サイト」
【花粉症の4大症状1】くしゃみ
くしゃみは、花粉やハウスダストなど身体に侵入してきた異物を外に出そうとする働きで起こります。
【花粉症の4大症状2】鼻水
鼻水もくしゃみ同様、身体に侵入してきた花粉などの異物を体外へ洗い流そうとする働きです。風邪の粘り気のある鼻水と違い、花粉症の場合は透明でさらさらしているのが特徴です。
【花粉症の4大症状3】鼻づまり
鼻の粘膜が腫れてしまい、鼻の通り道が狭くなることによって起こる鼻づまり。鼻呼吸ができないことで、口・喉の乾燥や息苦しさで寝苦しくなったりすることもあります。
鼻づまりにより、食事の際に匂いや味がわかりづらくなることも。
【花粉症の4大症状4】目のかゆみ
目のかゆみも花粉によるアレルギー反応の一種です。かゆみの他にも、目の充血、目やに、目の痛み、異物感、涙が出る、まぶたの腫れなどもあります。
花粉症の症状の原因は、体内に侵入してきた花粉を体外に追い出そうとするための体の防衛反応です。一週間程度で治る風邪とは違い、花粉が飛散する期間は症状が続くことになってしまいます。
参考:厚生労働省「コメディカルが知っておきたい 花粉症の正しい知識と治療・セルフケア」
花粉症の辛い症状を予防! 外出時の注意点とは?
花粉の飛散量が多い時間帯は外出を控える
外出する際には、花粉の飛散量が多い時間帯はできるだけ避けましょう。
花粉の飛散量が多いのは、一般的に昼過ぎと日没後と言われているそうです。これは、気温が上がってスギ林から飛散した花粉が数時間後に首都圏に到達し、また日没地後に地上に落下するためと考えられているそうです。
また、テレビやウェブニュースの花粉予報を見て、飛散量が多い日はなるべく外出を避けるよう心掛けてみるのもよいかもしれません。
日本気象協会などによれば、花粉が飛びやすいのは「晴れ・曇り」の日で「気温が高く、湿度が低い日」。特に多いのは「前日まで雨で、そのあと天気が回復し、南風が吹いて気温が高くなる日」だそうです。
花粉状況を知るには以下のようなサイトもあります。花粉情報を参考に、予防の準備を心掛けてみてくださいね。
日本気象協会「花粉予報」
外出時の対策とは?
花粉を吸い込まないようにすることが一番の対策です。外出の際はマスク、メガネやゴーグル、帽子などを着用しましょう。
花粉の飛散が多い時は、マスクをすることで吸い込む花粉を3分の1から6分の1に、またメガネをすることで、目に入る花粉を2分の1~3分の1に減らすことができるそうです。
ただ、風が強い日はマスク内に入る花粉が増えるとの報告もあり、マスクの種類や付け方など工夫が必要かもしれません。
そして、外出から戻った際は、家に入る前に玄関先で服や髪などについた花粉を払い落としましょう。
ニットなどの衣類は花粉がつきやすいので、ナイロンやポリエステルなどのスベスベした素材は花粉が付着しにくくなるそうです。洗濯時に静電気防止効果のある洗剤を使うのも良いでしょう。
帰宅後は、手洗いうがい、洗顔をして身体に付着した花粉を洗い流し、洗浄液を使って目を洗うなど、できる限り付着している花粉を洗い落とします。
参考:厚生労働省「アレルギーポータル」
【室内の花粉対策1】窓は開けず、空気清浄機を稼働
屋外は花粉が飛散しているので、窓を開けての換気は控えましょう。
窓を開けないようにしたとしても、外から帰宅した時など、どうしても室内に花粉が入り込んでしまいます。そんな時は空気清浄機を使い、室内に舞っている花粉を除去しましょう。
【室内の花粉対策2】洗濯物に花粉をつけない
洗濯は毎日、天日干しという方が多いのではないでしょうか。
花粉が付着した洗濯物を取り込むと、花粉も一緒に室内に取り込んでしまうことに。
花粉のシーズンは、洗濯物も室内に干すのが賢明です。
花王生活者研究所センターの実験によると、花粉の室内への侵入経路の約4割がふとんや洗濯物への付着による持ち込みだそうです。
参考:花王生活者研究センター「花粉に関する生活者実態とその対策の検証・粉の室内侵入・持込み量とその割合」より
しかし、室内干しだと乾きづらかったり、特有の臭いが洗濯物につくのが気になるという方も多いですよね。
室内干しは乾くまでに時間がかかるため、湿気で部屋がジメジメしたり、洗濯物に臭いがついてしまいがちです。
室内干しをする際は、扇風機や除湿機、エアコンの除湿モードやドライモードを利用しましょう。室内の日当たりの良い、風通しの良い場所に干すことも重要です。
「浴室」や「浴室暖房乾燥機」を有効活用!
お部屋の問題で室内干しが難しいご家庭も多いのではないでしょうか?
ジメジメとした湿度・部屋干しのにおいも気になるし、雨の日にリビングに洗濯物を干していた際に来客があったら・・・など、気になることもありますよね。
実は、洗濯物を干すのにおススメなのが「浴室」です。
更に浴室暖房乾燥機があれば、短時間で洗濯物を乾かすことが出来ます。
浴室なら、リビングのように見た目を気にしたり、干した洗濯物が邪魔になることがない上、突っ張り棒などを設置しやすいのもポイント。以下の記事も参考にしてみてくださいね。
風呂干しのメリットが多すぎて、もう部屋干しなんてできない・・・
陰干しした方が良い衣類やデリケート素材のもの、濡れた靴など干せる物の幅が広く、衣類乾燥機にかけるとシワになりやすい衣類なども安心して干すことができます。また、花粉の時期に限らず、梅雨時や大気汚染が心配な時や冬になかなか洗濯物が乾かない時にも浴室なら安心ですね。
浴室暖房乾燥機がついている場合は、「換気」より「乾燥」運転がオススメ。
「換気」は空気を入れ替えるだけですが、「乾燥」運転は温風を当てながら換気をするので、洗濯物が早く乾きます。夜に洗濯をする場合でも、入浴のあと、浴室全体を乾かしながら洗濯物も乾かすことができるので、浴室のカビ対策と衣類の乾燥ができ一石二鳥ですよ。
ガス衣類乾燥機「乾太くん」でスピーディに乾燥!
衣類乾燥機にはガス式・電気式があります。ガス式は電気式より乾燥スピードが早いことが魅力です!
ガス式の「乾太くん」は、スイッチをオンにして数秒で温風が出て、そのままドラム内を約80~100℃の高温で運転し、一気に洗濯物を乾かします(一部モードで80℃以下)。 また、上の排湿筒から余分な水分を排出していきます。ガス式では短時間で、一気に湿気を排出するため、このような仕組みとなっています。
だからガス式は短時間で乾くんですね。
さらに、ガスならではの強い温風をたっぷり送り込みながら乾燥させるので、洗濯物の繊維が根元から立ち上がり、肌触りの良いふわっとした仕上がりになります。
衣類から寝具、靴まで乾燥できる乾太くんをぜひチェックしてみてください。
【室内の花粉対策3】エアコンで花粉対策
どれだけ気をつけても、室内に入ってくる花粉・・・。でも「エアコン」でも室内の花粉対策ができるってご存知でしたか? エアコンを使って室内の花粉を除去する方法と、ポイントについてご紹介します。
下記記事をご参考にしみてください。
エアコンをつけると花粉が入ってくる!? 花粉の季節のエアコン活用法とは?
エアコン内部の掃除は、プロによる【エアコンクリーニング】がオススメ
梅雨から夏、冬と使用頻度の高いエアコン。いざ使おうとしたらなんだかカビ臭い・・・という経験はありませんか?
カビの繁殖や汚れの蓄積を防ぐには、定期的に専門業者にクリーニングをお願いするのがオススメです。
東京ガスのハウスクリーニングは、自社研修を受けたプロが、フィルターやカバーはもちろんフィルターの奥にあるアルミフィンやファンについたカビ等の汚れも、専用の洗剤と高圧洗浄機を使って徹底的に洗浄してくれますよ!
ご自宅向けにはもちろん、ご両親へのプレゼントにも喜ばれること間違いなしです。
Webで簡単にお申し込みできます。ぜひお試しください!
おわりに
いかがでしたか?
長い花粉シーズン。その間ずっと症状に悩まされるのはツラいですね。花粉症対策を上手に行って、花粉シーズンを乗り切ってくださいね。