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乾太くん

プロに聞く! 乾太くんの使い方は乾燥だけじゃない! 殺菌、消臭、花粉対策も!

衣類が速く乾き、コスパの良さが注目される乾太くん。実は衣類乾燥以外にも、殺菌・消臭・花粉対策など多様な機能があります。衣類だけでなく靴やカバンにも使えます! 実際にどのような使い方があるのか、リンナイ株式会社の川村祥彰さんにお話を伺いました。

最終更新日:2025.5.27

目 次

6kgもの洗濯物を約1時間で乾燥させる「乾太くん」

乾太くん

Rinnai

ガス衣類乾燥機「乾太くん」といえば、注目されるのが乾燥させる際のコスパの良さ。ガスの強力な温風とドラムの回転で短時間で洗濯物を乾かしてくれます。

6kgの洗濯物を乾かすのにかかる時間(分数)

6kgの洗濯物を乾かすのにかかる時間(分数)

Rinnai
(ウチコト編集部にて加工)

ガス衣類乾燥機「乾太くん」で衣類乾燥にかかる時間は、5kgの洗濯物で約52分、6kgで約60分、9kgで約90分となります。電気式の全自動洗濯乾燥機の場合は、ヒートポンプ式で約185分、ヒーター式で312分と倍以上の時間がかかります。

また、電気式の全自動洗濯乾燥機のもう一つの盲点が、洗濯が終わるまで乾燥機を使えないこと。しかし、「乾太くん」なら洗濯しながら同時に衣類を乾燥させられます。

小さなお子さんがいるご家庭や花粉症の方は洗濯物が多くなりがちですよね。1回目の洗濯が終わったら洗濯物を「乾太くん」に投入してしまえば、2回目の洗濯機を回しながら乾かせます。

6kgの洗濯物を2回洗濯して2回乾燥させても2時間程度。仕事が終わって19時から洗濯機を回し始めても、21時過ぎには12kgの洗濯物がキレイになる計算です。共働き家庭にはうれしいですね。


乾太くんの使い方、ニオイ取りや花粉対策、除菌も!

乾太くん

Rinnai

乾太くんの強みは乾燥のスピードとコスパの良さだけではないそう。乾太くんの開発に携わる川村祥彰さん(リンナイ株式会社)に詳しくお話を伺いました。

乾太くんにはスタンダードタイプと新型のデラックスタイプがあり、デラックスタイプには花粉、除菌・消臭など多様なコースが利用できるそうです。

洗えない衣類や小物のニオイが気になるときは「クリーンコース」を!

乾太くんのクリーンコース

Rinnai

「靴やスニーカーが臭う・・・」という悩みは少なくありません。靴の中は密閉された空間で、その中に人間の汗や皮脂の汚れが付着するため、雑菌が繁殖しやすくなります。

汗をかきやすい夏場はもちろんですが、冬の靴も保温性が高く通気性が低いため、臭いやすくなります。

乾太くんのクリーンコースは、温風を使わずに「プラズマクラスターイオン」の力で衣類を消臭してくれる機能です。スーツや革靴など、毎日の着用によるニオイが気になる衣類や小物にも使えます。

クリーンコースのスイッチを入れると、高濃度の「プラズマクラスターイオン」が吹き出し、消臭してくれます。

ニオイだけでなく除菌もしたい場合には「除菌・消臭コース」を!

ぬいぐるみなどで散らかったリビング

PIXTA

クリーンコースとの違いは、80℃の温風を「プラズマクラスターイオン」と一緒に使うこと。消臭だけでなく除菌効果も期待できるメリットがあります。ドラム庫内に高濃度の「プラズマクラスターイオン」を充満させ、80℃の温風と「プラズマクラスターイオン」の2つの力で除菌・消臭してくれます。

除菌・消臭できるものは布製品全般、クッション、帽子、ぬいぐるみ、スーツです。ただ、型崩れの心配がある場合は別売りの小物乾燥棚を併用する必要があります。

家庭では洗いにくい衣類や小物、革製品も除菌・消臭すれば、気持ちよく使用できますね。なお、革製品の中でも、温風を当てられないものの場合はクリーンコースを選択する必要があります。

花粉症の方は花粉ケアコースで99.9%の花粉を除去!

花粉症

PIXTA

くしゃみや鼻水、目のかゆみなどが気になる花粉症。室内での花粉対策は何といっても「花粉を室内に持ち込まないこと」。外出後、衣類に花粉を付けたまま、部屋に入ってしまうと花粉を家に持ち込むことになります。

玄関で花粉をはたいたり、粘着テープで取り除いてから入室する方法もありますが、簡単なのは、脱いでそのまま乾太くんに投げ込んでしまう方法です。

花粉ケアコースでは「プラズマクラスターイオン」に加え、ドラム回転と送風により衣類に付着した花粉やチリなどの汚れを取り除いてくれます。

温風を使わないため、デリケートな衣類にも対応できますし、洗濯したくない衣類から花粉だけを取り除きたい場合にも対応できます。また、外干しが好きで外で干した後、花粉だけ除去したい方にも支持されている方法だそうです。

プラズマクラスターロゴ

※プラズマクラスターロゴおよびプラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。

乾太くんの使い方、ボタン1つとダイヤルでコースを選択

乾太くん

Rinnai

「多様な機能をもつ乾太くん、使い方が難しそう・・・」と思う方もいるかもしれませんね。しかし、コースを選ぶ操作は、意外にシンプルで、操作パネルの衣類乾燥マークを押し、コースが出てきたらダイヤルを回してOKスイッチで選ぶだけ。その後はStart/Pauseスイッチで動き始めます。ボタンが少ないので直感的に操作できます。

お手入れが必要なフィルターは2カ所、前板下部と本体左側面にあります。前板下部の糸くずフィルターは運転するたびに、また、外の空気を吸い込む本体左側面の吸気フィルターは1カ月に1度のお手入れが必要です。乾燥のスピードの速さを保つには、丁寧なお手入れが欠かせないそう。

乾太くんを設置したいけど置く場所がない・・・そんな方に

軒下設置イメージ

Rinnai

「乾太くんデラックスタイプ」の軒下設置用モデルが2025年4月に発売されています。

家の中に設置する十分なスペースがなかったり、壁に穴を開けて排湿管を通すのが厳しい場合でも、設置が可能になります。

軒下設置イメージ_ベランダ(戸建て)

Rinnai

雨や水が直接かからない場所であれば、ベランダや庭の軒下に設置できます。これまで乾太くんの設置をスペースの問題で諦めていた方には朗報ですね。

おわりに

乾太くんの多様な機能を紹介しました。なお、一部のユーザーは冬に衣類や毛布を温めるために使うのだそう。80℃の温風が出てくる乾太くんなら短時間で衣類がホカホカに! 使い始めると手放せなくなると話題の乾太くん。手元にあると、いろいろな使い方が広がりそうですね。

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  • この記事取材先

    川村祥彰

    リンナイ株式会社 開発本部第一商品開発部

    川村祥彰

    暖房機の開発担当を経て、2015年から「乾太くん」の開発に携わる。2018年のスタンダードモデルの新型、2023年のデラックスモデルの新型の開発を担当。乾太くんをより多くの皆さまに使っていただけるように、日々魅力ある商品開発を行っている。

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公開日:2025.5.27

最終更新日:2025.5.27

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