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半身浴vs全身浴どっちが良い? 効果と違いを徹底実験比較!【東京ガス都市生活研究所】

半身浴と全身浴、結局身体に良いのはどちらなのでしょうか? 半身浴と全身浴にどのような効果があるか、東京ガス都市生活研究所の比較した実験結果をもとにご紹介します。

最終更新日:2024.1.22

目 次

どちらが温まる!? 全身浴と半身浴の違いと特徴とは?

半身浴vs全身浴

PIXTA

以前から日本では肩までお湯に浸かる「全身浴」の方が多いですね。

近年、「半身浴」も人気です。「半身浴」はみぞおちあたりまでお湯に浸かる入浴法。「全身浴」よりも身体への負担が少ない状態で入浴できます。血圧や心臓に負担をかけたくない人や、お湯の圧迫感が苦手な人には、ぬるめのお湯の「半身浴」がおすすめです。

では、半身浴と全身浴、実際は体への影響がどう違うのでしょうか? 身体を温める効果が高いのはどちらなのでしょうか? 東京ガス都市生活研究所の実験結果をみていきましょう。

温める効果が高いのは全身浴! 肩こりや疲労緩和にも最適!

肩までお湯に浸かる「全身浴」は、お湯に浸かる面積が大きいため、温熱作用、水圧作用、浮力作用を大きく受けます。

そのため、同じ温度と時間で入浴した場合、半身浴やシャワー浴よりも温熱効果が高く、短時間で身体を温めることができ、疲労緩和などにも効果的です。また「全身浴」は肩まで温めるため、肩こりも和らぐというデータもあります。

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全身浴・シャワー浴での温度上昇のグラフ

東京ガス都市生活研究所調べ「快適バスライフのすすめ」

上のグラフは「全身浴」とシャワー浴で、環境温度の影響を受けにくい身体の深部の温度である耳内の上昇温度を比較したものです。

同じ温度・時間で「全身浴」とシャワー浴を行った場合、やはり全身浴の方が温度上昇が大きいことがわかりますね。

耳内の上昇温度

東京ガス都市生活研究所調べ「快適バスライフのすすめ」

では「半身浴」では温める効果は弱いのでしょうか?

ぬるめのお湯で「半身浴」を行った場合、入浴時間を長めにすることで、全身浴と同じくらい身体を温める効果がある可能性があることがわかっています。上のグラフは40℃のお湯で10分全身浴した場合と、38℃のお湯で20分「半身浴」した場合を比較したものです。

「半身浴」の場合でも全身浴と同じくらい身体を温める効果があることがわかりますね。

リラックスするなら半身浴! 身体への負担も少ない

入浴による心拍数の変化のグラフ

東京ガス都市生活研究所調べ「快適バスライフのすすめ」

ぬるめの38℃の半身浴は温熱作用が穏やかなため、副交感神経が優位になります。上のグラフは全身浴と「半身浴」の心拍数を比較したものです。

40℃の全身浴と38℃の「半身浴」を比較した結果、入浴中の心拍数は下がっています。これは、全身浴よりもぬるめの「半身浴」の方がリラックスしていることを示しています。

朝の目覚めにはシャワー浴! 水流や熱刺激が効果的!

入浴前後の収縮期血圧の変化のグラフ

東京ガス都市生活研究所調べ「快適バスライフのすすめ」

シャワーは浴槽にお湯をはる必要がない手軽な入浴法ですね。「シャワー浴」にはどんな効果があるのでしょうか?

「シャワー浴」には交感神経を刺激し、朝の目覚めを助けてくれる効果があることがわかっています。

人間の身体には、日中には交感神経が働いて活動的になり、夜には副交感神経が働いて身体を休めるという仕組みがあります。朝、起きても目覚めが悪く、やる気が出ない・・・という方はこの交感神経のスイッチが入りにくくなっているのかもしれません。

朝、熱めのお湯で「シャワー浴」をすることで、シャワーの水流やお湯の温熱作用で交感神経の働きが活発になり、血圧を上昇させ、目覚めを助けてくれます。

上のグラフは同じ温度・時間での「シャワー浴」と全身浴の血圧の変化を調べたものです。「シャワー浴」は血圧を上げる効果が高いことがわかります。

朝の目覚めや気分転換したいときにもおすすめですよ。

半身浴のメリットのおさらいと「正しい半身浴」の方法とは?

半身浴

PIXTA

「半身浴」は、胸から下だけお湯に浸かるので、心臓への負担が少なくゆっくりリラックスして入浴できます。38℃のぬるめの温度でも20分程度「半身浴」すれば、10分の「全身浴」(40℃)と同じくらい温まる可能性があります。

ぬるめのお湯(38-40℃を目安)の半身浴は温熱作用が穏やかなので、副交感神経が優位になりやすく、リラックスしやすいのが特徴です。疲れた日は、ゆっくり「半身浴」をしてリラックしましょう。

ただ、「半身浴」は上半身がお湯に浸からないため、寒い時期は肩が冷えてしまわないよう注意が必要です。タオルを肩にかける、暖房で浴室を暖めるなどして対策をしましょう。

全身浴のメリットのおさらいと「正しい全身浴の方法」とは?

全身浴

PIXTA

肩までつかる「全身浴」は、お湯に浸かる面積が大きいため、「水圧作用」「温熱作用」「浮力作用」を大きく受けます。半身浴と比較して温熱効果が高いので、短時間で身体を温めることができます。また、肩までお湯につかることで、肩こりを和らげる効果もあります。

ゆっくりお風呂に入る時間がない時は、効率よく入浴効果を得られる全身浴で身体を温めましょう。ただし、半身浴に比べて身体に負担がかかるので、長湯しすぎないよう注意してくださいね。

「効果の高いシャワーの浴び方」とは?

【目覚めの朝シャワー】

シャワーの温度を少し熱めの41℃程度に設定し、水流をできるだけ強くして、首、肩、背中にかけて3~5分浴びます。

【目覚めのツボ】

うなじの少し上から背中にかけて目覚めを促すツボがあります。ここに冷水を20~30秒当てると眠気がよりスッキリ。

目の疲れを感じる方は、まぶたにも冷水をやさしく当ててください。

※ 血圧が高めの方や心臓疾患のある方は医師にご相談ください。

おわりに

半身浴と全身浴とシャワー浴。それぞれに大きく違う効果があるので、ぜひ意識して使い分けてみてくださいね。

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入浴

PIXTA

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    東京ガス都市生活研究所

    社会の変化や都市に暮らす生活者についての多面的な調査・分析を実施。将来のライフスタイルやニーズを予測し、生活者が豊かな暮らしを創造するための情報を提供するとともに、さまざまな提言を行っています。

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公開日:2017.12.16

最終更新日:2024.1.22

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