部屋干しをしている割合は?
東京ガス都市生活研究所が「ファミリー世帯の洗濯と乾燥」について調査を行ったところ、部屋干ししている割合が高かったのはやはり雨の日で、64.1%が部屋干ししているという結果でした。
その一方で天気を問わず、雨でない日も部屋干ししているとの回答も、20%と一定数いることが分かります。
雨の日は約6割が部屋干しを行っていましたが、部屋干しに対する気持ちを聞いたところ、「できれば室内には干したくない」が、世代を問わず約8割と大多数を占めていました。
一方で、約2割の層は「特に気にならない」と答えています。
【部屋干しのデメリット】多くの人が部屋干しを嫌う理由とは?
「できれば室内には干したくない」と答えた回答者にその理由を聞いたところ、「カラッと乾かない」との回答が7割前後と多く見られました。
その他にも、「洗濯物の水分が部屋に広がる」「見た目が悪い」「じゃまになる」などの回答が理由として多く見られました。
また、特徴的だった回答は「洗濯物から臭いが出る」で、特に若年層の方ほど臭いを気にしていることがわかります。
東京ガス都市生活研究所の過去の調査では、若年層は清潔志向が強く、除菌や消臭に気を遣っている傾向が見られていたことから、洗濯物の臭いについてもこのような結果が現れたと考えられます。
【部屋干しのメリット】季節によって変わる理由
部屋干しのメリット、部屋干しする理由は何でしょうか。
屋外に干すことに対して何かしらの不満や不安を持っていたり、天候面の理由などがありそうです。
上の図は「ほぼ毎日部屋干しをしている(部屋干しする頻度が週5~6回以上)」方にその理由を春期、梅雨期、冬期の3つの季節別にして聞いたものです。
梅雨期は「屋外に干すと天気に気をつかう必要がある」が約6割、冬期は「屋外ではよく乾かないことがある」が約4割となっています。
春期でもっとも多いのは、やはり「屋外に干すと花粉がつく」で約5割が回答しています。
季節が違ってもほぼ同じ項目が見られますが、季節によって順位が変動しており、その季節ならではの傾向がはっきりと表れています。
部屋干しと屋外干し、両方のメリットを享受する方法とは?
部屋干しの「カラっと乾かない」「臭いが出る」「水分が出る」「見た目が悪い」「じゃまになる」などのデメリットを抑えつつ、「花粉・埃がつかない」「天気に左右されない」「服がシワにならない」などのメリットを実現する方法はあるのでしょうか?
浴室や浴室暖房乾燥機を上手に使おう!
浴室ならリビングのように見た目を気にする必要がない上、他の部屋に比べると狭いことから突っ張り棒などを設置しやすく、除湿機等で湿度を下げる際にも狭いスペースの方が速く湿度を下げられます。
浴室暖房乾燥機がついている場合は、「換気」より「乾燥」運転がオススメ。
「換気」は空気を入れ替えるだけですが、「乾燥」運転は温風を当てながら換気をするので、洗濯物が早く乾きます。夜に洗濯をする場合でも、入浴のあと、浴室全体を乾かしながら洗濯物も乾かすことができるので、浴室のカビ対策と衣類の乾燥ができ一石二鳥ですよ。
洗濯乾燥機で使えない衣類も乾かせる
乾燥までできる全自動洗濯乾燥機を使っている家庭も増えてきていますよね。
でも、全ての衣類を乾燥機で乾かすことができるわけではありません。シワになってしまって、後からアイロンがけしなくちゃいけないものも。
浴室暖房乾燥機なら、衣類に合わせた形で干せるので様々な洗濯物を干すことができます。
実際の使用実態や満足度は?
実際の衣類乾燥機の使用頻度を聞いてみました。
最近、多くの世帯が持っている「全自動洗濯乾燥機」ですが、所有率は高いものの、実は約6割の世帯が使っていないことが分かりました。
これに対して使う頻度が多い衣類乾燥機は「浴室暖房乾燥機(ガス)」で、約5割以上の世帯が使用していると答えています。
上の図は「衣類乾燥機の満足度」について比べたものです。
全自動洗濯乾燥機と比較して、ガスの浴室暖房乾燥機の満足度が高くなっていることがわかります。
「ガス温水式」の浴室暖房乾燥機は、ハイパワーで乾燥までにかかる時間は約68分。
乾燥時間が短くてすむので、気になる1回あたりのランニングコストも、約61円に抑えられます。
外干しと部屋干しへの不満を解消し、スピーディ・低コストな衣類乾燥を実現するため、衣類乾燥において他より高い満足度に反映されているのかもしれません。
おわりに
部屋干しのメリット・デメリットについて、東京ガス都市生活研究所の調査をもとにご紹介しました。浴室暖房乾燥機を使えば、屋外干しと部屋干しのメリットを同時に実現することができます。
憂鬱な雨の日の洗濯から解放してくれる「衣類乾燥機」。上手に活用してくださいね。