サンドイッチをおいしく作るコツ5つとは?
お弁当や朝食、軽食など、気軽に食べることができる「サンドイッチ」。
簡単に作れるサンドイッチですが、作ってから食べるまでの時間が空くと、パンが水分を吸ってべちゃっとしてしまうことがありますね。
サンドイッチに挟む具材は、野菜など水分が含まれているものが多いもの。おいしくいただくには、具材やパンに下準備が必要です。作り方のコツをしっかり掴んでおきましょう。
サンドイッチを作るコツは5つあります。
まず、サンドイッチの大敵、「水分」を攻略するために、
1. パンへの下準備
2. 水分の多い野菜に対する下準備
さらに、崩れにくく美しい出来上がりにするために、以下のコツをご紹介します。
3. 具の切り方
4. 定番フィリングのコツ
5. サンドイッチの切り方のコツ
また最後に、サンドイッチをより美味しく楽しむコツもご紹介します。
それでは、実際に詳しくみていきましょう。
サンドイッチのコツ1[パンの下準備]
パンにしっかりバター・マーガリン、マヨネーズを塗る
パンにバターやマーガリン、マヨネーズをしっかり塗ることで、パンの表面に油分の膜ができ、パンに水分が染み込むのを防いでくれます。
軽く焼く
パンを軽く焼いた後にサンドイッチにすると、水分が染み込みにくくなるようです。カリッと焼いたパンで作ったサンドイッチも、香ばしくておいしそうですね。
ちなみに、パンはガスコンロのグリルで焼くとおいしいってご存知でしたか?
グリルでおいしくパンを焼く方法について、詳しくはこちらをご覧ください。
サンドイッチのコツ2[野菜の下準備]
サンドイッチの具材としてよく使用する野菜。
野菜は水分たっぷり! そのみずみずしさが魅力でもありますが、サンドイッチを作る上で水気は大敵です。野菜の水分対策について、野菜別にみていきましょう。
レタス
レタスは洗ったらキッチンペーパーなどでしっかり水切りします。
拭き取るのも良いですが、量が多い場合はビニール袋を利用する方法もあります。
ビニール袋に、洗ったレタスなど水切りしたい葉物野菜とキッチンペーパーを数枚入れます。
袋の中に空気をパンパンに入れて、口をしっかり握って勢い良く振ります。
またレタスは、細かくカットするよりザクッと大きめに切る方法がおすすめです。細かくカットすると断面が増え、そこから水分が出やすくなるからです。気をつけたいポイントですね。
トマト
みずみずしいトマトは、サンドイッチの具材に入れると色も鮮やかになり、華やかになりますね。そのまま食べるにはおいしいですが、サンドイッチに挟むにはやはり水分が悩みどころです。
トマトは、カットしたら種の部分を取り除きましょう。その後キッチンペーパーに並べて塩を振り、水分がある程度出るまで待ちましょう。塩を振ることで味が凝縮され、よりおいしく食べられるそうですよ。
きゅうり
きゅうりも水分の多い野菜ですね。トマトと同様、薄くスライスしたらキッチンペーパーに並べて塩を振り、水分を抜きましょう。
この時塩をかけすぎてしまうと、きゅうりの水分が抜けすぎて、しなしなになってしまいます。
少量の塩で短時間に済ませ、しゃきっと感を残します。
サンドイッチのコツ3[具の切り方]
具を切る際は、なるべく厚みの差が出ないよう、均一にスライスしましょう。
具の厚さに差があると、サンドイッチが崩れやすく食べにくくなってしまいます。
なるべく凸凹感が出ないよう、平面に具をスライスして挟みましょう。
サンドイッチのコツ4[定番の具と作り方のコツ]
サンドイッチの定番の具には、ツナマヨネーズやゆで卵で作った卵フィリングがありますね。この作り方にもちょっとしたコツがあります。確認しておきましょう。
ツナマヨネーズ
ツナ缶を利用して作る「ツナマヨネーズ」。ツナの缶の汁気はしっかり切っておくことが大切です。
この他に、フライパンで炒めて汁気を飛ばす方法もあります。この場合は、ツナが冷めてからマヨネーズを混ぜるようにしましょう。
みじん切りした玉ねぎを混ぜる時も、キッチンペーパーでしっかりと水気を絞ってから混ぜるようにします。
[パン粉を混ぜる裏ワザも]
味付けして具材を混ぜたツナマヨネーズの仕上げに、パン粉を適量混ぜる方法もあります。具を挟んだ後も、パン粉が汁気を吸ってくれるので、パンに水分が染み込むのを防ぐことができるそうです。
卵フィリング
ゆで卵を潰してマヨネーズを和えた「卵フィリング」。定番の人気の具ですね。卵フィリングを作るコツは、ゆで卵の切り方にあるようです。
滑らかな卵サンドにしたい場合は、卵を細かくみじん切りにします。この時黄身と白身を分けて切ると、細かく仕上げることができますよ。黄身はボウルで直接フォークの背などで潰すと簡単です。
具のゴロッとした食べごたえを楽しみたい場合は、包丁を使わずにフォークを使ってボウルで粗く潰すのがおススメです。また、エッグスライサーを使って縦横と卵の向きを変えて切るのも、簡単に卵をカットできますよ。
食材を均一な厚さにカットすることの出来るエッグスライサーは、実は卵以外の他の食材を切るときにも活用できます。ぜひ、下記の記事もご覧くださいね。
サンドイッチのコツ5[きれいな断面になるように切るコツ]
出来上がったサンドイッチをカットしようと思ったら、上手に切れずに崩れてしまった! なんてことはありませんか? サンドイッチ作りもいよいよ大詰めというところで失敗してしまったら、がっかりしてしまいますよね。上手に切るコツも確認しておきましょう。
まず、切る時は乾いたまな板ときれいな包丁を使用しましょう。
そして、サンドイッチを上から強く押さえつけないこと。強く抑えると、ふんわりした食感が損なわれてしまうので気をつけましょう。
ラップでくるんだ後に切る
サンドイッチを切った後でラップにくるむと言う方は多いですよね。切る前にラップでサンドイッチを包んで、ラップごと包丁で切ると、形が崩れずきれいに切れるそうですよ。
サンドイッチをより美味しく楽しむコツ
具材やパンの種類、調理方法の組み合わせで、多様な味わいを楽しめるサンドイッチ。ここでは、サンドイッチをより美味しく楽しめるコツをご紹介します。お子さんと一緒に、いろいろな組み合わせを試してみるのも楽しいかもしれませんね!
パンの素材をこだわる
サンドイッチの具材によって、パンを使い分けるのもオススメです。例えば、サーモンやハーブ、チーズなど味がしっかりしている具材には、全粒粉やライ麦などの風味が強いパンがオススメ。またチキンなどは、焼いたパンを使用すると香ばしさが一層引き立ちます。
一方で、生クリームやカスタード、フルーツなど繊細な味を楽しみたい時は、ホワイトの食パンをそのまま使うのがオススメです。それぞれの具材に合わせてパンの種類や厚さを変えると、サンドイッチをより美味しく楽しめますよ。
食材や並べ方をこだわる
サンドイッチはシンプルな料理だけに、具材そのものの味わいがとても大切。サンドイッチの具材を選ぶ時は、鮮度や作り方など素材自体の品質も考慮するとより美味しくなります。
最近では「萌え断」も流行っていますね。切った時に断面図が綺麗に見えるように具材を並べる、口に入った時のことを考えて端までまんべん具材を入れるといった盛り付け方も、サンドイッチが美味しくなるコツの一つです。
具は卵やツナだけじゃない! サンドイッチのおすすめのレシピ
お弁当にも! ランチにも!「サンドイッチレシピ」7選
コツを確認できたら、実際にサンドイッチを作ってみましょう。
サンドイッチのおいしいレシピをご紹介します。
おわりに
いかがでしたか? サンドイッチはパンや具材、調理方法の組み合わせにより、様々な楽しみ方が生まれます。
ご紹介した方法を参考に、ぜひおいしいサンドイッチを作ってみてくださいね。