【7話】知っておきたい! 入浴手順のキホン
お風呂の入り方って意識したことありますか? 例えば、湯ぶねに入る前にかるーくお湯を浴びる「かけ湯」。あれは体をお湯になじませると共に、湯ぶねのお湯を汚さないよう事前に軽く汚れを落とす役割があります。
7話では、入浴前の水分補給のススメから入浴後のスキンケアのススメまで、知っておきたい「入浴手順のキホン」についてお話します。
入浴手順の基本【1】入浴前にコップ1杯の水分補給
入浴前にコップ1杯の水分補給をしましょう。
お風呂に入ると大量の汗をかきます。水分が足りなくなると脱水症状を起こすことも。
入浴手順の基本【2】メイクは事前にしっかり落とす
メイクは事前にしっかり落としましょう。
メイクをしたままだと毛穴が塞がれてしまい、汚れや脂質の押し出しを妨げてしまいます。
入浴手順の基本【3】心臓から遠いところからかけ湯
心臓から遠いところからかけ湯をしましょう。かけ湯は浴槽のお湯でもシャワーでもOKです。
体をお湯に慣らすため、事前に軽く汚れを落とすため、“事故予防とマナー”です。
入浴手順の基本【4】お湯につかる
お湯につかる。心臓や肺への負担を避けたい人は、熱いお湯や首までつかる全身浴は控えましょう。
半身浴などお湯の静水圧がかかりにくい入浴法がおすすめです。ぬるめのお湯で半身浴する場合には、上半身が冷めないように、浴室をシャワーや暖房で暖めるようにしましょう。
入浴手順の基本【5】髪や体を洗う
髪や体を洗います。このとき、石けんやシャンプーをしっかり泡立てることがポイントです。
泡は細かければ細かいほど毛細管現象によって汚れを吸い上げます。たっぷり泡立てれば、体をなでるように洗うだけで十分。ゴシゴシ洗いは肌に負担をかけるので避けましょう。
入浴手順の基本【6】マッサージ
マッサージをする人は、このタイミングでマッサージします。
マッサージをした後にお湯につかると、余計な水圧でせっかく促進した血液やリンパの流れが鈍ってしまうことも。
入浴手順の基本【7】お湯にさっとつかる
マッサージをした人はここはパスして次の手順へ行きましょう。
入浴手順の基本【8】ラストは無理のない湯温で手足にかけ水
無理のない湯温で手足にかけ水します。体の温度が高いままだと体が熱を下げようとしてかえって冷えてしまうことも。かけ水をすることで冷えにくくなります。ただし、かけ水をするのはあくまでも手足だけ。全身にかけ水は負担が大きいですし、保湿系入浴剤を使っている場合などはせっかくの保湿成分が流されてしまいます。
入浴手順の基本【9】入浴後もコップ1杯の水分補給
入浴後もコップ1杯の水分補給を。
流した汗の分だけしっかり水分補給しましょう。
入浴手順の基本【10】入浴後はすばやくスキンケア
入浴後はすばやくスキンケアを。
入浴後の肌は皮脂膜が少ないので乾燥しやすい状態にあります。保湿性のある化粧水や乳液で保護してあげましょう。
おわりに
精神的にはフリースタイルなお風呂にも、自分と他人のための“基本的な入り方”があるんですね。