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冬の親子

寒い冬におすすめ! 節電&ガスの節約7選【東京ガス都市生活研究所】

寒い冬は外出も控えがちになり、家で過ごす時間が増える時期です。そんな冬だからこそ、家族が快適に過ごしながら節約できる方法があるとよいですね。今回は、冬におすすめの簡単にできて効果の高い節電とガスの節約方法を【東京ガス都市生活研究所】の調査結果を元に紹介します。

最終更新日:2024.11.13

目 次

冬に向けて無理せずできる! 節電・ガスの節約のポイント

冬の訪れとともに、部屋の暖房が手放せなくなる季節がやってきました。その分、電気代やガス代が気になる方も多いのではないでしょうか?
 
そこで、この冬、快適さを保ちつつ、電気代とガス代の節約にチャレンジしませんか? 今回は、暖房とお風呂の使い方について、この冬に実践できる具体的な節電やガスの節約方法のポイントを7つご紹介していきます。すぐできることばかりですので、ぜひ試してみてくださいね。

暖房のおすすめ節約法

冬の室内で過ごす親子

PIXTA

冬は暖房を頻繁に利用する時期です。まずは暖房に関するポイントを4つご紹介していきます。

ポイント1:暖房は必要なときだけ使おう

暖房は必要な時だけ使おう

出典:東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック」(2023年1月)

冬場でも日中は家の中に日が入るので、暖房をつけなくてもある程度は暖まります。必要なときだけつけるようにすると省エネです。十分に家の中へ陽の光を入れると、ぽかぽかして気持ちがよいですよ。

ポイント2:暖房の設定温度を下げよう

暖房の設定温度を下げよう

出典:東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック」(2023年1月)

冬の推奨室温は20℃です。特にお部屋の熱の約半分は窓から逃げていきます。そこで、厚手のカーテンを利用したり、カーテンの丈を床に着くくらいまでの長さに調整したりすると、暖房の熱が逃げにくくなります。

ポイント3:暖房は早めにスイッチを切ろう

暖房は早めにスイッチを切ろう

出典:東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック」(2023年1月)

暖房機器はスイッチを切った後も、暖かさが残っています。寝る前やお出かけ前は早めにスイッチをオフしましょう。床暖房であれば30分前が目安となります。

ポイント4:こたつは上掛けと敷布団を使おう

こたつは上掛けと敷布団を使おう

出典:東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック」(2023年1月)

寒い冬にこたつを使うと心地よいですよね。こたつを使うときには、こたつ布団にプラスして、上掛けと敷布団をセットで使用すると熱が逃げにくく、効率がアップします。

お風呂のおすすめ節約法

親子でお風呂

PIXTA

夏はシャワーだけで済ませていても、冬は浴槽にお湯をためるという人は多いのではないでしょうか。お風呂は水とガスを節約できるポイントがたくさんあります。ここでは3つのポイントについて見ていきましょう。

ポイント1:お風呂のふたを閉めよう

お風呂のふたを閉めよう

出典:東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック」(2023年1月)

ご自宅のお風呂のふた、使っていますか? このふたも上手に活用することで省エネにつながります。

お風呂を沸かすときや入浴後はお風呂のふたを閉めましょう。ふたをするとお湯が冷めにくくなるので、お湯を沸かすエネルギーが減らせます。

ポイント2:時間をあけずに入浴しよう

時間をあけずに入浴しよう

出典:東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック」(2023年1月)

お風呂にふたをしても、湯温は下がってしまいます。入浴時間にあわせてお湯を沸かし、家族が時間をあけずに続けて入浴すれば、沸かし直しは不要となります。

ポイント3:給湯と追いだき機能を使い分けよう

給湯と追いだき機能を使い分けよう

出典:東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック」(2023年1月)

お湯をお風呂にためるとき、給湯と追いだきの機能、あまり気にせずに使用されている方も多いのではないでしょうか。これらの機能をうまく使い分けることで、省エネと節約につながります。

給湯は追いだきよりも効率が良く、お湯を沸かすだけであれば省エネです。しかし、お風呂の残り湯が温かいときには、追いだき機能を使ってお風呂のお湯を沸かし直す方が省エネになります。

年間の光熱費の変化

費用

PIXTA

毎月の光熱費、把握できていますか? 季節の違いによって光熱費はどのように変化しているのでしょうか。ここでは総務省統計局のデータから、月別の電気代・ガス代・その他の光熱費・上下水道料の変化を見ていきます。

年間の光熱費の変化

電気・ガス・その他光熱・上下水道の月別の料金(二人以上世帯、2022年)

年間の光熱費グラフ

出典:総務省統計局 家計調査 統計データ「収入及び支出金額・名目増減率・実質増減率(二人以上の世帯)」より作成

電気やガス、水道をどのくらい使っているかを見てみると、金額は電気が最も高く、夏と冬に2回のピークがあります。一方、ガスは気温・水温が低くなる冬にピークがきます。上下水道は年間通して変化が小さいことがわかります。
 
近年、国際情勢などから夏と冬のピーク時においてひっ迫(供給が需要に追い付かない)時に節電要請が出ています。家庭の光熱費を抑えるためにも、エネルギーの需給バランスをとって停電などを防ぐためにも、1年で最も寒くなる真冬の時期は、特に節電やガスの節約を心がけてみましょう。ただし、健康第一で、無理はしないことが肝心です。

水道水の年間の水温変化

月別の水道水の水温(東京都庁付近)の平均値(2020年度)

月別の水道水の水温の平均値

出典:東京都水道局データより作成

また、水道水の年間の水温変化を見てみると、8月の平均は26.9℃、1月の平均は8.4℃となっています。冬はお湯を使う機会が増える一方、水温が低いため水を温めるために多くのエネルギーが必要です。冬にガス代が急激に高くなるのはこういったことが大きな要因です。

おわりに

冬は特に電気やガスのエネルギー消費が増える季節です。暖房の使用時間が長くなり、水温が低いためお風呂を沸かすエネルギーも多く必要となり、家庭のエネルギー使用量が増加します。さらに、年末年始は室内で過ごす時間が長くなるため、エネルギー消費が増えてしまいます。エネルギーの節約は、家計の節約に直結するだけでなく、環境にも大きなメリットがあります。電力やガスの消費を抑えることで、地球温暖化の原因となっているCO2排出量を削減できます。
 
最近では光熱費を把握している人も増え、節約意識が高まっています。今回は、暖房とお風呂について、冬の節電・ガスの節約につながる行動を紹介してきました。
ここで紹介した以外にも、生活者一人ひとりが暮らしの中で簡単にできる省エネのポイントはたくさんあります。東京ガス都市生活研究所の「ウルトラ省エネブック」でもご紹介していますので、もっと知りたいという方はぜひご覧ください。
 
この冬、無理のない範囲で、自分に合った節電やガスの節約方法を見つけて、快適に過ごしながら省エネ、節約に取り組んでみてください。

出典:東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック」(2023年1月)

文筆:東京ガス都市生活研究所 主任研究員 博士(環境情報学) 久米村秀明

  • この記事監修者

    東京ガス都市生活研究所

    東京ガス都市生活研究所

    社会の変化や都市に暮らす生活者についての多面的な調査・分析を実施。将来のライフスタイルやニーズを予測し、生活者が豊かな暮らしを創造するための情報を提供するとともに、さまざまな提言を行っています。

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公開日:2023.11.1

最終更新日:2024.11.13

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