さまざまな用途で活躍する柿

TOKYOGAS
柿は、熟した実が食用として親しまれているだけでなく、さまざまな用途に使われる有用な植物です。例えば、未熟な果実を発酵させて作る柿渋は防腐剤として利用されたり、扇子やうちわの紙の表面に塗って耐水性を高めたりします。
柿の葉は、お茶として民間療法に使われるほか、殺菌作用があるため食べ物を包むのにも利用されます。奈良の名物である柿の葉ずしがその代表例です。また、ヘタを乾燥させたものは「柿蒂(シテイ)」と呼ばれ、生薬としてしゃっくりや咳、吐き気を抑えるために用いられます。
柿湯の作り方
材料
- 乾燥させた柿の葉:1つかみ、または、生の柿の葉:20枚
※生の柿の葉が手に入らない場合は、「柿の葉茶」で代用できます。「柿の葉茶」は自然食品店や漢方薬店などで購入できます。
作り方の手順

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- 柿の葉を破るように切り、ガーゼの袋やティーバッグなどに詰めます。
- 1を浴槽に入れます。
※使用方法については、ご自身の責任で行ってください。ご不安な場合は、医師や専門家に相談しましょう。
おわりに
柿は実を食べるだけでなく、葉が柿の葉ずしに使われるなど、さまざまな用途がある植物です。興味のある方は、ぜひ「柿湯」を試してみてください。