【浴室乾燥と乾燥機】それぞれの仕組みを確認
衣類乾燥機には、浴室を乾燥室として利用する浴室暖房乾燥機と、庫内で衣類を乾燥させながら乾かすドラム式衣類乾燥機の2種類があります。
浴室暖房乾燥機の仕組みとは?
浴室の天井や壁に設置し、そこから吹き出す温風で乾燥させる設備です。ドラム式衣類乾燥機に比べて乾燥時間はかかりますが、陰干しにしたほうがよい衣類やデリケートな素材のもの、濡れた靴、外で干した後の仕上げ乾燥など、利用の幅が広いのが特徴です。
ドラム式衣類乾燥機の仕組みとは?
洗濯機の上部などに設置し、ドラム内に入れた衣類を回転させながら、熱風を当てて乾燥させます。浴室暖房乾燥機よりも、洗濯物を速く乾かすことができます。
【浴室乾燥と乾燥機の比較1】乾くスピード
やはり、スピードはドラム式衣類乾燥機が有利です。浴室暖房乾燥機は、ドラム式の衣類乾燥機に比べると、洗濯物を乾かすのに時間がかかります。
【浴室乾燥と乾燥機の比較2】干す手間
浴室暖房乾燥機は、浴室内の物干しに洗濯物を干します。その為、干す作業が必要です。それに対して、ドラム式衣類乾燥機は、洗った後にそのまま乾燥させるので、干す手間がかかりません。
【浴室乾燥と乾燥機の比較3】衣類がシワになりにくいのは?
浴室暖房乾燥機に洗濯物を干す時は、ハンガーなどに掛けるのが一般的です。ハンガーに吊したまま干せるので、シワにならず生地の傷みも少なくてすみます。
ドラム式衣類乾燥機は、乾燥に時間のかかるタイプの機種は、シワになりやすいようです。
【浴室乾燥と乾燥機の比較4】設置スペース
浴室の天井や壁などに備え付けられ、場所をとらない浴室暖房乾燥機に比べ、ドラム式の衣類乾燥機は、洗濯機上部に設置することが多いです。洗濯機上部を棚や収納として使いたい場合はスペースがとられます。
衣類乾燥以外のメリット
ドラム式衣類乾燥機は、衣類を乾燥させるという目的にのみ使えます。
それに対して、浴室暖房乾燥機は、洗濯物を乾かすだけでなく、浴室の乾燥(カビ対策)や暖房機能もあります。最近問題になっている高齢者のヒートショックの防止にも役立てることが出来ます。
どっちがいいの? 浴室乾燥機vsドラム式衣類乾燥機
こんな方には浴室暖房乾燥機がおすすめ!
浴室暖房乾燥機は、洗濯物は基本的には干したいけど、外に干せないことが多く、室内干しはできるだけしたくない方におすすめです。
洗濯物がシワにならず、外で干した後の仕上げ乾燥などにも利用の幅が広いのが特徴です。
浴室のカビ対策や、浴室が寒い季節の暖房など、1台何役にもなるので大変便利です。
また、最近は、浴室暖房乾燥機にミストサウナ機能がついているものもありますよ。
こんな方にはドラム式衣類乾燥機がおすすめ!
できるだけ干したくない、また、衣類乾燥のスピードに特化して選ぶなら、ドラム式衣類乾燥機がおすすめです。
最近は、全自動洗濯乾燥機のような洗濯機と乾燥機が一体型のものも多いですが、「洗濯の洗浄力も大事、でも乾燥もしっかりしたい」という人には、「縦型洗濯機」+「ガス衣類乾燥機(ドラム式)」の組み合わせがおすすめです。
パワフルなガス式の衣類乾燥機なら乾燥時間は電気の3分の1。しかも、コストは電気より3割ほど安くなります。
乾燥時間が圧倒的に短くなるので、帰宅後や入浴中に洗濯機をまわしても、その後1時間ほどで洗濯物を乾かせます。
おわりに
浴室暖房乾燥機とドラム式衣類乾燥機の違いをご紹介してきました。
衣類乾燥機は利用目的やライフスタイルによって選んでみてくださいね。