【洗濯表示の変更とは】新しい洗濯表示はどうなるの?(1)
新たな洗濯記号は、世界共通の国際規格に変更されました。洗濯、漂白、乾燥、アイロン、クリーニングの仕方を表示する5つの記号になり、文字情報はなくなり簡単な記号のみとなります。
洗濯の強さ、水の温度なども細分化され、今まで22種類の記号が41種へと大幅に増えます。
【洗濯表示の変更とは】新しい洗濯表示はどうなるの?(2)
今まで、洗濯の表示にあった長方形の洗濯マークがなくなって、新しい表示ではすべて「たらい」に統一されました。たとえ「たらい」の図形があっても手洗いを意味するとは限らないということになります。
【変更される洗濯表示1】手洗いはどんな表示になるの?
洗濯ができるものは全て「たらい」マークに変更されました。たらいの中に「人の手のマーク」が書かれていれば、手洗いができるという表示になります。
【変更される洗濯表示2】洗濯の強さを表す表示が変わります
これまでは洗濯の強さは「弱」などの漢字で表されていましたが、新しい表示では横棒で強さを表します。通常の強さは横棒がなく、弱が横棒1本、横棒が増えるほど弱い、という意味の表示になります。横棒は力を弱くするマイナス、として考えると覚えやすいでしょう。
【変更される洗濯表示3】温度の高中低という表示も変わります
高中低は「点」で表示され、点の数が多いほど温度を高く、という表示になりました。点を火の数として考えて覚えましょう。火の数が多いほど温度が高くなるということです。
【変更される洗濯表示4】漂白の仕方は三角フラスコ
三角形の記号は、漂白処理を表します。
塩素系及び酸素系漂白剤による漂白処理について表します。
【変更される洗濯表示5】今までにはなかった記号も登場!
乾燥の方法は「自然乾燥」と「乾燥機による乾燥」に分けて表示されます。
自然乾燥は、線の方向と本数とによって方法を表します。
縦線はハンガーなどにつるして干してOK、横線は「平干し」を意味します。
線が二本の場合は、脱水を行わないで「ぬれ干し」を示します。
「乾燥機で乾燥してください」という新しい洗濯絵表示のマークが加わりました。
四角いマークの中に丸が書かれている記号で、丸の中には排気温度の限度が点で表示されます。
乾燥機を使っているお宅では便利な表示ですね。
おわりに
新しい洗濯表示マークは世界共通になりました。洗濯をする時に戸惑わないよう、生活に必要な基礎知識として、洗濯表示の読み方の攻略法を頭に入れておくと便利です。
出典:消費者庁「平成 28年12月1日以降の洗濯表示」