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小学生の自由研究に! バターを作って化学変化を実験【東京ガス 食情報センター】

普段はお店で買ってくるバターですが、実は自分で作ることができます。材料は生クリーム。 どうして生クリームからバターができるのか? 実際に作ってみて原理を学んでみましょう!「食で人生を幸せにする」という考えのもと、子どもたちへの食育活動にも力を入れている、東京ガス 食情報センターがご紹介します。

最終更新日:2023.6.29

目 次

「生クリーム」と同じ乳製品の 「牛乳」、どちらからでもバターは作れるの? 液体なのになぜ固形になるの?

お皿に盛られたバター

TOKYO GAS

食パンに塗ったり、ケーキやお菓子作りに使ったり、日々の料理の味付けに加えたり。さまざまなシーンで役立つ「バター」ですが、実はお店で買ってこなくても、自分で作ることができます。

作り方は簡単! 「生クリーム」をよく混ぜるだけ。

でもどうして液体の「生クリーム」から、固形の「バター」が出来上がるのでしょうか? 同じ乳製品の「牛乳」でも同じようにバターが作れるのでしょうか?

実際にお家で作ってみて、「生クリーム」と「牛乳」どちらでもバターが作れるのか、なぜ液体からバターが作れるのか、学んでみましょう!

実験の準備をしよう!

【実験に必要な材料・器具】

バター作りの材料・器具

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材料

生クリーム200ml (乳脂肪分40%以上)
牛乳 100ml(成分無調整)

器具

瓶など、密閉容器2つ
ゴムベラ(シリコンスプーンなど)1つ
スプーン1つ
タオル(密閉容器を包めるサイズ)
ボウル 1つ
氷水(ボウルに半分ほど)

【準備】

生クリームと牛乳

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  • 氷水は、溶けないように使用直前まで冷蔵庫にいれておきましょう。
  • 生クリームと牛乳は冷蔵庫で冷やしておきましょう。
  • 変化を記録できるよう、カメラや筆記用具を用意しましょう。


密閉容器がない場合、ペットボトルでも作ることができます。その際は、完成し取り出す時はハサミで切ると取り出しやすいです。ハサミやペットボトルの切り口で手を切らないように注意してください。

ここがポイント! 観察しよう。

成分無調整の牛乳は、乳脂肪分は何%かな? チェックしておこう!

まずは「生クリーム」でバター作りにチャレンジ!

【手順1】

密閉容器によく冷やした生クリームを入れて、フタをしっかりと閉めます。

【手順2】

容器に入った生クリームを上下に振る様子

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手の熱が伝わらないように、密閉容器にタオルを巻きます。しっかりと持って、上下に激しく振ります。

ここがポイント! 観察しよう。

5分後、10分後、と生クリームはどんな風に変化するかな? 観察して記録しよう!

【手順3】

とろみのついたバター

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だんだんとろみがついてきますので、時々様子を見ながら振り続けます。

【手順4】

氷水の中で生クリームの入った容器を冷やしている様子

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だんだんホイップ状になってきます。さらに振り続けると、黄色い塊と白い液体に分かれます。
※温度が上がると変化しにくいので、準備しておいた氷水で時々容器ごと冷やしましょう。

【手順5】

バターとバターミルク

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スプーンなどでこねた後「黄色い塊」と「白い液体」をそれぞれ分けて、密閉容器から取り出しましょう。シリコンスプーンなどを使って、残らずにすくうとよいでしょう 。

この「黄色い塊」は「乳脂肪の塊」、すなわちバターです。
「白い液体」は「バターミルク」と呼ばれています。

ここがポイント! 観察しよう。

バターとバターミルクを観察&記録してみよう

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  • 200mlの生クリームから、何グラムのバターが作れたかな? 重さを計ってみよう!
  • 「バターミルク」はどんな味わいがするのかな? 少し舐めてみよう!

次は「牛乳」でバター作りにチャレンジ!

【手順1】

密閉容器によく冷やした牛乳を入れて、フタをしっかりと閉めます。

【手順2】

密閉容器に入った牛乳を上下に振る様子

TOKYO GAS

手の熱が伝わらないように、密閉容器にタオルを巻きます。しっかりと持って、上下に激しく振ります。

ここがポイント! 観察しよう。

5分後に、牛乳はどんな風に変化するかな? それとも変化しないかな? 観察して記録しよう!

【学習のポイント!】衝撃を与え続けると、水分中の乳脂肪はくっつき大きくなる!

バターができる原理

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生クリームには多くの乳脂肪が含まれています。乳脂肪は薄い膜に包まれていた「脂肪球」として、生クリームの中に存在していますが、混ぜたり容器を振ったりして衝撃を与え続けると、この薄い膜が破れて脂肪同士が結び付き、少しずつ大きくなってバターになります。

一方、成分無調整の牛乳は、乳脂肪が少ないことに加えて、「脂肪球」を小さくする処理「ホモゲナイズ」が施されているため、生クリームと同じように容器を振って衝撃を与え続けても、変化がありませんでした。

つまりバター作りには、乳脂肪を多く含み、ホモゲナイズされていない(ノンホモの)液体が必要です。そしてその液体の中の乳脂肪分を分離させるだけの「力」も必要なのです。

もっと実験していろいろ比較してみよう!

塩、はちみつ、ハーブでも試してみよう

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生クリームでバターを作るときに、「塩」を加えると「有塩バター」になります。
はちみつやハーブを混ぜても美味しいですよ。

好きな味を見つけて、自分だけのオリジナルバターを作ってみましょう!

実験が終わったら、おやつタイム!

手作りバターで作る!「簡単スコーン」

手作りバターで作る簡単スコーン

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出来上がった「バター」と「バターミルク」を使って、スコーンを作ってみましょう!

【材料】4個分

[A]
 薄力粉・・・100g
 グラニュー糖・・・10g
 ベーキングパウダー・・・小さじ1
 塩・・・ひとつまみ

バター・・・40g
バターミルク・・・大さじ2

【作り方】

ボールに入れた小麦粉、バターなどをカードで混ぜているところ

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  1. ボウルにAをふるい入れ、小角に切ったバターを入れて、カードなどで細かく刻みながら混ぜます。
  2. バターが小豆くらいの大きさになったら、バターミルクを加えて切るように混ぜます。生地を半分に切って、重ねる作業を数回繰り返します。
  3. 台に出してまとめ、3cm厚さにして、4等分に切ります。
  4. オーブンペーパーを敷いたオーブン皿に並べて焼きます。ガス高速オーブン(予熱あり) 200℃ 約15分


※チョコチップやドライフルーツを2の時にバターミルクと一緒に加えても良いでしょう。

スコーンに添えて食べてみよう!「オリジナルフルーツバター」

フルーツバター

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バターにジャムを混ぜるだけ! 手軽にフルーツバターが出来ます。スコーンに添えて召し上がれ!

【材料】作りやすい量

バター・・・40g
お好みのジャム・・・30g

【作り方】

  1. ボウルにバターを入れて、室温に戻します。
  2. 柔らかくなったバターにジャムを加え、軽く混ぜ合わせます。

オリジナルレシピを作ってみよう!

ワークシート

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実験で作ったバターを使って、オリジナルレシピを作ってみましょう。「ワークシート」は以下からダウンロードできますので、ぜひ活用してみてくださいね。

ワークシートには、自由研究テーマやそのテーマを選んだ理由が書き込めるだけでなく、自分で作ったレシピの材料や作り方、出来上がり写真、工夫した点や感想、家族からの一言が書き込めるようになっています。シートを活用してオリジナルレシピブックを作ってみるのもいいですね。

ワンポイントアドバイス!

  • 生クリームの温度が高くなると固まらず、うまくバターができないことがあります。氷水で冷やしながら作りましょう。
  • 手作りバターは日持ちがしないので、翌日までには食べきりましょう。
  • バターミルクは栄養があるので、飲んだり、料理に使ったりして活用しましょう。

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公開日:2021.6.8

最終更新日:2023.6.29

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