小学生の自由研究に! 冷凍庫を使わずにアイスクリームを作ろう!

バニラやチョコレート、イチゴ味など、おやつの定番の「アイスクリーム」。実は冷凍庫を使わずにあっという間に自分で作ることができます。冷たいアイスクリームをどうやって凍らせずに作るのでしょうか。

作り方は簡単! 「氷」と「塩」を使うだけ!

どうして「氷」と「塩」を使うだけで、冷凍庫がなくてもアイスクリームが出来上がるのでしょうか?

【ミルクアイス】
牛乳･･･75g
生クリー ム･･･25g (乳脂肪分40%以上)
砂糖･･･10g
バニラエッセンス･･･少々

【フルーツアイス】
牛乳･･･100g
好みのかき氷シロップ･･･大さじ2

フリーザーバッグ(大)･･･1枚
フリーザーバッグ(小)･･･2枚
氷･･･500g
塩･･･150g
スプーン･･･1つ

温度計
ストップウォッチ

氷は溶けないように、使用直前まで冷凍庫に入れておきましょう。
牛乳と生クリームは冷蔵庫で冷やしておきましょう。
変化を記録できるよう、カメラや筆記用具を用意しましょう。

フリーザーバッグがない場合、氷と塩を入れたボウルと、アイスの材料を入れたボウルを重ねて冷やしながら作ることもできます。
アイスクリームがボウルの底から固まってきたら、底から返すようにゆっくりと混ぜます。
※フリーザーバッグで作るよりも時間がかかります。

塩を入れる前の氷は何度かな? チェックしておこう!

フリーザーバッグ(小)にミルクアイスの材料とフルーツアイスの材料を入れてしっかりと閉じます。

1. フリーザーバッグ(大)に「氷」と「塩」を入れます。
2. アイスクリームの材料を入れたフリーザーバッグ(小)を入れて、しっかりと閉じます。
3. しっかりと持って、上下に激しく振ります。

※手の熱が伝わらないように、タオルを巻くとよいでしょう。

塩を入れたら氷の温度は何度になったかな?
30秒後、1分後、3分後、5分後、アイスの材料はどんな風に変化するかな? 観察して記録しよう!
アイスクリームが固まりはじめた時、氷の温度は何度だったかな?

5分程度振ると全体が凍ってアイスクリームになります。
※長時間冷たいフリーザーバッグを触り続けないように注意します。

ミルクアイスとフルーツアイスが凍る時間に違いはあったかな?

「氷」と「塩」を合わせると「寒剤」＝「スーパー氷」になる!

どうして塩を混ぜると温度が低くなったのか考えてみましょう。

「氷」＋「塩」のように２つ以上の物質を混ぜて低温が得られる冷却剤を「寒剤」といいます。
「塩」には「氷」をどんどん溶かす性質があり、氷には溶けるときにまわりの熱を奪って冷やす性質があります。
このため、「氷」に「塩」を混ぜると急激に温度が下がります。氷と塩の割合が3：1だと効率よく冷やすことができ－21℃まで冷やせるといわれています。

「砂糖」や「片栗粉」など他の材料でも「寒剤」になるのでしょうか? 「塩」の場合と同じようにアイスクリームが作れるか実験してみましょう。

実際にお家で作ってみて、氷の温度が1番冷たくなる材料は何か調べてみましょう!

ミルクアイスやフルーツアイスはそのまま食べてももちろん美味しいですが、お好みでお家にあるフルーツやビスケット、チョコレートなどを混ぜ合わせて世界でひとつだけのアイスクリームにするのもおすすめです。

手作りのフルーツソースやヨーグルトなどと一緒に、パフェにしても可愛いですね。

手作りアイスは日持ちがしないので、翌日までには食べ切りましょう。

今回の実験を簡単にまとめられるワークシートをダウンロードできます。ワークシートを活用して、自由研究に役立ててくださいね。