自分好みを見つけよう! スープジャー選びの3つのポイント
最近話題のスープジャー。その保温・保冷効果の高さを活かせば、温かいスープから冷たいデザートまで、アイデア次第で便利に使えて、学校やオフィスでのランチやアウトドアなど、いろいろなシーンで頼もしい味方になってくれるアイテムです。
使ってみたいけれど、デザインやサイズがたくさんある中で目移りしてしまって決められない・・・という方に、まずはスープジャーを選ぶときの3つのポイントをご紹介します。
【ポイント1】温度1℃で変わるおいしさ! 保温・保冷効果の高いものを選ぼう
今やスープジャーは「真空断熱構造」の商品が主流になりつつあります。ステンレス1層のみの商品に比べて、6時間も温度をキープしてくれるものもあります。
そもそも真空断熱構造だと、どうして保温・保冷効果が高いのでしょうか? それは、スープジャー本体を2重構造にすることに秘密があります。
一見ただのステンレスびんに見えますが、本体の外壁と内壁の間に真空の空間が存在します。真空の空間には熱を伝える物質がほとんどありません。それが「断熱層」となり、放熱を極限まで抑えることができるのです。
保温・保冷時間と持続温度をよく確かめてから商品を選びたいですね。
【ポイント2】毎日のことだから気になる! お手入れのしやすさ
毎日使うからこそ、お手入れは少しでも楽に済ませたいですね。スープジャーは基本的に本体、内フタ、外フタと大きく3つの構造でできています。真空断熱構造のスープジャーでは本体は食洗機NGのものがほとんどですが、中にはフタのみ食洗機OKのものもあります。
フタのパーツが少なくて取り外ししやすいもの、凹凸の少ないものを選ぶとストレスなくお手入れできます。また、広口タイプを選べば、手を入れて洗いやすいですね。
その他にも、本体の内側の加工にも注目しましょう。主にステンレス製、ステンレスにアクリル樹脂コート製、セラミックコート製などがありますが、セラミックコート製は汚れ落ちが良く、色も付きにくいので洗うのが簡単です。
【ポイント3】ライフスタイルに合わせたサイズと容量を!
一番の悩みどころは容量ではないでしょうか。様々な容量や形状があるスープジャーは、自分のライフスタイルに合わせてチョイスするのがおすすめです。現在販売されているスープジャーは、250~500MLが中心です。容量と料理の参考になる目安をご紹介しますので、作る頻度が高くなりそうな料理で選びたいですね。
また、料理によっては広口設計のほうが食べやすいので、形状も重要です。
最後に、忘れてはいけないポイントは持ち運びにストレスがないこと。スープジャーに料理の重さがプラスされることも考えなければいけません。また、どんなバッグに入れるかということも頭に入れて選びましょう。
スープジャーのおすすめの使い方アイデアとレシピをご紹介!
お気に入りのスープジャーを見つけたら、さっそく毎日のランチで活用してみましょう! 具沢山スープならお腹がしっかりと満たされますし、シメにはデザートが欠かせないという方はひんやりスイーツを入れてもいいですね。持ち運びに便利で、保温にも保冷にも対応しているので春夏秋冬、季節を選ばずに活躍するのでおすすめですよ。
手軽にできる! 保温調理で具沢山スープ
ヘルシーで、お金の節約にもなる手作りのお弁当。野菜たっぷりスープを1品追加すれば、ランチのバリエーションも増えますね。けれど、忙しい朝はお弁当づくりに時間をかけてはいられません。そんな時はスープジャーの保温力を活かして保温調理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。スープはひと煮立ちさせるだけでOKです。時間のかかる「煮込み」の工程をスープジャーに任せしてしまいましょう!
保温調理に失敗しないためのコツは以下になります。料理を始める前にチェックしておきたいですね。
・ スープジャーを使う前に予熱する(スープジャーに熱湯を入れて、フタをせずに5分程度予熱する)
・ 具材は小さいサイズに切る、もしくは別の鍋であらかじめ加熱する(生ものは入れない)
・ 最低でもひと煮立ちさせる
・ 料理をスープジャーに入れたらすぐにフタをする
・ 中身はスープジャーの容量に応じた量ぴったりに入れる
それでは、ランチにぴったりのスープジャーの保温効果を活用した、簡単スープレシピをご紹介します。
お手軽! 「中華風春雨スープ」
【材料(2人分)】
春雨・・・10g
エノキ茸・・・30g
ベーコン・・・1枚
ザーサイ(味つけ)・・・5g
ニンジン・・・20g
[A]
水・・・2カップ
鶏ガラスープの素・・・小さじ1/2
[B]
酒・・・大さじ1/2
醤油・・・小さじ1/2
塩…ひとつまみ
【準備】
スープジャーに熱湯(分量外)を入れ、フタをせずに5分以上予熱します。
【作り方】
1. 春雨は食べやすい長さに切り、スープジャーに入れます。
2. エノキ茸は長さを半分に切り、ベーコンは5mm幅に切ります。
3. ザーサイ、ニンジンはせん切りにします。
4. 鍋にAを入れて火にかけます。沸騰したら2、3、Bを入れコンロ調理タイマーを1分に設定して煮ます。
5. スープジャーに4を入れます。
スープジャーの中で保温調理するので、春雨は水に戻さずに入れます。分量はお持ちのスープジャーに合わせて調整してくださいね。
ランチのシメはひんやりスイーツで!
保温力はもちろん、保冷力にも優れたスープジャーを使えば、朝詰めても昼までしっかり冷やしてくれます。まずは手軽に冷凍したカットフルーツを入れてみるのもおすすめです。
あらかじめスープジャーの中を冷やす「予冷」というひと手間を加えると、よりおいしい温度を長持ちさせることができます。 「予冷」をする場合は料理を入れる前に、スープジャーに冷水を入れて冷やします。十分に冷えたら、冷水を取り出して水気をさっとふき取ると完了。ちょっとの手間で料理のおいしさが変わりますよ!
食後に冷たいデザートでエナジーチャージをすれば、午後の活力になりますね。
それでは、簡単に作れるデザートレシピをご紹介します。
予冷して作る! 「牛乳みかん寒天」
【材料(スープジャー300ml1台分)】
[A]
牛乳・・・200ml
砂糖・・・大さじ2
粉寒天・・・1g
ミカン(缶)・・・100g
【準備】
・ ミカンは冷凍します。
・ スープジャーに氷水(分量外)を入れ、フタをして3分ほど予冷します。
【作り方】
1. 鍋にAを入れて火にかけ、沸騰したらコンロ調理タイマーを1分に設定して煮ます。
2. 1を粗熱がとれるまで冷やします。
3. スープジャーにミカンを入れ、2を入れます。
4. フタをして固まるまで3時間以上保冷します。
スープジャーを予冷するだけで、冷たいデザートをランチに食べられるなんて驚きですね! 簡単なレシピなので、ぜひ試してみてください。
おわりに
いいこと尽くめのスープジャー、早速明日から試してみたくなりましたか? 選び方のポイントを押さえて、自分にぴったりのものを見つけましょう。スープジャーで毎日のランチをさらに充実したものにしたいですね!