毎月のことだからこそキャッシュレス!
電気、ガス、水道などの公共料金の支払い方法が現金払いだと、毎月払込書をコンビニや金融機関に持っていって支払うのが面倒だったり、払込書をなくしてしまって支払い忘れの心配も。
キャッシュレス決済にすると、自動で引き落とされる、自宅にいながらいつでも支払える、といった手軽さもある上に、ポイント付与など現金で支払うよりお得になる場合もあります。公共料金をキャッシュレス決済で支払うメリットと注意点を詳しく解説していきます。
まずは基本から! キャッシュレスで公共料金を支払う方法は3つ
公共料金をキャッシュレスで決済するためには、大きく分けて3つの方法があります。それぞれの決済方法にメリットと注意点がありますが、うまく活用することで現金払いよりも便利に使うことができます。まずはどのようなキャッシュレス決済があるのか確認してみましょう。
【キャッシュレス決済方法1】銀行口座から引き落として支払う
申込用紙に記入し郵送する、もしくはインターネットから手続きできる場合が多いようです。一度手続きしたら、コンビニや銀行にいく必要もなく自動的に銀行口座から引き落とされるようになるので、手間がかからないのがメリットです。さらに、東京ガスの口座振替なら、手続き完了後毎月「口座振替割引」が適用され、55円(税込)お得になります。
注意点としては、その他のキャッシュレス決済に比べてポイント還元などの特典がないことと、申し込みをしても手続きがすぐに完了しない場合があり、手続きが完了するまで払込書で現金払いをする手間があります。引っ越して数ヶ月ほど口座振替ができない可能性もあるので要注意です。
※条件により、特典がある場合もあります。
【キャッシュレス決済方法2】クレジットカード決済で支払う
インターネットから手続きするか、クレジットカード払いを希望する公共料金の会社から申込用紙を取り寄せて郵送する場合が多いようです。口座振替と同様に、一度手続きが完了すると自動的に毎月の公共料金の支払いができるので、現金払いの手間を減らすことができます。
また、支払いに応じてポイントを貯めることができるのも魅力です。ただし、水道料金はクレジットカード決済に対応していないところも多いので、事前にクレジットカード決済ができるのか確認しておくといいですね。
【キャッシュレス決済方法3】スマートフォン決済サービスで支払う
最近注目のスマートフォン決済サービスは、公共料金の払込書に記載されているバーコードをスマートフォンのカメラで読み込ませることで支払うことができるサービスです。口座振替やクレジットカード決済のように最初の手続きは不要で、ご自身のスマートフォンで登録作業を行います。支払い額に応じてポイント還元などの特典がある場合が多いのも魅力です。
ただし、スマートフォン決済では口座振替やクレジットカード決済とは違って自動的に支払いがされるわけではないので、払い忘れや、誤って重複払いしてしまうことには注意が必要です。ですが、アプリから利用履歴がすぐに確認ができるので、払い忘れの心配があるときのチェックはスムーズです。スマートフォンがあれば、いつでもどこでも支払うことができる手軽さもありますね。
スマートフォン決済サービスは他のキャッシュレス決済と比べると利用率はまだまだ低いため、全ての公共料金の支払いをできるわけではない点で注意が必要ですが、これからキャッシュレス化社会が進んでいくと、スマートフォン決済に対応する会社も増えてくることでしょう。
公共料金をキャッシュレスで支払う4つのメリット
現在の日本では、キャッシュレス決済の利用率は約24%(2018年時点)。国の方針では最終的には80%を目指しています。キャッシュレス決済を普及させるため、買い物をしてキャッシュレス決済で支払った場合に付与されるポイント還元政策も2020年6月末まで実施されていたこともあり、これからの支払いの主流はキャッシュレス決済になっていくことが予想できますね。そんな中、公共料金をキャッシュレス決済にすることでどんなメリットが得られるのでしょうか。
【メリット1】手数料がかからない
現金で支払う場合、ATMからお金をおろす時には手数料が発生することも。時間外だと手数料が高くなったり、ATM自体が閉まっていたり。チリも積もれば山となり、回数が増えるほど余計な出費につながります。
口座振替やクレジットカード払いなら手数料もかからず、自動で引き落とされるので、払い忘れもなく安心です。クレジットカード払いの場合、年会費がかかるものも多いですが、年会費無料のクレジットカードもあるので、上手に活用できるといいですね。
スマートフォン決済も残高にチャージをする際に大半は手数料がかからなく、登録している銀行口座からチャージできるものがほとんどです。
【メリット2】レジや窓口の前でバタバタおろおろ・・・がなくなります!
レジや窓口での支払いは、持ち合わせがうっかり足りなかったり、財布から小銭を取り出すのに手間取って時間がかかることはよくありますね。その間コンビニのレジには長蛇の列が、なんてことも。
忙しい毎日の中でATMに並ぶ時間や手間を省くことができるだけで気持ちにゆとりが生まれますね。
【メリット3】ポイントが貯まる!
ポイントの還元率は様々ですが、クレジットカード決済やスマートフォン決済では支払った金額に応じてポイントがつくものもあります。公共料金の支払いでポイントが貯まるのは嬉しいですね。
口座振替では通常ポイントは貯まりませんが、銀行によっては利用料金が多い場合や給与振込口座指定や公共料金支払いを条件に、コンビニATM手数料が無料になるサービスを行っているところなどもあるので、キャッシュレス化にするメリットは大きいようです。
【メリット4】利用履歴の管理が簡単!
クレジットカード決済では支払い履歴が確認できますし、スマートフォン決済では支払い履歴を確認できるだけでなく、家計簿アプリと連動させることができるものまであります。
口座振替の場合には通帳に支払い履歴が記載されますが、最近では各金融機関が、支払い履歴の確認や振込などができるアプリを提供している場合もあります。家計簿をつけている方もいると思いますが、キャッシュレス決済にすることで家計管理が楽になるかもしれませんね。
公共料金をキャッシュレスで支払うときの注意点
現金払いに比べるとキャッシュレス決済にはたくさんのメリットがありましたが、支払う際の注意点も。以下でご紹介していきます。
コンビニや銀行の窓口でキャッシュレス決済はできる?
実は公共料金の支払いのような「収納代行サービス」は現金決済が基本。そのため公共料金をコンビニなどのレジや銀行の窓口で支払う場合には、クレジットカード決済やスマートフォン決済ができない場合が多く、現金での支払いが基本となります。ただし、銀行の窓口で公共料金を支払う場合には、対応した銀行の口座を持っていれば口座から直接支払うこともできます。
領収証レス、確認はスマートフォンで
クレジットカード決済・スマートフォン決済では紙の領収証が発行されないので、確定申告などで領収証が必要な場合には注意が必要です。
東京ガスの料金支払いに使えるスマートフォン決済サービスとそれぞれのポイント
これからキャッシュレス決済を試してみよう、という方にはいつも身近に持ち歩くことが多いスマートフォンで行うスマートフォン決済が始めやすいかもしれません。
公共料金の支払いに対応しているスマートフォン決済サービスもどんどん登場しています。ここでは東京ガスの料金支払いで利用できるスマートフォン決済サービス各社の特徴とポイント還元率などを一挙にご紹介します。
PayB決済サービスでの支払い
PayBは払込書に記載されているバーコードをスマートフォンでスキャンして、事前に登録した銀行口座から料金を支払うことができるスマートフォン決済サービスです。特徴としては他のスマートフォン決済サービスのように店舗での買い物に利用できないため、公共料金の支払いに特化したスマートフォン決済サービスというところです。
LINE Pay請求書支払いでの支払い
LINE Payは約7,500万人が利用しているSNSアプリの「LINE」アカウントがあれば簡単に利用ができるので、スマートフォン決済初心者の方には使いやすい方法かもしれません。「Visa LINE Payクレジットカード」というLINE公式のクレジットカードとLINE Payを連携させて支払えば、高いポイント還元率を受けることができるのも特徴です。
PayPay請求書払いでの支払い
CMでもよく放送されており、対応している店舗・オンラインストアの多さもあって、利用しやすいスマートフォン決済アプリとなっています。知名度も高く、高いポイント還元キャンペーンもニュースで話題になったこともあるため、とりあえずダウンロードしてみたという方もいらっしゃることでしょう。対応店舗も他のスマートフォン決済サービスに比べて多いので、アプリを増やさずにまずはPayPayを試してもいいかもしれませんね。
楽天銀行コンビニ支払サービスでの支払い
楽天銀行に口座がある方なら、アプリをダウンロードし払込書のバーコードを読み取ることで、コンビニや銀行に行かずに公共料金の支払いをすることができます。楽天銀行の口座から直接決済されるため、すでに楽天銀行の口座をお持ちの方にはおススメの支払い方法といえるでしょう。
公共料金の支払い1回につき、10ポイントが貯まり、そのポイントを楽天グループ内でのサービスや、対応店舗での支払いなどにも使える点は、すでに楽天のサービスを利用している方には嬉しいポイントですね。
au PAY請求書支払いでの支払い
携帯電話、通信会社のイメージの強いauですがスマートフォン決済サービスのau PAYも取り扱っています。auユーザでなくても利用ができること、また、他のスマートフォン決済サービスでは残高チャージにクレジットカードを利用できなかったり限られたクレジットカードしか対応していないことが多いのですが、残高にチャージ可能なクレジットカードが比較的多いのが特徴となっています。
FamiPay請求書支払いでの支払い
コンビニエンスストアのファミリーマートの公式アプリ「ファミペイ」を使用して支払う方法です。通常ファミペイアプリの電子決済では、200円につき1円相当のFamiPayボーナスが付与されますが、公共料金などの支払いの場合は、1件につき10円相当のFamiPayボーナスが付与されます。ボーナスポイントは、アプリ内でチャージすることで、買い物などに利用できるようになります。よくファミリーマートを利用される方には、ポイントが貯まってお得に買い物もできる嬉しいサービスですね。
d払い請求書払いでの支払い
d払いとは、docomoが提供するスマホ決済サービスです。docomoユーザーにはおなじみのd払いですが、実は専用アプリをインストールしてdアカウントを取得することで、どなたでも利用することができます。docomoユーザーであれば、d払いの決済料金と毎月の携帯電話利用料とを合算して支払える、電話料金合算払いができるのが他のスマホ決済サービスにはない特徴です。ただし、請求書払いの場合の支払い手段は、「d払い残高」のみになるので、事前にチャージしておくのを忘れないよう注意しましょう。
※スマートフォン決済に関する情報は2021年9月2日時点のものです。
※一度に支払える上限額は、東京ガスの料金支払いの場合の上限額です。
※ポイント還元については、各決済事業者のホームページをご確認ください。
おわりに
現金払いに比べると、キャッシュレス決済は支払いの手間が減ることが最大のメリットといえます。また、決済方法によっては毎月かかる公共料金でポイントも貯めることができるのも魅力ですね。キャッシュレス決済にすると、お金の使い過ぎが心配、という方は、上限額が少ないサービスを利用する、自分で上限額を設定するなどするとよいかもしれません。それぞれのメリット・注意点を比較してみて、自分にあった支払い方法を見つけていけるといいですね!
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