毎月のことだからこそキャッシュレス!

iStock
電気、ガス、水道などの公共料金の支払い方法が現金払いだと、毎月払込書をコンビニや金融機関に持っていって支払うのが面倒だったり、払込書をなくしてしまって支払い忘れの心配も。
キャッシュレス決済にすると、自動で引き落とされる、自宅にいながらいつでも支払える、といった手軽さもある上に、ポイント付与など現金で支払うよりお得になる場合もあります。公共料金をキャッシュレス決済で支払うメリットと注意点を詳しく解説していきます。
まずは基本から! キャッシュレスで公共料金を支払う方法は3つ

iStock
公共料金をキャッシュレスで決済するためには、大きく分けて3つの方法があります。それぞれの決済方法にメリットと注意点がありますが、うまく活用することで現金払いよりも便利に使うことができます。まずはどのようなキャッシュレス決済があるのか確認してみましょう。
【キャッシュレス決済方法1】銀行口座から引き落として支払う
申込用紙に記入し郵送する、もしくはインターネットから手続きできる場合が多いようです。一度手続きしたら、コンビニや銀行にいく必要もなく自動的に銀行口座から引き落とされるようになるので、手間がかからないのがメリットです。
注意点としては、その他のキャッシュレス決済に比べてポイント還元などの特典がないことと、申し込みをしても手続きがすぐに完了しない場合があり、手続きが完了するまで払込書で現金払いをする手間があります。引っ越して数ヶ月ほど口座振替ができない可能性もあるので要注意です。
※条件により、特典がある場合もあります。
【キャッシュレス決済方法2】クレジットカード決済で支払う
インターネットから手続きするか、クレジットカード払いを希望する公共料金の会社から申込用紙を取り寄せて郵送する場合が多いようです。口座振替と同様に、一度手続きが完了すると自動的に毎月の公共料金の支払いができるので、現金払いの手間を減らすことができます。
また、支払いに応じてポイントをためることができるのも魅力です。ただし、水道料金はクレジットカード決済に対応していないところも多いので、事前にクレジットカード決済ができるのか確認しておくといいですね。
【キャッシュレス決済方法3】スマートフォン決済サービスで支払う
最近注目のスマートフォン決済サービスは、公共料金の払込書に記載されているバーコードをスマートフォンのカメラで読み込ませることで支払うことができるサービスです。口座振替やクレジットカード決済のように最初の手続きは不要で、ご自身のスマートフォンで登録作業を行います。支払い額に応じてポイント還元などの特典がある場合が多いのも魅力です。
ただし、スマートフォン決済では口座振替やクレジットカード決済とは違って自動的に支払いがされるわけではないので、払い忘れや、誤って重複払いしてしまうことには注意が必要です。ですが、アプリから利用履歴がすぐに確認ができるので、払い忘れの心配があるときのチェックはスムーズです。スマートフォンがあれば、いつでもどこでも支払うことができる手軽さもありますね。
スマートフォン決済サービスはクレジットカードと比較すると利用率は低いですが、2021年から2023年にかけて決済額も倍以上増加しており、今後もさらに増加していくと予想できるでしょう。
公共料金をキャッシュレスで支払う4つのメリット

iStock
経済産業省の2023年「消費者実態調査の分析結果(サマリー)」によれば、日常生活において「7~8割程度以上キャッシュレスを利用する」と回答した人が全体の54%となり、キャッシュレス決済は消費者に広く浸透していることがうかがえます。
また、現在の日本でのキャッシュレス決済の利用率は約39.3%(※)と、2025年の4割達成に向けて堅調に上昇しており、国の方針では最終的には80%を目指していることから、これからの支払いの主流はキャッシュレス決済になっていくことが予想できますね。そんな中、公共料金をキャッシュレス決済にすることでどんなメリットが得られるのでしょうか。
※参照:経済産業省「2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました」
【メリット1】手数料がかからない
現金で支払う場合、ATMからお金をおろす時には手数料が発生することも。時間外だと手数料が高くなったり、ATM自体が閉まっていたり。チリも積もれば山となり、回数が増えるほど余計な出費につながります。
口座振替やクレジットカード払いなら手数料もかからず、自動で引き落とされるので、払い忘れもなく安心です。クレジットカード払いの場合、年会費がかかるものも多いですが、年会費無料のクレジットカードもあるので、上手に活用できるといいですね。
スマートフォン決済は、バーコード読み込みで必要となる払込書の発行は有料(220円/月(税込))ですが、残高にチャージをする際に大半は手数料がかからず、登録している銀行口座やクレジットカードからチャージできるものがほとんどで、払込書がお手元にあればいつでもどこでも支払うことができます。
【メリット2】レジや窓口の前でバタバタおろおろ・・・がなくなります!
レジや窓口での支払いは、持ち合わせがうっかり足りなかったり、財布から小銭を取り出すのに手間取って時間がかかることはよくありますね。その間コンビニのレジには長蛇の列が、なんてことも。
忙しい毎日の中でATMに並ぶ時間や手間を省くことができるだけで気持ちにゆとりが生まれますね。
【メリット3】ポイントがたまる!
ポイントの還元率はさまざまですが、クレジットカード決済やスマートフォン決済では支払った金額に応じてポイントがつくものもあります。公共料金の支払いでポイントがたまるのはうれしいですね。
口座振替では通常ポイントはたまりませんが、銀行によっては利用料金が多い場合や給与振込口座指定や公共料金支払いを条件に、コンビニATM手数料が無料になるサービスを行っているところなどもあるので、キャッシュレス化にするメリットは大きいようです。
【メリット4】利用履歴の管理が簡単!
クレジットカード決済では支払い履歴が確認できますし、スマートフォン決済では支払い履歴を確認できるだけでなく、家計簿アプリと連動させることができるものまであります。
口座振替の場合には通帳に支払い履歴が記載されますが、最近では各金融機関が、支払い履歴の確認や振込などができるアプリを提供している場合もあります。家計簿をつけている方もいると思いますが、キャッシュレス決済にすることで家計管理が楽になるかもしれませんね。
公共料金をキャッシュレスで支払うときの注意点

iStock
現金払いに比べるとキャッシュレス決済にはたくさんのメリットがありましたが、支払う際の注意点も。以下でご紹介していきます。
コンビニや銀行の窓口でキャッシュレス決済はできる?
実は公共料金の支払いのような「収納代行サービス」は現金決済が基本。そのため公共料金をコンビニなどのレジや銀行の窓口で支払う場合には、クレジットカード決済やスマートフォン決済ができない場合が多く、現金での支払いが基本となります。ただし、銀行の窓口で公共料金を支払う場合には、対応した銀行の口座を持っていれば口座から直接支払うこともできます。
領収証レス、確認はスマートフォンで
クレジットカード決済・スマートフォン決済では紙の領収証が発行されないので、確定申告などで領収証が必要な場合には注意が必要です。
おわりに
現金払いに比べると、キャッシュレス決済は支払いの手間が減ることが最大のメリットといえます。また、決済方法によっては毎月かかる公共料金でポイントもためることができるのも魅力ですね。キャッシュレス決済にすると、お金の使い過ぎが心配、という方は、上限額が少ないサービスを利用する、自分で上限額を設定するなどするとよいかもしれません。それぞれのメリット・注意点を比較してみて、自分にあった支払い方法を見つけていけるといいですね!
毎月のガスと電気の使用量や支払い金額をスマートフォンでチェック

TOKYO GAS
東京ガスのmyTOKYOGASは、毎月のガスや電気の使用量や料金を確認できる登録無料のWeb会員サービスです。
myTOKYOGASのご利用によってポイントがたまるサービスや、省エネにつながる便利なサービス、生活に役立つ情報をお届けするサービスもあります。登録がまだの方はぜひご登録ください。