共働きでも毎日手作り!? 共働きママが食事の支度にかける時間とは?
毎日の食事の支度、時々億劫になることはありませんか? 仕事に育児、家事と忙しい中で、できるだけ時短したいという人は少なくありません。
一体、共働きのママは、日々どれくらい食事を手作りし、時間をかけているのでしょうか?
東京ガス都市生活研究所の調査によると、「共働きママの約8割が毎日夕飯を手作りしている」「食事の支度時間はどの年代でも1時間以内に済ませている」ということがわかりました。
共働きママが忙しい中でも短時間で工夫して夕食を手作りしている傾向がうかがえます。調査の詳細と料理の時短のコツもご紹介します。
夕食、週に何回作ってますか?
共働きママの約8割がほぼ毎日夕食を作る!? 週2日以下の人たちは◯%!
忙しい時は、惣菜や出前などで料理の手間を省きたくなりますが、東京ガス都市生活研究所の調査によると、約8割の共働きママがほぼ毎日夜ご飯を作っているそう。忙しくても「家族のために温かく栄養のある食事を」と準備している様子がうかがえますね。
食事の支度時間は短縮傾向に! どんな工夫をしてるの?
夕食を作る時間【1時間未満】の割合
夕食を作る時間が1時間未満の共働きママはこの20年で増加傾向に。またどの年代でも半数以上の人が夕食の支度を1時間未満で行っています。
1時間以内で食事の支度を終わらせるために、どんな工夫をしているのでしょうか?
ママたちが実践している方法も含め、オススメの時短のコツを7つご紹介します。
【食事の支度時間の時短法1】レシピはネットで検索!
料理の参考にする情報(上位10項目)
「食事の支度より、何を作るか決めるのに時間がかかる」という人は少なくないようです。
同調査の結果によると、「献立を考える時間は20分以内」というママが約8割を占めます。あまり時間をかけずに支度を開始しているようです。
献立が決まらない時の救世主はインターネットのレシピサイト。約7割のママがインターネットのレシピサイトを参考にしているという結果です。
冷蔵庫にある食材名で検索すると、料理のアイデアを得られるサイトも多数ありますよ。献立に悩んでしまったら、インターネットでレシピを検索してみてくださいね!
【食事の支度時間の時短法2】まとめて下ごしらえしておき、冷凍保存しておく
安い食材をまとめて買い、冷凍保存することがよくある
安い食材をまとめ買いして冷凍保存しているママは約6割。下ごしらえした状態で保存しておけば、食事の支度時間を短縮できます。さらに、節約効果も期待できますよ!
水気をシッカリ切って保存するのがコツ。冷凍前にカットや下茹でなどの下ごしらえをしておくと、後で料理しやすいですよ。
【食事の支度時間の時短法3】市販の冷凍食品を利用する
市販の冷凍食品を利用することがよくある
「市販の冷凍食品をよく使う」と答えた共働きママは約4割。お弁当の一品や忙しい時のおかずに冷凍食品は便利ですよね。
「唐揚げや餃子など調理済みで温めれば食べられるもの」「枝豆など茹でて解凍すれば良いもの」「茹で野菜など料理の食材として使えるもの」など、様々な冷凍食品があります。
ライフスタイルや好みに合わせて試してみてくださいね。
【食事の支度時間の時短法4】合わせ調味料を使う
合わせ調味料を使う事がある
料理の決め手はやはり味付け。でも毎回ドレッシングを作ったりするのは大変ですよね。
そんな時に活躍するのが「合わせ調味料」。「すし酢」「三杯酢」「焼き肉のたれ」など用意しているだけで、味付けのバラエティを簡単に増やせます。最近は本格的な味わいの商品も多いと評判ですよ。
いくつかストックしておくと便利ですね。
【食事の支度時間の時短法4】材料と調味料を合わせた「調理キット」を使う
材料と調味料がセットになった「調理キット」を使っている
調理キットとは、下ごしらえ済の材料と調味料がセットされたもの。同封されたレシピに従って調理します。15分〜20分と短い調理時間で完成するのが特徴。
「この食材、どんな味付けにしようかな?」と悩まなくて済みます。また万人受けする味に整えてあるため、失敗しにくいのが特徴です。
同調査では約2割弱の方が使っているという結果が出ました。まだまだ普及率は低いですが、手作りの良さと献立を考える時間の短縮を兼ね備えた時短のコツの1つです。自分では選ばないようなレシピに出会えるのも楽しいですよ。
【食事の支度時間の時短法5】半調理品を利用する
味付け済みの肉や魚をよく使う
味付け済みの肉や魚を使えば、煮焼きするだけですぐにメイン料理が完成します。調理作業の中で「包丁とまな板を取り出して肉や魚をカットする」「調味料を計量する」という手間がなくなるのは大きいもの。料理の時短に大きく貢献してくれるテクニックです。
約4割の共働きママが「あてはまる・ややあてはまる」と回答しています。
【食事の支度時間の時短法6】デリバリーフードを活用する
同調査によると約8割の共働きママが毎日のように夕食を作っています。視点を変えると残りの約2割はデリバリーやお惣菜を活用したり、外食しているということが予想されます。
毎日、食卓に並ぶ全ての料理を作るのは大変なもの。たまにはデリバリーやお惣菜、外食を活用するのも楽しいですよ。
デリバリーなら小さなお子さんがいても使いやすいのがメリットです。例えば、サラダは手作りにしてピザは注文するなど、デリバリーを上手に活用するのも良いですね。
【食事の支度時間の時短法7】一度に複数の料理まとめて作って時短
一品ずつ作ると時間がかかってしまいますよね。でも、ガスコンロとグリルをうまく活用すると4品まとめて作ることができますよ。
写真の例では、かぼちゃのペンネ・サーモンのフリットチーズ風味・ラタトゥイユ風・ぶどうのソースがけバニラアイスの4つをまとめて調理しています。デザートまで一度に調理できると、支度時間が一気に短縮できそうですね。
以下では、20分で4品同時に作れる時短献立をご紹介しています。ぜひお試しください。
おわりに
毎日の食事の支度、時に億劫になることもありますよね。より負担なく楽しく支度できるよう、時短アイデアを取り入れてみてくださいね。
出典:東京ガス都市生活研究所 都市生活レポート 「子育てママの食事情 2016」