親子で楽しむ料理教室「キッズ イン ザ キッチン」
東京ガスが定期的に開催している、調理体験を通して食・環境への関心を深める親子料理教室「キッズ イン ザ キッチン」。1992年に始まってから25年以上も続く人気の講座なんです。
偏った食生活やフードロスなど、私たちの食や環境を取り巻く問題は深刻化しています。
東京ガスでは、子どもが食材について学んだり、料理する場を作ることで、環境を考えた食の自立と五感の育成を目指しています。
また、入会金不要で一回完結型というのも人気の理由。「月謝を払ったのに行けなかった」、「期間内にチケットを消化できなかった」ということもなく、気軽に参加できます。
※一部コースは除きます
「キッズ イン ザ キッチン」では、4歳~小学校2年生までのお子さんと保護者が2人1組になって行う「親子クラス」と小学3〜6年生の子どもが対象の「子どもクラス」があります。
今回は、東京ガスキッチンランド川崎教室で開催された「親子クラス」を取材してきました。
【料理教室】劇場版「若おかみは小学生!」のタイアップ企画
今回の講座は、9月21日に全国ロードショーされる劇場版「若おかみは小学生! 」のタイアップ企画です。
「若おかみは小学生! 」は、児童文学「講談社 青い鳥文庫」の人気シリーズ。事故で両親を亡くし、祖母の温泉旅館「春の屋」で若おかみとして修行することになったおっこ(関 織子)が、旅館に来るお客様を笑顔にするために、日々奮闘する様子が描かれる物語です。
今回は、劇中でおっこが考案する「露天風呂プリン」を実際に作ってみます。
気になる当日のメニューは!?
当日のメニューはこちらです。
○お月見ウサギと野菜のカラフルピラフ
ベーコン、サツマイモ、ニンジン、ブロッコリーを入れた彩りのよいピラフにウサギに見立てたウインナーを飾ります。
〇きのことチキンのとろ~りスープ
シメジ、エノキ、鶏肉入りのスープに溶けるチーズを加えます。
○黒豆の「露天風呂プリン」
黒豆をピュレにしてプリン液に混ぜ込み蒸し焼きにします。カラメルソースと栗の甘露煮を飾ります。
劇場版「若おかみは小学生! 」に登場する主人公おっこが作り、旅館の名物になる「露天風呂プリン」を再現しています。
早速、料理教室スタート! まずは作業の説明から
まずは、基本的な料理のやり方と当日の作業の説明から始まります。当日学んだことや、料理のレシピをもらえるのも嬉しいポイント。家に帰ってからも楽しめますね。
スタッフの説明を聞きながら、一生懸命メモをとるお子さんもいらっしゃいました。
当日はこのような資料が配布されます。基本的な調理方法だけではなく、「ごみを減らす野菜の切り方」や「エネルギーを上手に使うためのポイント」など、環境に配慮した調理方法も学ぶことができるんです。
ちょっと不安な包丁も、東京ガスの料理教室なら安心です。包丁の持ち方、野菜をおさえる手の形、切り方、使い終わったあとの置き方まで、丁寧に説明してくれます。
モニターに講師の手元がしっかりと写るので、扱い方や作業の工程が分かりやすいのも良いですね。
親御さんにサポートしてもらいながら料理スタート!
今回の教室では、親御さんとお子さんのペアが2〜3組ずつ、3グループに分かれていました。各グループごとに調理台が割り当てられて、それぞれにサポートしてくれる講師が1人ついています。
作業は基本的にお子さんが主体で、それを親御さんがサポートする形で行います。
参加者全員が一連の作業が体験できるように、講師が仕切ってくれることも嬉しいポイント。グループ内で作業量が偏ることもありません。
「キッズ イン ザ キッチン」ではお子さんが自立的に料理を楽しんでもらうために、「美味しい」と分かる感性を育てることを大切にしています。
そのために料理の途中で、「煮立った時の音はどうか」、「見た目に変化があるか」、「香りはどうか」など、五感を働かせて感じるよう、講師が声がけを行います。子どもたちも興味津々でした。
包丁の扱いも各グループの講師が見てくれるので安心です。また、あらかじめ誰でも切りやすい形にカットしているので、安全に作業を進めることができます。
「今回の料理教室で初めて包丁を使った」というお子さんもいましたが、上手に野菜を切っていました。
ガスコンロのスイッチを入れてレシピ通り火を設定するのも、もちろんお子さんが担当します。火が点火する時や火加減を調整して炎が変化する様子など、興味深そうに見ていました。
料理するだけではなく、使った後の片付けもしっかり行います。食器や調理器具がある程度溜まったら、自主的に洗い物をするお子さんもいました。
作るだけではなくきちんと片付けるという、一連の流れを通して食の自立を育てることも「キッズ イン ザ キッチン」の特徴です。
いよいよ完成! 楽しい盛り付けタイム
前半で調理した「黒豆の露天風呂プリン」と「カラフルピラフ」が出来上がる頃には、いよいよ講座も終盤に。ここからは、「きのこと鶏肉のとろ〜りスープ」を完成させて、盛り付け作業に入ります。
野菜と一緒に炊いたピラフを開けると、ふわ〜っとバターの香りが漂い、大変美味しそうでした。やっぱり出来上がりの瞬間はワクワクしますよね。各テーブルで「できた!」「美味しそう!」と嬉しそうな声が聞こえました。
ピラフを盛り付けてブロッコリーを飾り付けた後は、いよいよウィンナーで作ったウサギを盛り付けます。その後は、黒ごまで目をつけるウサギの顔作り。飾り付けをしている時の表情は、真剣そのものです。
飾り付けが終わった後は、どのお子さんもキラキラした笑顔で達成感に溢れていました。
飾り付けが終わったら、テーブルをセッティングします。最初は緊張していた子どもたちも、料理教室の終盤にはすっかり仲良し。お互いに協力して食事の準備を進めていました。
ついに完成! 出来上がった料理をみんなでいただきます
準備が整ったら、いよいよ実食タイム。みんなで手を合わせて「いただきます」の挨拶をします。その後は、一緒に料理を作ったグループ内で楽しそうに食事をしていました。
各テーブルから「美味しい!」「楽しかったね!」という会話や笑い声が聞こえる、賑やかな雰囲気に。ピラフのおかわりをもらいに行くお子さんもいました。
食べ終わったら、自分のお皿の片付けまでしっかり行います。東京ガスが目指す食の「自立」を大切にしており、最後まできちんと自分でやることを推奨しています。
どのお子さんも、後片付けまでしっかりと行っていました。
参加された親御さんの声を伺ってみました
今回参加された親御さんに、なぜ東京ガスの料理教室を選んだのか伺ってみました。
●「普段自宅では作らないような料理を作れるのが、子どもにとっていい経験になると思った」
●「東京ガスの料理教室には何回か参加している。毎回楽しい思い出が作れるので今回も参加した」
●「下にさらに小さい子がいるので、普段はあまり子どもとの時間が取れない。今回は子どもの誕生日ということもあり、2人で楽しめる時間を作ろうと思った」
など、様々なご意見をいただきました。子どもに普段とは違う経験をさせてあげられるだけではなく、親子で触れ合う時間が持てるのも人気の理由のようです。
「キッズ イン ザ キッチン」を取材して思ったこと
今回取材して気づいたこと。それは、「子どもたちに自立心が芽生える瞬間を肌身で感じられる」、ということです。
最初は講師や親御さんが声をかけてサポートする面が多かったのですが、最後は自主的に洗い物をしたり、食事の準備を始める子が多くいました。きっと「自分でできた」という経験が自信につながり、自立心を持つきっかけになるのでしょう。
「キッズ イン ザ キッチン」は、このように子どもの変化を直に感じることができる教室でした。
「キッズ イン ザ キッチン」以外にも! 東京ガスの料理教室
東京ガスの料理教室は、なんと1913年(大正2年)から100年以上にわたって料理教室を開催しているんです。首都圏で年間8万人のお客さまに“炎の調理のおいしさや楽しさ”をお届けし続けています。
「キッズ イン ザ キッチン」他に、初心者から上級者、男性向けなど、豊富なコースがありますよ! 初めての方限定の「トライアルコース」は1回1,500円(税込)で参加できるので、お気軽に参加してみてくださいね。
おわりに
今回講座に参加された方々は、以前も東京ガスの料理教室に参加したことがある親子がほとんどでした。それほど、お子さんにとっても親御さんにとっても楽しい時間なのですね。また、子どもの自立心を自然と育みながら、親子の絆を深める良いきっかけにもなると思います!
ぜひお申し込みくださいね。(定員を上回るお申込みがあったコースは抽選になります。)