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【事例:建築家と建てるプロジェクト】二世帯オーナー邸付賃貸マンション建築の流れ(2)

土地活用のために最近注目されている「賃貸併用住宅」。快適な自分たちの住まいと賃貸住宅入居者の双方に満足いくマンションを建てるにはどうすればいいのでしょうか? 実際に建築家と「賃貸併用住宅」を建てた物件の起工式から竣工までの流れ・様子を、5回に分けてお届けします。【リビングデザインセンターOZONE:家づくりのサポートメニュー「OZONE家design」のお客さまの実例より】

最終更新日:2023.3.14

目 次

【工事の様子】壁の鉄筋を組む

壁の鉄筋を組む

OZONE

前回(1回目)は、起工式・杭の施工の様子をお届けしました。
2回目の今回は壁配筋の様子からお届けしていきます。

壁配筋は、壁の鉄筋を組むことで、まず確認することは、

・適正なコンクリートのかぶり厚さが確保されているか
・配筋の種類に誤りは無いか
・鉄筋の本数に不足は無いか 

などの構造の部分です。
写真は地上1階の確認の様子です。

壁のチェック

OZONE

さらに壁の型枠が塞がれる前に、

・設備の配管を通す貫通孔が鉄筋と必要な離隔が確保されているか
・電気の配線用の配管に雨水が侵入しにくいように上方から配管されているか

など構造以外の部分もチェックを実施します。

今回ご利用いただいている「OZONE家design(新築コンサルティング/フルコース)」の中には、工事中確認として現場監理レポートという書式を用意しています。

9回に渡り、建築家よる工事監理と工事会社の現場監督が、工事中重要なポイントをチェックし、その内容を建主にお届けするものです。

点検の様子

PIXTA

今回の内容を含め、毎回のレポートには沢山のチェックポイントが記載されていて、それらが検査された事を建主にも確認していただきます。

各回のレポートには、建築家からのコメントや打合せの上、変更した事があれば、その変更内容が工事段階の現場監理レポートに記載されます。

建主は、変更に関する工事金額の見積書を事前に提出してもらい、確認してから決めることが大切です。 

知らないうちに変更されたことで、後から高額な請求が来てビックリ・・・なんていうことにならないよう、この段階でもしっかり確認をします。

こうして壁配筋の確認が完了した後に、コンクリートの壁を打上げていきます。

【工事の様子】途中経過の確認

工事の途中確認

OZONE

続いて地下1階、地上3階の全てのコンクリートが打ち上がった後の、工事確認の様子をお届けします。

建主であるお母様、息子さんご家族、建築家、工事会社の現場監督、OZONEのインスペクターが一堂に会して行われます。

インスペクターは、物件を担当している建築家や工事会社とは別に、工事現場の様々なチェックと建物の進捗を確認するスタッフです。

「OZONE家design(新築コンサルティング/フルコース)」のシステムでは、工事の進捗の割合に合わせて、工事金額を分割で支払う条件の工事請負契約書を提供しています。

今回の工事中確認は、全9回の現場監理レポートのうち5回目の提出となります。このレポートは、建築家と現場監督が建主に最上階のコンクリート打設までの施工状況を報告するものです。

分割した工事金額のお支払いとしては3回目となり、とても重要な確認のタイミングです。

数人で確認

OZONE

厳重に管理された、現場の入口を現場監督に開けてもらいます。
道路から直接入る階が、地下1階となっています。

現場監督が現場事務所から建主さん用にヘルメットを持って来てくれました。
初めは建物内地下1階にて、工事中の現場確認と共に、工事の進捗状況報告、請負契約時の内容再確認などを行います。

建主の方の工事中の疑問、質問にもお答えいただきます。
この工事中確認の日はとても暑い日でしたので、現場内で大きな扇風機を回してくれまし
た。お気遣いに感謝です!

黄色いヘルメットをかぶっているのがインスペクター、マスクをしている人がマンション
の設計監理を多く手掛けていらっしゃる、OZONE登録の建築家です。

工事中の天井

OZONE

屋上から下階へ全員で回ります。インスペクターは、いくつもの項目を確認しています。
最上階の3階は、屋上を支える型枠がもう暫らくで取り外されます。

まだコンクリートが強度を高めている最中です。

フローリング材

OZONE

賃貸部分と、オーナー邸の床フローリングの現地での最終確認です。
「この場所に貼られますよ。確認して下さい。」と現場の太陽光の下で見ていただきます。

建主であるお母様は、ドライエリアのある地下1階のお部屋です。
地下とはいえ、敷地が道路より1.5Mほど上がっているので、掘り込んだ部分が地下1階という事で、半分だけ埋まっている感覚です。

ドライエリアの外に、昔からあるモミジの木が残されています。
また今年も紅葉してくれるでしょうか?


この続きは、第3回でご紹介します。第3回は、引渡し前確認の意義と、物件の賃貸部分を中心とした建物の概要をご紹介します。

自転車好きな建主がコンセプトとして選んだのは、自転車愛好家やSOHOとしての利用です。
個性的な物件の内部は、どのようになっているのでしょうか?!

選ばれ続ける! 知恵を集めた賃貸集合住宅セミナー

セミナーの様子

OZONE

OZONEで開催している無料の住まいづくりセミナーの1つに、賃貸事業を検討されている方に向けた講座があります。

借り手から選ばれ続け、オーナー自身も長く満足できる集合住宅を作るための様々な計画の知恵をお伝えしています。

(このイベントは終了しています)

この物件でご利用いただいたのは、OZONEの家づくりサポートメニュー「OZONE家design」です。
(※新築コンサルティングのフルコース+賃貸マンション計画コースをご利用いただいています)

住まいのご相談はOZONE家designへ

OZONE家design

リビングデザインセンターOZONEでは、住まいづくりのサポートメニュー「OZONE家design」をご提供しています。住まいづくりコンサルタントが、新築・建て替え・リノベーションなど、お客さまそれぞれの家づくりのご要望に合わせてご対応します。

「リビングデザインセンターOZONE」とは

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「リビングデザインセンターOZONE」は、新宿パークタワーの3~7Fに展開する「住まいとインテリアの情報センター」。

家具や生活用品、住宅設備、建材まで、個性豊かなショールームとショップ、住宅デザインの書籍や製品カタログを集めたライブラリーなどの情報フロアで構成されています。

毎日を快適に、暮らしが楽しくなるような住まいの実現に向けて、セミナーやワークショップなどの他、コンサルティングを重視した専門家による家づくり支援やインテリアデザインのプログラムを実施しています。ぜひ、お越しください!

リビングデザインセンターOZONE
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◆電話番号:03-5322-6500(代)
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公開日:2017.12.21

最終更新日:2023.3.14

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