【観葉植物の育て方】観葉植物の成長期はいつ?
比較的安定した姿で居続けてくれるため、気づかないことも多いと思いますが、観葉植物にも成長期があります。
例えば、ポトス。写真のようにポトスが活動を始めると 根から吸い上げた養分や水分の余分な老廃物を朝露で排出します。このような状態になってきたら、成長期ということです。
昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように 観葉植物も3月下旬~9月頃までが成長期となります。ただし、気温が上昇する7月後半~8月いっぱいにかけてお休みの時期に入りますので、肥料の与え方には注意しましょう。
【観葉植物の育て方】上手な肥料の選び方
観葉植物が成長を遂げるこの時期は、肥料が欠かせません。
肥料は一般的に、固形肥料と液体肥料がありますが、それぞれによって効果が異なります。
固形肥料はゆっくり効果を出しますが、即効性がありません。最低でも成長が始まる1か月前までに与えましょう。逆に液体肥料は即効性がありますが、持続性がありません。固形肥料と液体肥料を上手に使い分けるのが大切です。
例えば、葉やけしたり、葉が白くなってしまった観葉植物には、きれいなグリーンの葉にするために、固形肥料と並行して、普段の水やりに液体肥料を与えましょう。1週間から10日に1度の間隔で液体肥料を与えると、元気できれいなグリーンの葉になってきます。
また、観葉植物や葉物の野菜には、肥料の成分である窒素・リン酸・カリウムのうち、窒素(N)の割合が一番多いものを与えましょう。
ちなみに、観葉植物以外では、花が咲くもの(花壇苗やベゴニアなど)にはリン酸(P)の割合が多いもの、実がなる野菜や果実はN(窒素):P(リン酸):K(カリウム)が1:1:1と、同等の割合のものを選ぶと、それぞれの植物に合った効果が期待できます。
【観葉植物の育て方】休息期の過ごし方が次の成長のカギに
10月~2月後半までは、観葉植物の休眠期になります。
10月頃から水やりの回数をだんだん減らしていきましょう。
お部屋が暖房などで乾燥する場合は、植物の株元(植物が土に触れている部分)ではなく、葉の周辺に霧吹きや水を張ったお皿を置くなどして、湿度を補充します。
逆に株元に冬に水をやり過ぎると植物が寒がりますので、注意しましょう。冬になると植物自ら葉を落としたりしますが、これは枯れたわけではありません。寒さから逃れるためです。そのために、寒くなる前に余分な葉をカットしてあげるという方法もあります。
なるべく寒暖差の少ない場所で冬越しをさせましょう。窓辺は日中の温度差が激しいので注意が必要です。こうして冬を上手に冬越しさせた植物は、成長期に入ると活き活きと育ち始めることでしょう。
おわりに
成長期・休息期を知ることで、観葉植物の育つサイクルがわかりますね。
人間の生活環境に合わせた育て方は、時に植物に無理をさせることがあります。植物の特性を理解しながら、人間も、植物も、お互いに快適に過ごせる空間づくりを心がけましょう。
今回、観葉植物の情報を提供してくれたのは、新宿・目白エリアに店舗を構える「ニュー花矢」さん。
オリジナル商品やエコ商品、生産地から選び抜いた花で花と緑の潤いのある生活を提案しています。(以下OZONEで過去に開催した「ボタニカルマーケット」にも出店いただきました)
「リビングデザインセンターOZONE」とは
「リビングデザインセンターOZONE」は、新宿パークタワーの3~7Fに展開する「住まいとインテリアの情報センター」。
家具や生活用品、住宅設備、建材まで、個性豊かなショールームとショップ、住宅デザインの書籍や製品カタログを集めたライブラリーなどの情報フロアで構成されています。
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