豆腐の長期保存には「冷凍」がオススメ
豆腐は冷凍することで、2~3週間保存することができます。冷凍すると水分が抜けるので、豆腐独特のつるんとした食感ではなく、高野豆腐のような食感になりますが、高野豆腐のように味がしみ込みやすくなるメリットがあります。
冷凍するときは、豆腐を適当な大きさにカットし、キッチンペーパーで水分をふき取ってから、密封して冷凍庫へ。未開封の豆腐をパックごと冷凍する方法もありますが、カットしてから冷凍したほうが、必要な分だけ取り出せて便利です。例えば、さいの目に切って冷凍しておけば、味噌汁や麻婆豆腐の具材に活用できます。
解凍するときは、自然解凍、流水に浸して解凍、レンジ解凍などの方法があります。
【冷凍せずに保存する方法】きれいな水に浸して保存
使い切れなかった豆腐を保存するときは、残った豆腐を別の容器に移し、きれいな水に浸して冷蔵庫で保存しましょう。毎日水を取り替えれば、2~3日は賞味期限内で保存ができますが、冷蔵庫内の温度や開け閉めの回数で保存状態が変わるので、残った豆腐はなるべく早く使い切るようにしましょう。
冷えすぎて凍ってしまうと、「す」が入った状態になり食感が変わってしまうので、冷蔵庫内で冷えすぎる場所は避けて保存しましょう。
【冷凍せずに保存する方法】湯通ししてから保存
一度、湯通ししてから保存する方法もあります。
煮立ったお湯の中に豆腐を入れ、再沸騰したら豆腐を取り出して水で冷やします。湯通しする際ふきんなどで包んでおくと、崩れにくくなります。
電子レンジを利用して加熱することもできます。その場合は、電子レンジで1分ほど加熱し、十分に熱が冷めたら冷蔵庫で保存しましょう。
豆腐を美味しく調理するためには「水切り」が必要?
豆腐の約85%~90%は水分です。この水分の多さが、豆腐の口あたりのやわらかさの理由です。
水分が多く口あたりの良い豆腐は、そのまま食べるには良いですが、調理する際にはしっかり「水きり」することが大切になってきます。揚げ出し豆腐や焼き豆腐は、油はねを防ぐためにも調理前にしっかり水切りしておきましょう。
重しをのせて水切りする
豆腐をキッチンペーパーで包み、まな板やパットなど均一に重みがかかるものをのせます。そのまま30分から1時間ほどおいておくと、水分が出てきます。
茹でて水切りする
沸騰した湯の中に豆腐を入れたら弱火にし、1丁なら約5分、さいの目に切った豆腐であれば約1〜2分加熱します。加熱後に水気を切りましょう。
電子レンジで水切りする
豆腐をキッチンペーパーで包んで耐熱皿にのせて、1分~1分半ほど加熱します。ご家庭の電子レンジや豆腐の量によって、加熱時間が異なりますので調節してください。時間がないときにオススメの方法です。
おわりに
豆腐は特売になることも多く、家計にやさしい食材ですね。冷凍保存することで長期保存することができ、違った味わいを楽しむこともできるので、無駄なく使い切ることができそうです。豆腐の保存方法を知れば、料理のバリエーションが広がるかもしれません。ぜひ試してみてくださいね。
参考:日本豆腐協会「豆腐を美味しく保存する」
参考:日本豆腐協会「豆腐の原料・作り方」