レタスを上手に保存するポイントは?
なるべく新鮮なうちに使い切りたいけど、余ってしまいがちな「レタス」。レタスの上手な保存方法について、以下の順にご紹介します。
1. レタスを保存する前の準備方法
2. 基本の冷蔵保存方法
3. 冷凍保存の方法
最後に、保存したレタスをおいしく調理するコツやレタスに関する豆知識についてもお伝えしますよ。
1. レタスの保存の下準備
まず、レタスを保存する前にやっておくべきことを確認しましょう。
汚れのチェック
レタスの外側の葉に汚れや傷がある場合は、そこから傷みが進む場合があるので取り除いておきます。
スーパーなどで購入する際に、外側の葉を剥がせる場所があれば、剥がした後に購入するのも良いかもしれませんね。
水気を切る
余分な水分があると傷みやすくなります。しかも、レタスは水分を多く含む野菜です。
汚れを軽く洗い流した後などは、しっかり水気を切って保存しましょう。
なるべく一玉まるごと保存
レタスは鮮度が落ちやすい野菜です。カットすると、切り口から劣化しやすくなってしまいます。また、金属に触れると変色しやすくなることも。なるべく包丁で切らずに、まるごと保存することを心がけましょう。
ちょっとした一手間でさらに長持ち
レタスは芯から傷んでいきます。なぜなら、レタスの芯は水分を一番必要とする部分だから。芯に水分が足りないと、どんどん傷みが進行し、鮮度が落ちてしまうそうです。そのため、より長く保存するためには、傷みの原因となる「芯」をくり抜くことがが大切です。
レタスを長持ちさせる保存方法
1. レタスの芯をくり抜きます。この時、包丁や金属製のスプーンを使うと、劣化の原因になってしまうそう。芯は手で取りましょう。
2. レタスが乾燥しないように、 濡らしたキッチンペーパーをレタスの芯の部分に埋め込みます。キッチンペーパーを濡らして、しっかり絞ったものを使いましょう。
3. その後レタスをポリ袋やラップにくるみ、冷蔵庫の野菜室で保存します。
芯の部分に詰めたキッチンペーパーは、レタスを使う度に交換すると良いそうです。
2. レタスを冷蔵保存する方法とは?
保存の準備ができたら、冷蔵庫(野菜室)で保存する方法をご紹介します。レタスを冷蔵保存するときの目安は、だいたい1週間ほどだそうです。
乾燥を防ぐ
水気をよく切ったレタスは、ラップや購入時のフィルムにくるんだり、大きめのポリ袋に入れます。乾燥しないように保存することがポイントです。
乾いた新聞紙にくるんでからポリ袋に入れると、さらに保湿効果がアップしてシャキシャキ感が長持ちするそうですよ。
芯を下にして保存する
保存する時は、芯部分を下にして野菜室に置きましょう。葉を下にして置くと、芯の部分に詰めたキッチンペーパーから流れた水分が葉につくことで、葉が傷みやすくなってしまいます。
3. 実はレタスは冷凍保存も可能
実は、レタスは冷凍保存が出来ることをご存知でしたか?
食べきれない時に冷凍保存できると便利ですね。
ただし、解凍後のレタスは水分が抜けてしまい、生食には向きません。炒め物やスープに使いましょう。
レタスの冷凍保存の目安は、だいたい1ヶ月と言われています。
レタスの冷凍保存法
適当な大きさに葉を手でちぎり、水洗いします。その後水気をよく切り、ポリ袋に入れて冷凍します。
【レタスの豆知識】美味しいレタスの見分け方は?
レタスは保存期間が長くなればなるほど、葉緑体が減って黄色くなるので、購入する時は色鮮やかなものを選びましょう。
また、切り口が褐色しているものは、既に鮮度が落ち始めていることも。切り口は、白くみずみずしいものを選ぶのもコツです。
持ち上げたとき、大きさの割に軽いというのもポイント。重いレタスは、葉が固くなってしまい苦味が出ている可能性もあるそうす。
【レタスの豆知識】レタスにも様々な種類がある?
レタスといっても、様々な種類があることをご存知ですか? それぞれに特徴があるので、上手く料理に活用してみてくださいね。
玉レタス
よくスーパーで見かける一般的なレタスです。サラダなど生で食べる他に、炒めたり鍋に入れたりと、いろいろな料理に活用できます。
サラダ菜
サラダ菜もレタスの種類ですが、レタスに比べてカルシウムや鉄分などの栄養が豊富です。サンドイッチやサラダなど、生食で活用されることが多いようです。
サニーレタス
サニーレタスは葉が柔らかい特徴があります。サラダや生春巻きなど生で食べる機会が多い野菜です。
サンチュ
焼肉屋でよく見かけるサンチュもレタスの仲間。肉など熱いものを包んでも溶けにくい特徴があります。
おわりに
レタスの保存は、下準備をしっかり行うことで、美味しく保存することができます。冷凍でも保存できるので、余ってしまった際は冷凍保存してみてくださいね。
上手に保存しておいしく食べ切れると良いですね。
資料提供:独立行政法人 農畜産業振興機構