増え続ける学校・塾のプリント、どう管理すれば良い?

PIXTA
こんにちは、タスカジのsea(しー)です。整理収納の仕事に携わっていると、お子さんの学校・塾のプリントや書類の管理に悩むご家庭が多いのを感じます。請求書やチラシは対応したり、処分したりと、その場ですぐ判断できますが、学校や塾のプリントは判断に迷うものも多いですよね。また、緊急度も重要度も異なるプリント類が、日々バラバラと配布されるのも負担を増やす理由だと思います。
復習のために、いつか見返すときのために・・・とプリント類を取っておいても、整理ができておらず必要な時に見つからない。または逆に、管理のルールを厳しくし過ぎて、日々の仕分けに挫折してしまった・・・など、お悩みもさまざまです。改めて、プリント管理にはどんな方法が適しているのか、考えてみました。
学校・塾のプリント管理術1「プリントの総量を減らす」

PIXTA
学校・塾のプリントは、(当たり前ですが)量が多ければ多いほど管理に手間がかかります。苦手意識のある人は、まず管理する量を減らすことから考えましょう。
学校から配られるプリントは、提出期限のあるプリントやスケジュール、準備物の案内、PTA関連、イベントや近隣施設のPR情報、教育に関する啓蒙活動のパンフレットなど多岐に渡ります。
まずは配られた時点でざっと目を通して、「対応不要のもの」は先送りせずに処分しましょう。捨てるのに抵抗があるなら「処分待ち」の箱を作ってそこに入れるのでも良いでしょう。後で判断するプリントをなるべく減らすのがポイントです。
学校・塾のプリント管理術2「要提出書類、短期保存プリントは見える化」

uchicoto
給食の献立表や直近のイベントレターなど、今現在必要な情報が載っているプリントは、目に付く場所に貼っておきましょう。
書類トレイやファイルボックスに入れる人も多い印象ですが、そうした場所に収納した途端、他の書類に埋もれてしまいます。期限が近い提出物もこのような目につく場所に貼っておくと良いですよ。

PIXTA
冷蔵庫にマグネットで貼ったり、リビングにボードを設置して貼り付けておくのがオススメです。兄弟がいる場合には、子ども単位で複数のプリントをクリップなどでまとめて貼りましょう。
決して美しいとは言えない方法ですが、見た目の良さにこだわり過ぎるとその分手間がかかることはみなさんもご存知のはず。できるだけシンプルなルールにしないと、管理し切れなくなります。子どもが小さいうちだけ、と割り切るのも手ですよ。
学校・塾のプリント管理術3「長期保存プリントはファイルボックスで保管」
学校や塾の年間予定表、進学情報などの長期保存プリントは、ファイルボックスを複数用意して、保管するのが良いでしょう。
量が多ければ、ファイルボックスを複数用意します。「学校/塾/習いごと」で分けても、「上の子/下の子」で分けてもいいと思います。滅多に使わない、必要な時だけストレスなく見つけられれば良いプリントですので、細かく分け過ぎないことが大事。「上の子のものだから(学校関連のものだから)、ここを探せば出てくるはず!」と思える程度の大まかさで大丈夫です。
注意点は、親子で場所を分けること。お子さん自身に管理させるプリントと、大人が管理するプリントは場所をはっきり分けてください。子どもコーナーに、親御さんが管理する学校や塾のお知らせが混じっていると、誰が管理する場所なのか曖昧になって、場所が荒れやすくなってしまいます。
学校・塾のプリント管理術4「写真を撮ってアルバムに保存」

PIXTA
データでの管理が得意な人は、携帯電話・スマートフォンで写真に撮って保存するのもひとつです。
学校関連、塾関連など、専用のアルバムを作って入れていきます。量が多すぎてフォルダがいっぱいになるようだったら、テキストスキャン機能のアプリを入れておいて検索するか、書類管理のアプリを使うのも良いでしょう。
提出する必要がなく、でもなんとなく情報を手元に残しておきたいプリントなど、データ保存することで迷わず原本を手放すことができます。
夫婦で子育てタスクをシェアしている人にもオススメの管理方法です。
学校・塾のプリント管理術5「お互いフォローし合える仲間を作る」

PIXTA
学校・塾関連のプリント管理に悩むママ・パパは多いものです。どれだけ頑張っても、絶対失敗しない管理方法などありません。頼れるママ・パパ仲間を作って、いざというときにはお互いフォローし合える環境を作るのも大切です。
プリントをなくしてしまったら、ママ・パパ仲間に頼んで写真を送ってもらうのです。
インターネット上でグループを作って、プリントをもらう度にプリントの写真をアップロードしておくのも良いでしょう。
学校・塾のプリント管理術6「復習用のプリントは期限を決める」

PIXTA
学校・塾のプリントの中で最も量が多いのが、授業や宿題で使ったプリントです。終わったものも、復習用に一定期間、保管しておくようにと学校や塾から指示されることもありますね。
こうした資料は保管期間を決めておくと良いですよ。例えば、授業で使用したプリントは学期中保管する、1年間保管する、などです。
保管期限を過ぎたら古紙として廃品回収に回しましょう。
また、受験勉強中のお子さんがいるご家庭では、プリント類を敢えて捨てずに保存して積み上げていき「これだけ頑張った」という励みにする、ということもあるようです。そのようなはっきりした目的があるなら、受験が終わるまで取っておくのも良いですね。
おわりに
学校や塾からの大量のプリント。まずは分類して不要なものは捨てていくこと。子どもが親にプリントを渡してくれないという場合は、まずトレイを1個用意し、置くように伝えておくと良いですよ。子どもの自立のために、少しずつでも巻き込んでいくのがポイントです。