海苔の特徴に保存のヒントが?
海苔の魅力はパリッとした食感とあの風味。手軽に使えておいしい海苔ですが、使おうと思ったら湿気ってしまっていた、なんていうことも多いのではないでしょうか。
海苔は「湿気に大変弱い食材」。湿気ってしまうとパリパリの食感がなくなり、変色して風味もなくなってしまいます。開封後もパリっとした食感を保ち美味しく食べるため、海苔の保存についてご紹介します。
海苔の保存、入れ物はどれがいい?
海苔の風味を逃さず湿気を寄せ付けない、密閉できる入れ物がよいですね。具体的には以下の2つがおすすめです。
チャック付きの食品保存袋に入れておく
乾燥剤を同封して保存しましょう。使いたい枚数だけをさっと取り出せ、すばやくチャックを密閉できて便利です。購入時にファスナー付きの袋で販売されているものは、そのままその袋を利用できますね。
食品保存袋を選ぶ際は、アルミ製の素材のものが良いようです。アルミ製の袋は空気や光を通しにくく、防湿効果に優れているので海苔の保存に向いているからです。
・密封のコツ
袋内の空気を抜きながらチャックを締めましょう。乾燥剤を入れるとさらにおいしさを保つことができます。
蓋付きの容器
蓋つきの容器の場合も、蓋の開け閉めは素早くこまめに行いましょう。袋での保存同様、乾燥剤は必須です。
保存する海苔に対して容器が大きく、空いている空間が大きい場合は、乾燥剤も大きめのものを入れましょう。乾燥剤が小さいと、効果が減少してしまいます。
海苔の保存に最適な場所は?
海苔の保存場所はどこが最適なのでしょうか。
冷蔵保存のコツ
冷蔵庫内は乾燥しているので、海苔の保存におすすめです。冷蔵庫に入れるだけではなく、海苔の保存に適した入れ物に入れ、乾燥剤と一緒に保存することが大切です。
冷凍保存するには
未開封の海苔はそのまま冷凍庫で保存するのもおすすめです。
こちらも海苔の保存に適した入れ物に入れ、乾燥剤と一緒に保存します。
冷蔵庫・冷凍庫で保存した海苔を食べるときの注意
保存した海苔の容器を開封する前に、密閉したまま「必ず常温にもどるまで待って」開封しましょう。
冷蔵庫や冷凍庫で冷やされ乾燥していた海苔が、常温の湿気のあるところにいきなり出されると、空気中の水分を吸収して一気に湿気ってしまうからです。
常温
常温で保存する場合も、保存に適した袋や容器に乾燥剤を入れ、湿気や温度変化の少ない涼しい所で保存しましょう。保存の状態は季節や天候に左右されることも多いので、やはり冷蔵庫や冷凍庫に保存するのがおすすめです。
海苔に入っているアレ!「石灰乾燥剤」はいつまで使える?
販売されている海苔のほとんどには「石灰乾燥剤」が封入されています。
石灰乾燥剤がサラサラした状態であれば、まだ効果は期待できます。袋がパンパンになっている場合、吸湿効果は期待できないそうです。
乾燥剤というとシリカゲルを想像される方もいらっしゃると思いますが、海苔の保存にはシリカゲルより石灰乾燥剤がおすすめです。シリカゲルは表面積が広く、隙間にゆっくりと水分を取り込んでいきますが、石灰乾燥剤は化学反応を起こして一気に水分を吸着してくれるため、海苔の保存には適しているからです。
おわりに
いかがでしたか?海苔の保存は密閉できる入れ物に入れ、冷蔵、冷凍での保存がおすすめです。万が一湿気ってしまったら、ガスコンロなどで軽く炙ると食感が復活しますよ。
海苔を上手に保存して、パリっと美味しく食べたいですね。