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いきなり毛玉取り器はNG?! セーターなどの衣類を傷めない毛玉の取り方と予防方法

セーターやニットなど衣類についた毛玉の取り方、どうしていますか? ウールや綿などの繊維は、どうしても毛玉ができてしまいがち。そんな時のために、正しい毛玉の取り方と予防方法についてご紹介します。

最終更新日:2024.10.28

目 次

なぜ毛玉はできるの? 取り方にはどんな方法がある?

毛玉の付いたニット

PIXTA

セーターやニットなどお気に入りの衣類はキレイに長く着用したいもの。毛玉ができると全体的にくたびれて残念な印象になってしまいますね。

厄介な毛玉ですが、そもそも毛玉はどうしてできるのでしょうか。

ユニフォームネクスト株式会社が運営するWEBマガジン「ユニネクマガジン」さんによると毛玉ができる原因は「摩擦」なのだそう。

着用した状態のまま手や足を動かせば、こすれることもありますし、洗濯の際にも擦れることがあります。擦れると生地の繊維の先端が毛羽立ち、その毛羽が束を作ることで毛玉ができるのだそうです。

つまり、特別なことを行わず普段通りに過ごしているだけで、毛玉はできてしまうものだということ。「ユニネクマガジン」さんを参考に毛玉を取る前の事前準備と4つの取り方をご紹介します。

事前準備が重要! 毛玉の取り方とは?

毛玉の取り方の前に! 事前準備

衣類用ブラシ

PIXTA

毛玉を見つけた時、いきなりハサミや毛玉取り器で対処しようとしていませんか? 「ユニネクマガジン」さんによると、毛玉を取る前には、事前準備が必要なのだそうです。

用意するもの

  • 衣類用ブラシ
  • ガムテープ



まず、衣類の地の目に沿ってブラッシングすることで、衣類についたホコリを除去しながら毛の絡みをほぐします。次に、ガムテープを毛玉部分に優しく貼ったりはがしたりすることで、毛玉が衣類から離れやすくします。

繊維の方向を整えることで、毛玉がよりキレイに取れやすくなるのだとか。

【毛玉の取り方 その1】ハサミで切る

小さなハサミ

PIXTA

ハサミで毛玉を切る方法は手軽ですが、1個1個カットしていくのはかなりの手間です。そのため、毛玉の数が少ない場合や範囲が狭い場合にオススメの方法です。

急いでいると毛玉を引っ張ってカットしたくなりますが、毛玉を引っ張るのはNG。引っ張るとその部分の繊維が浮き出て、次の毛玉の原因になってしまうのだそう。「浮かせた毛玉の下に刃を入れて、毛玉だけを切り落とす」のが正しい方法とのことです。

「丁寧に一つずつ」を意識してハサミでカットしていきましょう。

【毛玉の取り方 その2】T字カミソリ

T字カミソリ

PIXTA

広範囲にわたる毛玉の場合、T字カミソリを使用する取り方もあります。

「使用済みのT字カミソリを毛玉の下に入れ、あまり力を加えずに、丁寧に軽くこする」のが良いそう。

力を入れすぎると、生地を傷める原因になってしまうので、注意が必要です。古着など処分予定の服などで力加減や感覚を掴んでから、試してみても良いかもしれませんね。

【毛玉の取り方 その3】電動毛玉取り器を使用する

電動毛玉取り器

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電動毛玉取り器を使用する方法もあります。専用の機械なのでスピーディに安全に処理しやすいのがポイント。

ただし、電動毛玉取り器もピンキリです。安いものだと生地を傷めてしまう可能性もあるので、しっかりリサーチしてから購入すると良いですね。

【毛玉の取り方 その4】毛玉取りブラシを使用

毛玉取り専用のブラシも市販されています。毛玉取りブラシなら毛玉がキレイに取れるだけではなく、毛玉になりかけている部分の繊維も凹凸なくキレイにすることができるとのこと。

毛玉を取り除くだけではなく、衣類をキレイに保てる一石二鳥の方法なんですね。3,000円ほどで市販されているので、1つ手元に置いておくのも手です。

食器用スポンジはNG? 意外とやりがちな毛玉の取り方とは?

食器用スポンジ

PIXTA

食器用スポンジを使って毛玉を取る方法が話題ですね。食器用スポンジの裏側の硬い繊維を使って、毛玉の部分をこする方法です。繊維同士が絡め合うため、短時間に広範囲の毛玉を取ることができる裏ワザとして人気を博しています。

ただし、この方法は「ユニネクマガジン」さんによると避けた方が良いそうです。食器用スポンジに毛玉を付着させて取るのは、毛玉を引っ張る方法と同様、衣類の生地を傷めてしまうリスクがあるとのことです。大切な衣類で行うのは控えましょう。

毛玉を予防するには?

ニット

PIXTA

それではそもそも毛玉を予防するには、どうしたらよいのでしょうか?
毛玉の原因は摩擦による毛羽立ちでしたね。ヒントは日頃のケアにありそうです。

洗濯の際にはおしゃれ着用の洗剤を利用する

おしゃれ着用洗剤には色あせ、型崩れ、毛玉、テカリ防止効果も含まれているそうです。そのため、普通の洗濯洗剤より毛玉ができにくいそう。詳しい方法はこちらの記事をご参考にしてください。

毛玉のできやすい箇所を把握する

摩擦が生じる場所に毛玉が発生しやすくなります。リュックやショルダーバック、ベルトなどとの摩擦によっても毛玉が生じます。着用の際にはカバンなどの持ち方にも注意してみてください。

なるべく偏りの無いような持ち方をすると、セーターや衣類の一部だけ傷みが進む、ということが避けられるそうです。

ニットを洗濯する

PIXTA

着用後のお手入れ

お気に入りの服は登場回数が多くなってしまうこともありますが、1日着たら続けて着用しないことも大事です。型崩れ防止にも繋がりますよ。そして毛玉に気がついたら早めにお手入れを。

おわりに

セーターや衣類などの毛玉の取り方のコツは、事前準備をしたあとで、各道具を使って毛玉をカットすること。ネットを使った洗濯や、一度着用した衣類は休ませて着用頻度を下げることも大切です。日々のお手入れにぜひお役立てください。

出典:ユニフォームネクスト株式会社ユニネクマガジン「誰でも簡単にできる!毛玉をキレイに除去する方法」
ユニフォームネクスト株式会社

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公開日:2016.10.31

最終更新日:2024.10.28

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