ごま・ごま油・練りごまの保存で気をつけるべきポイントは?
ごまや、すりごま、ごま油、練りごま。常備されている家庭も多いですよね。一度の使用量が多くないので余ってしまいがちですが、余った場合、どんな容器でどこに保存するのがよいのでしょうか?
冷蔵庫がベスト「ごま、すりごまの保存」
ごまの香ばしい香りを損なわないためにも、保存方法には注意が必要。ごまやすりごまは、密閉できる容器に移し替えて涼しい場所に保管します。袋入りのものは、開封後一ヶ月を目安に使い切りましょう。
○容器・・・袋で販売されているごまは、開封後は「密閉できる袋や瓶」に入れ替えて保存するのがおすすめです。ジッパー付きの袋で販売されていることも多いのですが、ジッパー部分にごまが詰まると密閉できなくなるので注意が必要です。
○場所・・・湿気がなく涼しい場所がおすすめです。「冷蔵庫」で保存しておくとごまの香りをキープできます。
○すりごまの場合
すりごまは、いりごまに比べると酸化しやすく風味が飛びやすいもの。家庭ですりごまを作る場合は、使い切る量だけすりましょう。市販のすりごまも、開封後はなるべく早く使い切るのがおすすめです。
ガスコンロの横に置くのはNG「ごま油の保存」
ごま油の賞味期限は、未開封の瓶で約1年半〜2年です。開封後は時間の経過とともに劣化が進んでいきます。冷暗所に保管し早めに使い切りましょう。高温により酸化しやすくなるので、コンロのそばなどに置くのは避けてください(商品によっては1~2ヶ月で使い切ることを推奨している場合もあります)。
○容器・・・入れ替えせず、購入した容器のままキャップをしっかり閉めて保存しましょう。
○場所・・・暗い場所に常温(20度程度)で保存します。熱や湿気がこもりにくい、戸棚や流し台下のキャビネットなどがおすすめです。冷蔵庫に入れる必要はありません。
冷蔵庫に入れてませんか? 「練りごまの保存」
練りごまは、冷蔵庫ではなく冷暗所での保管がおすすめです。
○容器・・・購入した時の容器のままの保存が望ましいです。開封後は容器の口の部分をきれいに拭いてから蓋を閉めましょう。
○場所・・・冷暗所での保存が望ましいです。低温で保存するとごまの油分が白く固まることがあるため、冷蔵庫に入れる必要はありません。
分離してしまったら・・・
練りごまが分離し、上部に液体がたまってしまうことがあります。液体はごまから出た油分です。油分を捨てずに、スプーンでよく混ぜて固形分となじませて使いましょう。
固まってしまったら・・・
固まって混ざりにくい場合は、湯せんにかけて柔らかく戻しましょう。
湯せんの際はやけどに十分気をつけ、水分が容器に入らないようにしましょう。水分が入るとカビなどの原因となります。また、温めるために電子レンジを使用するのはNGです。油は高温になりやすいため注意しましょう。
ごま・ごま油・練りごまで栄養アップ
ごまはいろいろな食材と一緒に食べることで、「栄養をプラスする効果」が期待できます。
一例として、ごまと大豆を一緒に摂ると、互いに不足しているアミノ酸を補足しあって栄養価が高まるそう。
また、青菜などを茹でる際、ごま油を少し加えて茹でると色鮮やかに茹で上がるといわれています。
ごまを使ったレシピ
【ごまレシピ】食欲をそそる香ばしさがたまらない! ごまの香りを楽しむレシピ7選
おわりに
参考:かどや製油株式会社「ごま油の賞味期限と保存について」