春野菜の弁当「ふきのとうブルーチーズ味噌のサンドイッチ」
はじめまして。chiobenをやってます山本千織です。chiobenは東京代々木上原を中心にお弁当の販売とケータリングを行っています。今回から三回に分けて春の野菜を使ったお料理のレシピをご紹介したいと思います。
一回目に登場する野菜は「ふきのとう」です。
ふきのとうは冬から春へ、一番最初に春を告げる野菜というイメージです。
私が生まれ育った北海道は一年の1/3が雪が地面にあって、春を感じさせてくれる野菜や花や風や匂いに、暦の数字より敏感になります。ふきのとうが並ぶといよいよ春なんだなと、思わせてくれる希望の莟です。
ふきのとうというのは、ふきの葉がまだ地下から出きる前に、先に花の莟だけ地上に顔をだします。このあと花が開いていくのですが、その開ききる前の莟の状態を採ってつかいます。
苦みが独特で、この苦みを利かせたふきのとう味噌を食べたことがある方は多いと思いますが、今回はふきのとう味噌にブルーチーズをまぜたものを作り、それをアレンジしたソースでサンドイッチを作ります。すごく簡単です!
ふきのとうとブルーチーズ味噌作り
まずふきのとうブルーチーズ味噌を作っていきます。レシピでは今回のサンドイッチに使う分よりたくさんできますが、余った分は冷蔵庫で保管してサラダのドレッシングやソース、またはそのまま生野菜につけておつかいください。また小分けにして冷凍保存もできます。
「ふきのとうブルーチーズ味噌」の材料
ふきのとう・・・8粒
麦味噌・・・80g
はちみつ・・・小さじ1
ブルーチーズ・・・100g
油・・・大さじ1
【作り方】
1. ふきのとうはザクザクと包丁を入れみじんぎりにしていく。(それほど細かくなくてよい)
2. 切ったそばから水に放つ。あくがあるのですぐ黒くなっていくが気にしないで。
3. 水を換えもういちど水が黒くなったらざるに開け、水気を切りさらしで水気をしぼる。
4. フライパンに油を敷いて火にかけ、少しあたたまったところで3を入れ、焦がさないようによく炒める。
5. 4にはちみつをいれ炒め、まとまってきたらブルーチーズを入れ、まぜながらかたまりがあるうちに火を止め余熱で溶かしていく。チーズが混ざりきっていないところがあるほうがおもしろい仕上がりになる。
「ふきのとうブルーチーズ味噌」をつかったサンドイッチ
【材料】(弁当箱一つ分)
サンドイッチ用食パン・・・4枚(今回は全粒粉のものと小麦のものと2枚ずつ用意)
1. 豚しゃぶと春野菜のサンド
ホワイトアスパラ(生)・・・1/2本
独活(うど)・・・1/4本
うるい・・・1本
豚しゃぶ用ロース肉・・・3枚
ふきのとうブルーチーズ味噌・・・大さじ2
米油・・・大さじ1/2
醤油・・・小さじ1
2. りんごとレタスのサンド
りんご・・・薄スライス8枚
レタス・・・1枚
ふきのとうブルーチーズ味噌・・・大さじ1
無塩バター・・・大さじ1/2
※写真の材料はわかりやすいように増量しています。
【作り方】1. 豚しゃぶと春野菜のサンドレシピ
1. ホワイトアスパラはグリルして半割り2センチにカットする。
2. うども1と同じ大きさにカットして茹で、酢水に放して色止めしておく。
3. うるいも1と同じ長さにカットしておく。
4. 豚はぬるま湯に広げていれゆっくり火を通し氷水に放す。
5. 分量のふきのとうブルーチーズ味噌、米油(なければサラダ油でも可)、醤油をボールにいれよく混ぜる。
6. 1から4のすべての具材の水気を切り5と和える。
7. サンドイッチ用のパン2枚をトーストし、片面に無塩バターをぬっておく
8. 6を7の一枚にのせもう一枚でサンドして軽く押し、耳をカットして横三等分に切る。
【作り方】2. りんごとレタスのサンドレシピ
1. りんごは皮を剥き薄くスライスしたもの8枚を用意。
2. レタスはしっかり水気をとり大きくちぎっておく。
3. ふきのとうブルーチーズ味噌と常温にもどしておいた無塩バターをよく混ぜ、ふきのとうブルーチーズ味噌バターを作る。
4. サンドイッチ用のパン2枚をトーストし、片面に3をぬっておく
5. 1と2を4の一枚にのせもう一枚でサンドして軽く押し、耳をカットして横三等分に切る。
ふきのとうとベストマッチ!
独特の苦みを持つふきのとうですが、今回の具材は豚も独活(うど)もアスパラもりんごもはちみつもそして味噌はもちろんブルーチーズも、すべてふきのとうとベストマッチのものばかりです。ぜひお試しください!