【親子で作るおやつ】食べるコミュニケーションで笑顔に
はじめまして、料理創作ユニットのGomaです。
ふだん本や媒体などで料理やものづくりの楽しさを伝えている私たちですが、時々実際に皆さんと一緒にワークショップなどをすると、「誰かと何かを一緒に作ること」の大事さに改めて気づかされます。それは親子でも恋人でも友だちでも一緒。作ること、食べることを共有することによってできるコミュニケーションは人を笑顔にしてくれます。
そんな思いから、今回から3回に渡って、思わず誰かと一緒につくりたくなるようなおやつのレシピをご紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします!
チュロスをアレンジしてもっと楽しく!
1回目のおやつは「ニョロニョロチュロス」です。
チュロスというと長細い棒状のものを思い浮かべますが、これは「ニョロニョロ」と好きな形に生地を絞り出してしまおう! というもの。その一手間、面倒なんて言わないで下さい。形や味でアレンジができるのが手作りおやつの醍醐味なんですから!
「チュロス」は元々スペイン語圏で多く食べられている揚げ菓子。現地では専門のチュロス屋さんがあって、ホットチョコレートに浸して食べて朝食にすることもあるんだそう(甘そうですよね~)。だからお菓子というよりも軽食に近い感覚? それほど多くの人に食べられているんでしょうね。
上からきな粉、時計回りに黒すりごま、シナモン。それぞれの香りの違いで味わいに変化が出ます。
今回、形を好きに作る&チュロスにまぶすフレーバーも、きな粉、黒すりごま、シナモンの3種類用意してみました。これ以外にも自分の好きな味があればお好みで。そうやって選べるのもまた一つの楽しみですよね。
チュロスの材料はこれだけ。どれもお家にありそうですね。
■材料(変形チュロス8~10個分)
バター・・・20g
牛乳・・・150ml
強力粉・・・100g
塩・・・ひとつまみ
卵(L)・・・1個
グラニュー糖、きな粉、黒すりごま、シナモン・・・適量
■チュロスを作ってみましょう!
1. バターと牛乳、塩を鍋に入れて中火にかける。
2. バターが溶けて沸騰直前になったら火からおろし、粉を一気に加え、ゴムべらで混ぜて生地をひとかたまりにまとめる。
3. 鍋をコンロに戻して弱火にかけ、1分程練り混ぜる。鍋底から完全に離れたらOK。
最初はもろもろとしていますが、だんだんとひとかたまりになってきます。
4. 火からおろし、溶き卵を少しづつ加えてさらに練り混ぜる。
一人が卵を加えて、一人が混ぜて、と共同作業にしてもいいですね。
5. 粗熱がとれたら、星形の口金をつけた絞り袋に入れます。
6. 12cm角に切ったオーブンシートの上に好きな形に絞り出します。
最近は絞り袋も口金も100円ショップで見つかります。
生地を入れたら食品保存用のクリップで止めておくと生地が上からもれません。
絞り出しは力がいるので、親子でやるときはお母さんお父さんが絞り出し係になりましょう。
子どもには事前に「どんな形がいい? 」と聞いて一緒にアイディア出しをしても楽しいですね。
はい、いろんな形ができました!
7. フライパンに油を熱し、シートごと油の中に入れ、170度くらいで3~4分揚げる。
途中生地とシートがはがれたら取る。
シートは自然にはがれてくるので無理にとらないように。
だんだんときつね色になってきます。途中で裏返しましょう。
8. 油を切り、グラニュー糖をまぶす。
9. きなこ、黒すりごま、シナモンをそれぞれビニール袋に入れ、グラニュー糖をそれぞれ少し加えて袋の中で混ぜ合わせておく。 8 のチュロスをそれぞれ好きな味にまぶして完成!
まぶす作業は子どもでも簡単!
はい、へんてこニョロニョロチュロスの完成です!
おわりに
できたては表面がカリッとしていておいしいです。今回絞り出しやすい生地にしたくて卵が入ったレシピなので、中はふんわりした軽めのチュロスになっています。お子さんにも食べやすいかも??(もちろん大人にも! )
皆さんが作るとどんな形ができるんだろう?思わず写真に撮りたくなるような、そんなアート作品が生まれちゃったらステキです。ぜひぜひ作ってみて下さいね。