緊張による「疲れ」にはお風呂!
疲れの解消には、お風呂が有効です。時間がなかったり、面倒だったりで、シャワーだけで済ませてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、お湯に浸かると筋肉の緊張がゆるみ、それによって精神の緊張もほぐれやすくなります。
シャワーより「全身浴」 緊張を緩和しリラックス!
上のグラフは、シャワー浴と全身浴における副交感神経の比較を行ったものです。
リラックスした状態で高くなる「副交感神経」の値は「全身浴」の方が高くなっており、
シャワー浴に比べ、「全身浴」のほうがリラックスしていることがうかがえます。
リラックスしたい時は「ぬるめ」が正解
お湯の温度は38~39℃のぬるめのお湯に。ゆっくりつかって体を芯から温めましょう。
熱めのお湯にすると交感神経が刺激されて活動モードになってしまうので、“ぬるめの湯温”を忘れずに。ぬるめのお湯は、副交感神経を刺激し、ストレス解消やリラックス効果があります。
さらにおすすめは「ミストサウナ」
さらに、おすすめは「ミストサウナ」。温かなミストに包まれると、全身の筋肉の緊張がほぐれ、気持ちがしだいに落ち着いてきます。血圧や脈拍に与える影響が「全身浴」より少ないので、ゆったりとリラックスできる入浴法と好評です。
照明は暗めを楽しんでみる
湯船につかっている間、電気を消してキャンドルを灯してみてください。とても気持ちが安らぎます。ただし、湯船から上がる時は暗いと危険なので足元等に十分ご注意を。
最近では、バスルームをプラネタリウムにしたり、七色のカラーを楽しめるグッズなど、浴室の照明を手軽に楽しむグッズがたくさん出ています。好みの照明を選ぶのもリラックス入浴の第一歩です。
香りの力で癒されよう
香りといえばエッセンシャルオイル。香りがもたらす脳への作用では、「カモミール」「マジョラム」「ネロリ」「ラベンダー」が鎮静の作用を持つといわれています。芳香浴をする場合は2滴ほどを湯船に落とし、よくかき混ぜてから入ります。深呼吸をして香りを体内に取り入れてみてください。
就寝一時間前の入浴がおすすめ
体は体温が下がり始めると眠くなります。なので、お風呂に入ることで一時期的に体温を上げると、熱が冷めてきた時に自然な眠気がやってきます。疲れがたまっているのに寝付けない……という方は、ぜひ就寝一時間前に「リラックス入浴」を。体が緊張した状態では寝付きにくいものです。お風呂で一旦ココロもカラダもゆるめてあげましょう。
おわりに
ココロとカラダは連動しているので、体の緊張をほぐしてあげることで心の緊張もゆるみます。お湯につかると筋肉や関節がラクになり、血行が良くなるため、体がほぐれます。体が楽になるからこそ、お風呂に入ると精神的にもリラックスできるんですね。
一日の終わりには、お風呂に入って緊張の糸をゆるめる習慣をつけましょう。ただ、お風呂も入り方によっては活動モードのスイッチを入れてしまいます。ぜひ「リラックス入浴」のポイントを押さえてください。疲労の回復にはもちろん、寝入りもスムーズになりますよ。
○各効果は個人により異なります。○浴室の大きさにより、浴室のミスティの立ち上がり時間や浴室内の乾燥時間等が異なります。○ミスティの注意事項等は取扱説明書をご参照ください。○画像はイメージです。実際の商品とは異なります。