ガスファンヒーターの暖房効率を上げる「裏技」をウチコト編集部が検証

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今回、ガスファンヒーターの魅力をより体感するために「裏技」や「便利機能」を試すのは、仕事と家事に日々忙しく過ごしているウチコト編集部のワーママライターです。
マイホームを建てる際に、「リビングの暖房器具は、ガスファンヒーターがおすすめ」と友人から勧められたことから、壁にガス栓を増設しました。旧居では石油ストーブを使用していましたが、ガスファンヒーターを使ってみると、給油の手間や独特の臭いから解放されてとても快適で、この判断は正しかったと思っています。
そして、ガスファンヒーターの一番の魅力は、運転ボタンを押すだけで、素早く部屋中を心地良く暖めてくれるところ。
しかし、実はちょっとした工夫やお手入れによって、ガスファンヒーターはさらに効率よく、部屋を暖めてくれるのだそう。
そんな「裏技」をライターが検証してみました。
ガスファンヒーターは置き場所で暖房効率が変わるってほんと?
ガスファンヒーターのことを調べていくうちに、設置場所は、なるべく窓際に、また本体の背を窓に向けるようにして設置すると暖房効率が良くなるということがわかりました。
暖房効率のよい設置場所については、以下の記事でも詳しくご紹介しています。

すぐできる! 暖房費節約術と暖房効率を上げるコツ【専門家解説】
わが家の場合、リビングダイニングと和室がつながっていますが、リビングのガス栓の位置とファンヒーターのコードの長さとの関係で、必然的にガスファンヒーターはガス栓に近い2つの部屋の真ん中に設置していました。
「効率よく部屋を暖めるためには、現在の置き場所は、ベストポジションではないのでは?」と思い、位置を変えるために3mのガスコードを購入しました。
ちなみに、コードの長さは3mもあれば十分だと思っていたのですが、実際はガスコードが太くて曲がりにくいため、ガス栓から離れたところに設置したい場合は、長さに余裕をもたせて購入した方がよいとわかりました。

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ガスコードを長いものに変えて、ガスファンヒーターの設置場所を窓際に変更しました。ソファと収納の間のデッドスペースになっている場所に置けたので、邪魔になりません。窓際にはあまり物を置くことがないので、その点でもこの場所はよさそうです。
私が普段作業しているダイニングカウンターからは少し遠くなりましたが、実際に稼働させてみても、部屋の暖まり方が弱くなったとは感じませんでした。
同時にエコ運転をしている場合の運転時間も、短くなったように思います。
こうしてわが家のガスファンヒーターのベストポジションが決まりました。
部屋全体を暖めるにはサーキュレーターや扇風機を併用するのがいい?
冬は部屋の上部と下部で温度差ができて、天井近くに暖かい空気が滞留してしまいます。そのため、サーキュレーターや扇風機を使って室内の空気をかき混ぜて循環させると、暖房効率がよいとのことです。

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扇風機を使う場合は、風がファンヒーターに直接当たらない位置に置くのがポイントです。空気が過剰に送られてしまうと火力が強くなりすぎて火事の原因にもなるため、注意が必要なのだそう。
また、人に風が当たると寒さを感じるので、扇風機は天井に向けて運転するのがおすすめとのこと。
実際にガスファンヒーターと扇風機を併用してみると、わが家の場合は扇風機の風が冷たく感じられてしまいました。これは、扇風機が首をあまり上に向けることができないタイプで、風がほぼ正面に送られていたせいだと思います。

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しかし、わが家にはシーリングファンがあります。シーリングファンは、ただ風を送るだけではなく、風を上に送るのか下に送るのかも調整できます。今回は風を上に送ってみたところ、扇風機のように寒さを感じることもなく、部屋全体がうまく暖まりました。

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ガスファンヒーターでの暖房時に、サーキュレーターや扇風機、シーリングファンを併用して暖房効率を上げ、部屋全体を暖めたいときには、「上に向けて風を送る」ということが重要だとわかりました!
【ライターが実践】ガスファンヒーターの便利機能を使ってみた!

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エコ運転、タイマー、ロックなど、ガスファンヒーターにはさまざまな便利な機能があることをご存じでしょうか?
実は私も機能があることは知っていても、意識して使ったことがありませんでした。
そこで、今回、ガスファンヒーターの便利な機能をあらためて検証してみました。
エコ運転機能

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「エコ運転機能」は、ボタンを押すだけで、設定温度を保つように自動的に運転/停止を行います。部屋の温度が上がりすぎるのを防ぐことはもちろん、ガス代が節約できるのがなによりのメリットです。
今回は、省エネ推奨温度(適温)である20℃に設定しました。
この日は、最高気温12℃。快晴で、12月としては暖かい一日でした。そのため、窓際に設置していることやシーリングファンを併用している効果もあって、昼間はあまり運転せず、たまに思い出したように運転している感じでした。
夜になってからは、昼間より運転している時間が多かったのですが、休止している時間が長かったのに、寒いと感じることはありませんでした。
暑いと感じたら消し、寒くなったらつけるという動作が一切不要で、自動的に室温を調整してくれるので、ストレスを感じず快適に過ごせるのは思った以上に素晴らしいです! ガスファンヒーターの機能の中で、最もおすすめなのがエコ運転機能ではないかと思ったほどです。
おやすみ・おはようタイマー
スイッチオンで、すみやかに部屋を暖めてくれるのがうれしいガスファンヒーターですが、それでも極寒期には寝室が寒くて寝付けなかったり、朝起きてから部屋が暖まるのが待ち遠しく感じられることも。
そんなときには、タイマー機能が役立ちそうです。

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わが家のガスファンヒーターの「おやすみタイマー」は、60分、45分、30分、15分の4段階に設定できます。
この機能は寝室でガスファンヒーターを使用していないとあまり意味はないと思ったので、今回はガスファンヒーターが置いてある部屋で寝てみました。
その結果、普段の就寝時に使っている湯たんぽが必要ありませんでした! 部屋が暖かいことで、眠りにつくまでの時間も早かったように思います。

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「おはようタイマー」は、運転開始時刻を設定できる機能です。わが家のガスファンヒーターは、0.5時間~9.5時間後の間で運転開始時間を設定できます。
起きたときに部屋を暖かい状態にしておきたいので、運転開始時刻は、起床予定時刻の30分~1時間前に設定しました。
わが家の場合、朝5時台の室温は15℃で、スイッチを入れてから20℃に上がるまで20分程度かかるため、その間はやはり寒く感じます。
しかし、おはようタイマーをセットしておけば、起きた時点で室温が20℃。これはうれしいですね。特に、寒さに注意したい高齢者やお子さんがいる家庭では、使う価値が大きい機能だと思います。
ロック機能

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「ロック機能」は、ガスファンヒーターの運転スイッチを押しても作動させない、という機能です。
いろいろなものを触ったりボタンを押したがる小さなお子さんがいるご家庭や、ペットを室内飼いしている場合には、安全のためにぜひ利用してほしい機能だと思いました。
少し話はそれますが、安全性ということでは、ガスファンヒーターは電気ストーブや石油ストーブに比べると、燃焼部分が高温にならないというのもメリットです。
その他、こんな便利な機能も!
わが家で使用中のガスファンヒーターには搭載されていませんが、機種によってはほかにもさまざまな魅力的な機能があります。
その中で、「これは便利そう!」と思ったものを紹介してみます。
スポット暖房機能
足元や周辺だけを暖める機能です。部屋にいるのがひとりのときや、作業するそばで使いたいときなどにおすすめです。
オートオフ(人感センサー)
人の動きを検知して運転/停止する機能です。人がいなくなると、自動停止するので、省エネ効果があります。
速暖機能
点火時に通常よりパワフルに運転します。その名の通り素早く暖めてくれるので、寒い朝や、外から帰ってきたときにありがたい機能ですね。
タイマーをセットし忘れたときにも頼りになる機能だと思います。
ガスファンヒーターを上手に使うコツもチェック

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ガスファンヒーターを、さらに安全・便利に使うためのコツを紹介します。
サインを見落とさない(フィルターサイン、換気サイン)
ガスファンヒーターは、安全性の高い暖房機器です。その安全性を保つためにも、月に1度のエアフィルター掃除と1時間に1~2回の換気を忘れないようにしましょう。
フィルターのお掃除方法
ガスファンヒーターを愛用されている方ならわかるかと思いますが、ガスファンヒーターはとても優秀で、それほどこまめにお掃除していなくても特に問題なく使えていると思いがちです。
そのため、わが家でも手入れといえば、気づいたときにエアフィルターを掃除するくらいでした。実際、ワンシーズンで1回程度しか掃除しなかったことも。
しかし、暖房効率を保ちつつ快適に使うには、月1回、エアフィルターだけではなく本体のお掃除もした方がよいとのことです。
今回は、メーカーが推奨するお掃除方法を実践してみました。
まず、エアフィルターを外します。エアコンの場合は、高い位置にあることも多くて、フィルターを外すのも大変ですが、ガスファンヒーターの場合は簡単ですね。今シーズン初めてのお掃除になりますが、思った以上にホコリだらけです。
今回は、子どもにワイパーで、ホコリをやさしくとってもらいました。サッとワイパーをかけるだけでだいたいホコリはとれましたが、フィルターに詰まってしまっているところもあるのが気になります。

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とはいえ、しっかり水洗いすると乾かすのが大変そうなので、水にぬらしてから絞ったキッチンペーパーでホコリを拭き取りました。その後、水気を残さないようにタオルでしっかりと拭き上げます。

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続けて、温風の吹き出し口と本体のホコリをサッと取っておわりです。
お手入れにかかった時間は5分程度。今まで横着していましたが、これからは月始めにガスファンヒーターのお掃除を習慣にしたいと思います。
換気の方法
ガスファンヒーターを、1時間連続で運転すると換気サインが点灯します。
サインが点灯しても寒い日には、窓を開けたくないと思ってしまいがちですが、一酸化炭素中毒を防ぐためにも、換気は必ず必要です。

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換気は1~2分でよいとのことなので、いつも座っている場所から離れた窓を開けました。

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換気は窓を開けるほか、キッチンの換気扇を使うこともできます。換気扇による換気の場合は寒くなりにくいので、夜や早朝などに換気したい場合に利用するとよいですね。
コンパクトに設置するコツ
ガスファンヒーターのコードは太いため、なかなか存在感があります。特にガス栓の近くにガスファンヒーターを設置し、長いガスコードを使用している場合は、見た目も気になるでしょう。
そんなガスコードをコンパクトにまとめるのにおすすめなのが、フックをガスファンヒーター本体に付けて、そこに引っかけておく方法です。コードをゴムなどでまとめるよりも簡単でスッキリし、コードが床でとぐろを巻かないため、掃除の際も邪魔にならず安全なのでおすすめです。

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おわりに
なんとなくガス栓の近くに設置し、寒かったらスイッチオン、寝る前に消して、という使い方しかしてこなかったガスファンヒーター。今回、暖房効率を上げる工夫を実践し、意識して搭載機能も使ってみたところ、部屋を常に快適な暖かさに保つことが簡単にできました。光熱費の節約にもつながっていると思います。どれも簡単にできることなので、ぜひ試してみてくださいね!

