空のペットボトルは防災グッズとして便利に活用できる
飲み終わったら資源ごみとするペットボトル。実は防災グッズとして利用できることをご存じでしょうか。ランタンやシャワーなど意外な防災グッズとして役立ちます。
【ペットボトルで作る防災グッズ1】断水時に貴重な水を少量ずつ使用して手洗い
ペットボトルの側面に画鋲などで穴を開ければ、ちょろちょろと少量の水が出てきます。キャップをゆるめると水が出てきて、閉めると水が止まります。断水時など、水が貴重な時に節約して水を使うのに便利な方法です。
【ペットボトルで作る防災グッズ2】断水時のシャワーとして
ペットボトルのふたにキリなどで穴を開けて、シャワーとして使うこともできます。
穴を開ける時には手袋をして、怪我防止やすべり止めをしましょう。
側面に1カ所の穴を開けた時より、広い範囲に水を振りかけることが可能になります。怪我をした時に患部を洗うのにも使えそうです。
お風呂にしばらく入れない時に身体の部位を洗うこともできます。
お皿も洗えます。災害時には水が貴重なので、洗い桶を使って溜めた水で洗うのが基本ですが、最後のすすぎ洗いでペットボトルを使うのが良さそうです。
便利グッズを買っておけばより手軽に!
なお100円ショップなどでは、ペットボトルの先に取り付けて、スポイトやじょうろとして使える便利グッズも市販されています。こうした便利グッズを常備しておけば、より手軽にペットボトルを活用できますね。
【ペットボトルで作る防災グッズ3】寒い時の湯たんぽに
ペットボトルの耐熱温度は50〜60℃です。熱湯を入れることはできませんが、少し熱めのお湯なら入れることができます。体温より少し高めのお湯を入れて湯たんぽ代わりに。
電気やガスが使えず、暖を取りたい時に湯たんぽはおすすめです。熱すぎると火傷の恐れがあるので、タオルなどで包んで温めるのが良いでしょう。
【ペットボトルで作る防災グッズ4】ランタン
水の入ったペットボトルを懐中電灯の上に配置すれば、ランタンとして周りを明るく照らしてくれます。
光には「直進性」という性質があり、懐中電灯の明かりは光源からまっすぐ伸びます。水の入ったペットボトルを上に載せることで、光が水の中で乱反射し、周囲全体を明るく照らしてくれます。
用意するのは、瓶やガラスのジョッキなど、透明で作りがしっかりしているもの。中に懐中電灯を立ててその上に水の入ったペットボトルを載せれば完成です。
【空きボトルで作る防災グッズ】
空のペットボトルの中に防災グッズを入れて持ち歩けたら、コンパクトでいいですよね。編集部でチャレンジしてみたのですが、ペットボトルの口が小さくてほとんど物が入りませんでした。無理やり押し込み、やっと入ったのは、絆創膏と飴くらい。しかも取り出すのが至難の業です。
防災ボトルを作りたい場合には、空のペットボトルではなく広口のボトルを使用するのがよいでしょう。100円ショップなどで市販されています。作り方は以下の記事をご覧ください。
防災ボトルや防災ポーチなど外出時の災害に役立つ【携帯用防災グッズ】の作り方
おわりに
災害時は物資がなかなか手に入りにくいですが、空のペットボトルならば手に入る可能性があります。上記のような使い方があることを覚えておけば、いざという時に便利ですね。