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こどもの作品の収納

こどもの作品の収納、どうする? 専門家に聞く上手な片付け方とは

幼稚園や保育園、小学校に通うお子さんがいる家庭では、子どもが持ち帰ってくる図画工作などの作品がどんどん増えて、扱いに悩むことも多いのではないでしょうか。お子さんの作品を大切な思い出として残すため、上手に飾ったり、収納したりするためのアドバイスを、整理収納アドバイザー・収納環境プランナーとして活躍するYU-SHI(ユーシ)さんに伺いました。

最終更新日:2023.12.14

目 次

どんどん増えるこどもの作品、どうすれば?

YU-SHI

YU-SHI

成長の証でもある子どもの作品。「できるだけ残しておきたい」と思う方は多いでしょう。しかし、家の収納スペースには限りがあるので、作品の数が増えてくるとどうすべきか悩ましいものです。

住宅関係の仕事の経験があり、CAD※で収納計画も作成できる整理収納アドバイザーYU-SHIさんに、子どもの作品を上手に収納するためのアドバイスを伺いました。
※Computer Aided Design(コンピュータ支援設計)の略語

こどもの作品、まずは飾って家族で楽しもう

鮮やかな色合いの子供の絵

YU-SHIさん提供

子どもの作品はまず、お家の中に飾って楽しんでみましょう。

YU-SHIさん「例えばわが家では、絵画ならカラフルでイチオシの一枚は安価なフレームに入れて壁に立てかけ、インテリアとして飾っています。あるいは、テープを貼っても問題ないタイルの壁に、マスキングテープで作品を貼ったりもしています。小さい作品や立体作品の場合は、ウォールシェルフやカウンターにインテリア感覚で並べて飾ってみるのもいいですね」

子供の作品を棚に並べる

YU-SHIさん提供

また、YU-SHIさんによると、子どもの作品で季節感を楽しむのもおすすめとのこと。

「クリスマスやハロウィンなどイベントに関する作品は、そのイベントのデコレーション用として保管し、毎年イベント時に取り出して飾って楽しんでいます。世界に一つだけのとっても愛着が湧くインテリアで、家が明るくなりますよ」(YU-SHIさん)

子どもの作品を飾って楽しむ時のポイントは、飾る場所と飾る量を限定することだそう。

YU-SHIさん「子どもの作品を飾る時に気を付けたいのが、場所があるからといってあちこちに置かないこと。また、長く飾りっぱなしにしないということです。『飾る』ことと『置いている』のは違います。子どもが『大切に飾ってくれているんだな』と思えるよう、周りも片付けてきちんと飾ってあげましょう」

そして、どういう点にこだわって作ったのか、作ってみてどうだったかなどを子どもに尋ねて、作品を通してコミュニケーションを取れるといいですね。

こどもの作品の上手な整理・収納のコツ

小学生 図画工作 

PIXTA

「作品を残すときは、その目的を考えてみることがとても重要です。作品を残す目的とは、将来、子どもの成長を振り返るときに、作品を見ながら当時の思い出に浸るためではないでしょうか」とYU-SHIさん。

そのためには、取り出しやすいかどうかも重要です。

YU-SHIさんは「作品を通して子どもの成長を振り返りたいときや、特定の作品をもう一度見たいというときに、それがどこにあるか分からなければ、ただ無駄に作品をしまいこんでいるだけです。子どもの作品の収納を考える時には、将来のことを考えて整理ができているかどうかが大事になります」とアドバイスします。

子どもが持ち帰った作品を上手に整理して収納していくために、いくつか覚えておきたいポイントがあります。

その1 作品に名前や日付・年齢を記入する

子どもの作品を後から楽しむためにも、収納の際に「誰」の「いつ」の作品かが分かるようにしておくことが大切です。

YU-SHIさん「絵画でも工作でも、家に持って帰ってきたらすぐに作品の裏に、お子さんのお名前と、日付や年齢を書くことを習慣にするのがおすすめです。面倒な場合は『〇〇(名前)・小1』だけでもOKです」

その2 こどもと一緒に作品の写真を撮る

子供の作品を子供と一緒に撮影する

YU-SHIさん提供

作品を飾ったら、ぜひ写真を撮っておきましょう。

YU-SHIさん「写真を撮る時には、子どもも一緒に。そうすることで、その作品を作った頃の子どもはどんな感じだったのか、作品と一緒に振り返って思い出すことができます。作品と子どもの成長が一緒に見られるのでおすすめです」

機会があれば、一生懸命作っている、描いている姿を撮っておくのもよいでしょう。後で見れば「あの頃はこんなふうに描いていたな」とその時間がよみがえってきます。

その3 作品写真は専用のアルバムやフォルダに入れて管理する

空間に余裕がある場合は 全ての作品を 取っておけるかもしれませんが、それは難しいご家庭が多いでしょう。

YU-SHIさん「作品の数やボリュームがあり、収納できるスペースを超えている場合は、作品そのものが残せなくても、写真に撮って残したり、А3サイズまでの薄い絵ならスキャナーを活用してデータで残したりする方法も考えましょう。この方法でも、将来、懐かしく楽しむことができます。暮らし方に合わせて後悔しないような保管方法を選択することがベストですね」

子ども作品の写真は専用アルバムに

YU-SHIさん提供

スマホやデジカメで子どもの作品の写真を撮る場合、データをしっかり整理しておくことで、より振り返りやすくなります。

YU-SHIさん「あらかじめ子どもの作品を集めたアルバムやフォルダを作っておきましょう。これまでの作品を一覧で見ることができたり、アルバムごとプリントを依頼できたりと便利です」

そして、なにより大切なのは「撮ったらすぐにそのアルバムやフォルダに入れること」だそうです。アルバムやフォルダに入れておかなかった写真というのは、どこにあるかが分からなくなってしまうことが多いからです。

その4 作品に応じた入れ物を使って収納する

子供の作品を収納する

YU-SHIさん提供

飾った作品は、次の作品を飾るときや、その季節の終わり目などに、ケースなどに入れて収納します。

YU-SHIさん「収納するケースは作品のサイズに合わせ、なるべくコンパクトに収納できるものを選びましょう。わが家では、100均などで売られている、A3サイズまで折らずにしまえる収納ケースを活用しています。さらに大きい作品を折らずに入れたい場合は、四つ切画用紙サイズが入るケースなどを選びましょう」

YU-SHIさんによれば、容器に入れて収納するときのポイントは、「ラベルを貼って何が入っているか分かるようにしておくことと、時系列順に並べられるように入れる方向を決めておくこと」だそう。

子供の作品を収納する

YU-SHIさん提供

ケースの背に「園の思い出・作品」「小1・小2の思い出・作品」などのラベルを貼って、時系列で並べていきます。作品の追加が頻繁な収納ケースはリビング周辺を定位置に、一区切りついて追加がないケースは棚の上などで保管するのがおすすめです。

その5 収納・保管する量は決めておく

「絵画はまだ厚みがそれほどないのでしまいやすいですが、立体作品となると厚みがあって箱などに入れる必要があるため、収納にはそれ相応の空間が必要です。もちろん兄弟姉妹がいるときには人数分の空間を要します。しかし、住まいの収納場所は暮らしに必要なものを多く収納しないといけないため、収納場所の広さと物の量とのバランスを考えて作品を保管する場所を決めていくことが大切です」とYU-SHIさん。

子どもの作品を収納する場所は、自宅の収納スペースを把握して考慮することがポイントです。

YU-SHIさん「特に立体作品は場所を取りますので『この箱に収まるまで』といった基準をあらかじめ決めるなど、収納場所や入れ物を限定して、残しておく作品を厳選するようにします。絵画などは取っておきやすいですが、やはり収納する入れ物や場所に収まるまでと、決めておくことが大事です。スペースからあふれて処分する場合、わが家では処分する前に写真を撮り、なるべく後悔しないようにしています。

壁の絵を写真に撮る

PIXTA

また、写真に撮るほか、子どもに『お母さん、これ上手にできたから取っておいて』とお願いされた普通紙の絵、塗り絵などは、わが家では家庭用スキャナーなどでデータ化して残しています。いつでも見ることができ、印刷もできるので便利です」

どの作品を残しておくか、お子さんにしっかり確認してから収納できるといいですね。

その6 「思い出すまではBOX」を作って活用する

子供の作品「思い出すまではBOX」

YU-SHIさん提供

作品というよりもう少し気軽な工作や絵で、親目線では早めに処分してもよさそうに思えるけれど、捨ててしまったら子どもが怒るかも? といったものについて活用したいのが「思い出すまではBOX」です。

YU-SHIさん「わが家では、こういったものは写真に撮ってから、取っ手付きのクリアストッカーに入れ、子どもの目につかない高い棚でしばらく保管します。ここで重要なのは、普段の景色から消すこと。子どもから『あれ知らない?』と聞かれなければ、3カ月ほどを目安に、子どもが不在のときに処分しています」

増え続ける子ども関連のものを上手に管理して豊かな時間を

兄弟 タブレット 仲良し 女の子 男の子

PIXTA

子どもの作品以外にも、気がつくと増えてしまって収納に困るものも多いと思います。例えば絵本や児童書などもその一つ。絵本アプリや電子書籍などを併用することで、豊かな時間をつくる工夫をしてみませんか?

みいみ

みいみ

「みいみ」は、約100冊の絵本や童話の読み聞かせが楽しめるアプリです。プロのナレーターによる臨場感あふれる朗読はもちろん、絵本のセリフの一部をお子さん自身の声で吹き替えることもできるので、親子で盛り上がれること間違いなし!月に2回、新作を追加配信しており、ハロウィンやクリスマスのシーズンにはぴったりの作品も配信。親子のコミュニケーションをもっと豊かにするお手伝いをします。

おわりに

「取り出せないものは、持っていないことと同じ」と語るYU-SHIさん。子どもの作品を片づけたり収納したりすることは、子どもの大切な思い出を整理して収納することだと実感しました。子どもの作品を上手に整理して、いつでも取り出せるようなスタイルで思い出を残しましょう。

  • この記事取材先

    YU-SHI

    整理収納アドバイザー

    YU-SHI

    整理収納アドバイザー・収納環境プランナー。長崎県大村市で活動。住宅会社、住宅資材販売会社勤務などを経て、お片付けサポートや整理収納講座、CADを使った収納計画などを行う。整理収納アドバイザー1級、収納環境プランナー、インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャーの資格を持つ。InstagramやLINEなどでも整理収納のアドバイスを発信中。

    Instagram:@youseeyushi

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公開日:2023.4.3

最終更新日:2023.12.14

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