節約食材といえばもやし! わが家のもやし料理
motoです。現在7歳、5歳、1歳、0歳の4児を育てながら、料理研究家として活動しています。
4回目のテーマ食材は「もやし」。
先月買い出しに出掛けた際、いつもは昼に行くところを夕方に行くと、もやしコーナーは空っぽで、すぐ近くのスーパーでも売り切れ。いろいろ調べると、夕方以降はほとんどのスーパーでもやしは売り切れになることが多いようで・・・。
「節約食材といえばもやし」というくらい、安くて身近なもやし。
わが家ではいつも5~6袋はまとめ買いしていて、1週間で使い切るほど頻繁に献立に登場する食材です。
野菜炒めや豚キムチなどのメイン料理から、副菜、汁物にも活用。それから、オムレツなどに入れてかさ増しすることも。とにかくいろんな料理にもやしを使っています。
組み合わせる食材も節約重視で、上手にもやしでかさ増し&満足度 UP
わが家では、かさ増しとして使うことが多いもやし。でも、せっかく節約のために購入しても、組み合わせる食材や使い方よっては、そんなに節約にならないことも。
よく、もやしだけを炒めて塩こしょうなどで味付けしただけの超節約レシピがありますが、2~3日は耐えられたとしても、満足できずに反動で食べすぎてしまったり、もやし自体は安いのに、高くてコスパが悪い食材と組み合わせて全然節約になっていなかったり、なんてことはないですか?
私は、もやしを単体では絶対に使わないようにしています。例えば、ひき肉ともやしとニラを使ったあんかけ、ツナ缶ともやしの春雨サラダ風甘酢和え、豆腐ともやし入りの食べごたえ満点のスープなど、節約を意識しながらボリューム感のある食材と組み合わせて、食費を抑えるようにしています。
他にも、焼きそばや焼うどんに、もやしがメインにならないようひっそり忍ばせてかさ増ししています(笑)
消費期限が短いもやしを大量消費するコツ
「節約のためにもやしをたくさん購入したのに、消費期限が切れていた」なんてことはありませんか? 実は私、自炊を始めたころは、せっかく買いだめしたもやしを冷蔵庫内で腐らせてしまうことも多々ありました・・・。
もやしは袋のまま冷蔵庫で保存しても、すぐに傷んでしまいがちですよね。せっかく安く買ったのに使い切れなかったら本末転倒。
そこで、私はもやしを買ってきたら、まずもやしを使った副菜を2品程度作り、3日前後で食べきるようにしています。
それから、買い物したその日の夜ご飯は、お鍋(キムチ鍋など)にもやしをどさっと使います。そして次の日のお昼ご飯では焼きそばやオムレツ、夜ご飯にはしょうが焼きや野菜炒めのかさ増しとしてもやしを活用。
メインにしないこと、同じ味付けにしないこと、いろいろな料理でもやしをかさ増しとして使うことで、家族に飽きられることなくもやしを大量消費しています。
献立充実!もやしの大満足レシピ 2選
コスパ抜群、ボリューム感も出しやすいもやし。主婦の強い味方ではありますが、料理がマンネリしがちな野菜でもあるという声も聞きます。
そこで、もやしを使いながらいつもとはちょっと違うメニューを用意しました。献立のバリエーションも広がるはずです!
もやしでボリュームたっぷり! スパニッシュオムレツ
まずは、主菜にもなる食べごたえ抜群のスパニッシュオムレツ。もやしを粗みじん切りにして卵液に混ぜ込むこと、さらに、もやしの水分を考慮して通常のオムレツよりも牛乳を少なめに入れてチーズを加えることで、きちんと固まるようにして水っぽさも感じないようにしました。
材料(4人分)
じゃがいも・・・1個
もやし・・・1/2袋
ハーフベーコン(薄切り) ・・・4枚
[A]
卵・・・4個
ピザ用チーズ・・・50g
牛乳・・・大さじ1
コンソメ(顆粒) ・・・小さじ1
サラダ油・・・大さじ1
ケチャップ・・・適宜
乾燥パセリ・・・適宜
作り方
【手順1】
じゃがいもは皮をむいて1cm角に切る。もやしは粗みじん切りにする。ハーフベーコン(薄切り)は5mm幅に切る。
【手順2】
ボウルに1の具材とAを入れてよく混ぜ合わせる。
【手順3】
フライパンにサラダ油をひいて弱火で熱し、2を流し入れ、蓋をしてコンロ調理タイマーを7〜8分に設定して焼く。いったん火を止め、大きめの皿にスライドさせて取り出し、裏返してフライパンに戻し入れる。再び蓋をして弱火でコンロ調理タイマーを3〜4分に設定して焼く。
【手順4】
切り分けて器に盛り付け、お好みでケチャップをかけ、乾燥パセリをふる。
シャキシャキと食感がいいもやしをたっぷり使っています。家族みんなで分けて食べるのにぴったりですよ。
節約もやしとツナときゅうりの甘酢サラダ
こちらはもやしを使った副菜レシピです。和や中の献立にぴったり。あっさり甘酢ベースなので、洋風のメインディッシュとも相性抜群です。
材料(4人分)
もやし・・・1袋
きゅうり・・・2本
ツナ缶(油漬け) ・・・1缶
[A]
醤油・・・大さじ2
酢・・・大さじ1
砂糖・・・大さじ1
ごま油・・・大さじ1
鶏がらスープの素・・・小さじ2
白いりごま・・・適量
作り方
【手順1】
鍋にたっぷりの水ともやしを入れ、強火で加熱する。沸騰したら火を止め、ざるにあげて水気をしっかり切る。
【手順2】
きゅうりはせん切りにし、ツナ缶は軽く油を切る。
【手順3】
ボウルに水気を切ったもやし、きゅうり、ツナ缶、Aを入れてよく混ぜる。
【手順4】
器に盛り、白いりごまをふる。
きゅうりがない場合は、乾燥わかめを水で戻して代用してもおいしく食べられます。
もやしをいつもより長持ちさせる保存方法
まとめ買いしたもやしを無駄にしないために大量消費する方法は分かったけど、「買い物後、すぐに調理する時間がない」「冷凍すれば長期保存できるけど、解凍したときに食感が悪くなる・・・」なんてこともありますよね。
私が実践している、冷蔵庫でもやしを少し長く保存する方法をお伝えします。
まずもやしを袋から取り出し、しっかり洗います。もやしが入るくらいの保存容器に水をたっぷり入れ、洗ったもやしを入れて、蓋をして冷蔵保存。野菜室ではなく、冷蔵室で保存してください。あとは毎日水を替えてあげるだけでOK。
この方法だと、冷凍保存と違ってもやしのシャキシャキ食感が残り、日にちが経っても美味しく食べられます。
私の肌感ですが、夏場だと5日ほど、冬場だと1週間近く持ちます。
この保存方法を取り入れるようになってから、消費期限が短いもやしを腐らせることはほとんどなくなりました。
おわりに
もやしは使い方、保存方法を少し工夫するだけでさらに使いやすく、家計の節約につなげることができます。今までなんとなく安いからもやしを買って、気が付けば使えなくなっていた・・・なんて方も、ぜひ今回紹介した大量消費できるメニューに活用したり、保存方法を取り入れたりしてみてください。
私の節約時短術を紹介する連載コラムは、今回が最後となります。少しでもみなさまのお役に立てたのならうれしいです。最後まで読んでいただきありがとうございました!