忙しい平日を乗り切る、一汁一菜献立ってどんなもの?
家事に子育て、仕事に追われて日々を忙しく過ごしている方にとって毎日の献立づくりは一苦労ですね。1分1秒でも時間を節約したいけれど、調理時間が限られてしまってレシピがマンネリ化してしまう。家族に喜ばれる料理を作りたいけれど、作り置きやテイクアウトに頼りっきりで出来立ての料理を食卓に並べられない…など。
そんな方に、週末の簡単な準備と平日5日間の夕食献立をワンセットにした一週間の一汁一菜の献立レシピをご紹介します。ウチコト流の一汁一菜は、しっかりおかずと具沢山スープの組み合わせがメインで、シンプルだけど食べ応えがあるのがポイントです。毎日の献立をアレコレ悩まなくても、時間をかけずに栄養バランスのよいおいしい料理を作ることができますよ!
一週間のはじまりは、週末に「まとめ買いリスト」に沿って買い物をすることから。あとはちょっとした手間と工夫の「下ごしらえ」。そして、平日はガスコンロを上手に活用して同時調理するだけで、忙しい日々でも頑張りすぎることなく、たった15分でアツアツのおいしい料理を作ることができます。
今週の一汁一菜献立を始めましょう!
鰆、春キャベツ、新じゃが、新玉ねぎ、スナップエンドウ、さやいんげんなど、売り場に華やかな食材が並ぶのと同時に食卓にも春が並びます。今だからこそ楽しめる味わいを、おいしさを引き出す調理方法でいただきましょう。
月曜日:「鰆と春キャベツのバター醤油ソテー」と「新じゃがとさやいんげんの味噌汁」
火曜日:「新じゃがと豚バラ肉の味噌炒め」と「あさりと春野菜のスープ」
水曜日:「春の親子丼」と「キャベツとミニトマトの味噌汁」
木曜日:「キャベツとスナップエンドウの豆乳クリームパスタ」と「サバ缶ミネストローネ」
金曜日:「春キャベツと肉団子の甘酢あん」と「新玉ねぎとコーンの卵スープ」
まずは休日に「まとめ買いリスト」を片手にスーパーへ!
平日の献立に使う食材はこちら。
鰆とあさりは春の魚介代表。鰆は透明感のあるもの、あさりは口がしっかりと閉じているものが鮮度がいい証拠です。
まとめ買いリストがあれば無駄な食材を買いすぎてしまうことや、スーパーでアレコレ悩む必要もありませんよ!
買い物リストの材料は、4人分を想定したものなので、家族の人数に合わせて調節してくださいね。
さあ、下ごしらえを始めましょう!
食材は揃いましたか? 今回の下ごしらえは9つあります。
今週はキャベツを1玉使い切ります。食べやすい大きさにちぎって保存袋に分けておきましょう。
豆類の筋取りはお子さんと一緒に楽しめる手仕事です。家族で協力して作業してもいいですね。
調理に使用する材料はすべてキッチンに揃えておきましょう。材料を切るときは、野菜、その次に肉類や魚介類の順番で切ると、まな板や包丁を洗う手間が省けます。いつでも時短のクセをつけておけば日々の料理が苦になりませんよ。
さあ、始めてみましょう!
これで下ごしらえは完了です。下ごしらえした食材はこんな感じになります。
あとは平日まで出番を待つだけ!
冷凍する食材と冷蔵する食材があるので間違えないように保存しましょう。
ご飯はお鍋で! おいしく炊いて冷凍保存がおすすめ!
時間がかかると思われがちな炊飯ですが、お鍋を使って直火でご飯を炊くと、3合のご飯が約20分で炊きあがりますよ。10分程度蒸らす時間をとっても約30分ぐらいで食卓に炊きたてご飯を用意することができます。
前日の晩か当日の朝に、お米を研いて浸水させておきましょう。そうすれば、ガスコンロの自動炊飯機能を使って、帰宅してすぐにボタン一つで簡単においしいご飯を炊くことができます。ガスコンロを使ったおいしいご飯の炊き方は、以下のサイトを参考にしてみてくださいね。
毎日ご飯を炊くのは面倒という方は、おいしく炊いたご飯を上手に保存すれば、炊きたてと変わらない味を楽しむこともできますよ。以下のサイトも参考にしてみてくださいね!
今週の一汁一菜献立は? 一週間の献立をご紹介!
それでは、一週間の一汁一菜献立のスタートです!
下ごしらえした食材がどんな料理に変身するのか、楽しみですね。
月曜日:「鰆と春キャベツのバター醤油ソテー」と「新じゃがとさやいんげんの味噌汁」
上品な旨味とふっくらとした身が人気の春を代表する魚、鰆を使います。フライパンで鰆の両面に焼き色を付けたらバター醤油を絡めて、柔らかい春キャベツと酸味の効いたミニトマトを加えて蒸し焼きにしました。ごろごろ野菜とさつま揚げが入った食べ応えのある味噌汁と一緒にどうぞ。ご飯がすすむ一汁一菜献立になりました。
火曜日:「新じゃがと豚バラ肉の味噌炒め」と「あさりと春野菜のスープ」
主菜はコクのある甘辛い味噌ダレで、新じゃが、サヤインゲン、豚肉を炒めます。新じゃがはグリルしてホクホク感と皮のパリッと感を引き出します。椀物はあさりの旨味と春野菜の甘味たっぷりのスープです。あさり出汁のスープはあっさりしているのに満足感がありますよ。グリーンの差し色が春らしい一汁一菜献立になりました。
水曜日:「春の親子丼」と「キャベツとミニトマトの味噌汁」
何度もリピートしたくなる春の一汁一菜献立をご紹介します。半熟とろとろ卵が嬉しい親子丼は新玉ねぎを使って甘さが際立つ仕上がりになりました。調味料はすべて同量なので覚えやすいレシピです。一緒にいただくのは、キャベツの甘さとトマトの酸味が爽やかな味噌汁です。春キャベツは煮込む前に炒めて甘味を引き出しましょう。
木曜日:「キャベツとスナップエンドウの豆乳クリームパスタ」と「サバ缶ミネストローネ」
春キャベツとスナップエンドウをふんだんに取り入れた、春を感じる豆乳クリームパスタを作りましょう。合わせるのは、家庭に一つはストックしておきたいサバの水煮缶を使ったミネストローネです。汁ごと使えば魚のおいしさを全部いただけますよ。ヘルシーな一汁一菜献立です。
金曜日:「春キャベツと肉団子の甘酢あん」と「新玉ねぎとコーンの卵スープ」
春野菜の甘味を引き出した一汁一菜献立です。主菜は手作り焼き肉団子を甘酢あんに絡めていただきます。春キャベツやニンジンなどの野菜は炒めずにフライパンで蒸し焼きにしましょう。鶏ガラスープをベースにした中華風のコーンスープは、煮込む前に新玉ねぎをよく炒めて甘味を倍増させてから使いましょう。