週末の天気が気になる金曜日。今日は春野菜の甘味を引き出した一汁一菜献立です。
春野菜の最大の魅力はその優しい甘味。焼いたり、蒸したり、グリルしたりと、料理に合わせて調理方法を選べば、旬の味わいを最大限引き出すことができます。
今日の主菜、春キャベツと肉団子の甘酢あんは、野菜を蒸すことでその甘味を引き出します。春キャベツは手でちぎって冷蔵庫に保存しておきました。加熱することでしんなりと小さくなるので大き目にちぎっておくと、歯ごたえと柔らかさの両方が残る仕上がりになります。
肉団子は週末に下ごしらえしておいた手作りの肉種を使います。味付けは塩と醤油、ゴマ油でシンプルに、つなぎは片栗粉だけなので他の料理にもアレンジしやすいですね。肉種は豚ひき肉が安い時に多めに購入して、自分好みに調味してストックしておくと便利ですね。
中華風のコーンスープに入る新玉ねぎは炒めてから煮込みます。生で食べられる程みずみずしい新玉ねぎは、水分を飛ばしてあげることで凝縮した旨味を引き出すことができます。クリームコーンと新玉ねぎの自然な甘みがスープのおいしさになります。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回使用する下ごしらえ食材は「キャベツをちぎったもの(冷蔵)」、「肉団子用肉種(冷凍)」の2つです。
「肉団子用肉種」は使用する日の朝に冷蔵庫へ移して半解凍させておきます。お肉は完全に解凍してしまうと水分と共に旨味が流れ出してしまい、パサついて味気ない仕上がりになってしまいます。せっかくおいしい豚肉を選んでもこうなってしまってはもったいないですね。焦らずゆっくりと低温で解凍してあげましょう。
「春キャベツと肉団子の甘酢あん」の材料(4人分)
肉団子用肉種・・・全量
キャベツをちぎったもの・・・300g分
新タマネギ・・・1/2コ
ニンジン・・・1/2本
サラダ油・・・適量
[A]
砂糖・・・大さじ2
醤油・・・大さじ2
酢・・・大さじ2
酒・・・大さじ1
ショウガ(すりおろし)・・・1片分
コショウ・・・適量
片栗粉・・・小さじ2
鶏ガラスープの素・・・小さじ1
水・・・1/2カップ
「新玉ねぎとコーンの卵スープ」の材料(4人分)
新タマネギ・・・1/2コ
ベーコン(塊)・・・50g
[A]
クリームコーン(缶)・・・1缶(約190g)
水・・・2カップ
鶏ガラスープの素・・・小さじ1
塩、コショウ・・・各適量
卵・・・1コ
ガスコンロで同時調理に挑戦!
フライパンでは春キャベツと肉団子の甘酢あんを、片手鍋ではスープを作ります。
甘酢あんに入る肉団子は揚げずにフライパンで焼きます。ひき肉から作る肉種は火が通りやすいので、こまめに一つずつチェックしながら焼く必要があります。全体に均等に焼き色を付けたい時は、ガスコンロの温度調節機能を170℃に設定して一定の温度でまんべんなく火を入れていきましょう。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
今日の献立では主菜とスープを交互に調理していきます。こんな時には、するべき作業がわかる工程表があると便利ですね。
すべての食材と調味料はキッチンの手に届く場所に揃えておきましょう。こうしておくだけで冷蔵庫とキッチンを往復する手間がなくなるので更に時短になります。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
さっぱり!「春キャベツと肉団子の甘酢あん」
豚ひき肉で作る肉団子を甘酢あんでいただきます。野菜は炒めずにフライパンで蒸し焼きにして優しい甘味を引き出しました。柔らかい春キャベツは豪快に手でちぎって野菜そのもののおいしさを感じましょう。甘酢あんは調味料と片栗粉を最初に混ぜ合わせておきます。水溶き片栗粉を用意する手間がないので時短になりますね。
コクうま!「新玉ねぎとコーンの卵スープ」
鶏ガラスープをベースにした中華風のコーンスープです。牛乳を使わないのですっきりとした後味に仕上がりました。新玉ねぎは煮込む前に炒めて甘味を倍増させてから使います。滑らかなクリーム状のコーン缶を使えばミキサーにかけなくても、とろみのあるスープに仕上がります。これなら小さいお子さんでも飲みやすいですね。