火曜日はグリーンの差し色が春らしい一汁一菜献立になりました。
グリーンの正体はサヤインゲンとスナップエンドウ。青々とした春の豆は食卓に春を届けてくれますね。どちらもシャキッとした歯ごたえが魅力の野菜なので、火の通し過ぎには要注意です。料理に合わせて週末の下ごしらえで調整しておけば、ベストな食感に仕上げることができます。
炒め物に加えるサヤインゲンは筋を取ってから下茹でしておきました。当日はできあがる直前にさっと合わせてあげましょう。スープに加えるスナップエンドウは筋を取ってカットしておきました。何かと手間のかかる豆類の筋取りは、作りたい料理を想像しながら、週末にまとめて下処理しておけば時間を有効活用できます。
味噌炒めで存在感抜群なのが新じゃがです。冬のじゃがいもよりも早めに収穫される新じゃがは皮が薄くてみずみずしいのが特徴。週末の下ごしらえで皮ごとグリルで加熱しておきました。皮のパリッと感と中身のホクホク感がたまらない仕上がりです。
スープの旨味の決め手になるのはあさり出汁です。砂抜きが難しそうと料理ビギナーの方には敬遠されがちですが、基本を押さえれば難しいことはありません。以下の記事も参考にしてみてください。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回使用する下ごしらえ食材は「スナップエンドウを切ったもの(冷凍)」、「新ジャガイモを加熱したもの(冷蔵)」、「サヤインゲンを茹でたもの(冷蔵)」、「砂抜きしたアサリ(冷蔵)」の4つです。
「スナップエンドウを切ったもの」は冷凍のまま使用します。週末に20本を下処理して保存しておきました。火曜日は8本、木曜日は12本使用しますので、今日は少ない方を選びましょう。
「サヤインゲンを茹でたもの」は、火曜と水曜日の2日分残っています。今日は半量の50g分使いましょう。
「新じゃがと豚バラ肉の味噌炒め」の材料(4人分)
豚バラ肉(薄切り)・・・400g
塩、酒・・・各適量
新ジャガイモを加熱したもの・・・3コ分
サヤインゲンを茹でたもの・・・50g分
ニンニク(みじん切り)・・・1片分
[A]
酒・・・大さじ2
砂糖・・・大さじ2
醤油・・・大さじ1と1/2
味噌・・・大さじ1
「あさりと春野菜のスープ」の材料(4人分)
砂抜きしたアサリ・・・全量
新タマネギ・・・1/2コ
ニンジン・・・1/2本
スナップエンドウを切ったもの・・・8本
[A]
水・・・3カップ
鶏ガラスープの素・・・小さじ1
塩、コショウ・・・各適量
ガスコンロで同時調理に挑戦!
フライパンでは味噌炒めを、片手鍋ではスープを作ります。
おいしい炒め物を作るコツは温度管理。火が弱すぎると水っぽい仕上がりになり、反対に強すぎると食材を焦がしてしまうことも。炒める食材に合わせて火力を調節すれば、プロの様な仕上がりに近づきますよ。今日は弱火でじっくりとニンニクを加熱して香りを引き出してから、強火で一気に豚バラ肉を炒めます。ガス火なら火力が目で見てわかるので、温度調節が一目瞭然ですね。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
家族のおいしい! の声を聞きたいから、料理は一番おいしいタイミングでテーブルに並べたいですね。
今日は最初にスープを作り、煮込んでいる間に主菜の炒め物を作ります。工程表で手順をしっかりと確認てから始めましょう。テンポよく料理する手を止めたくないから、使用する食材は手の届く場所に揃えておきましょう。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
ご飯がすすむ「新じゃがと豚バラ肉の味噌炒め」
コクのある甘辛い味噌ダレで旬の食材をいただきます。豚バラ肉は最初に炒めて旨味たっぷりの脂を引き出してから他の食材を加えます。新じゃがはグリルで焼いて味を凝縮させれば、身のホクホク感と皮のパリッと感がたまりません。サヤインゲンのグリーンを差し色にした、白いご飯と相性抜群の一品です。
旨味たっぷり「あさりと春野菜のスープ」
あさりの旨味と春野菜の甘味たっぷりのスープです。優しい色合いは春を先取りした気分になりますね。あさりの出汁が溶け込んだスープは、あっさりしているのに満足感があります。新タマネギの優しい甘味が全体をまとめてくれます。出汁の風味を損ないたくないから味付けは塩、コショウだけ。ごくごくシンプルに作りました。