3月が始まりました。月曜日はご飯がすすむ一汁一菜献立をご紹介します。
主役の鰆は焼き色を付けてからバター醤油に絡めます。横に添えるキャベツも同じフライパンで蒸し焼きにしましょう。春キャベツのおいしさを最大限に生かすならば手でちぎるのがおすすめです。不揃いな形でさまざまな食感を楽しめるだけでなく下準備も簡単ですよ。水分量が多いこの時期のものは加熱するとクタッと小さくなってしまうので大きめにちぎるといいでしょう。
主役の鰆は週末の下ごしらえで塩を振っておきました。塩の浸透圧で魚の余分な水分や臭みを抜くことができるので、調理前にしっかり水分を拭き取ってから使うのがポイントです。
一緒にいただく味噌汁には新じゃがとさやいんげんを加えます。ひと手間かかる野菜の下準備は、週末の下ごしらえで済ませておきました。皮の薄い新じゃがは、皮を剥かずにサラダ油を絡めてからグリルで加熱しました。さやいんげんは筋を取ってから塩茹でして、カットしておきました。たったこれだけで今日の調理が格段に楽になりますね。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回使用する下ごしらえ食材は「キャベツをちぎったもの(冷蔵)」、「新ジャガイモを加熱したもの(冷蔵)」、「サヤインゲンを茹でたもの(冷蔵)」、「サワラに下味をつけたもの(冷蔵)」の4つです。
今週はキャベツを1玉丸ごと使い切ります。「キャベツをちぎったもの」は300gずつ4つに分けて保存しました。どれでもお好きなものを選びましょう。
「新ジャガイモを加熱したもの」は月曜と火曜日分の大小2つの袋に分けてあります。小さい方を選びましょう。
「サヤインゲンを茹でたもの」は月曜、火曜、水曜日分まとめて保存してありますので、そこから1/3量の50g分を使いましょう。
「鰆と春キャベツのバター醤油ソテー」の材料(4人分)
サワラに下味をつけたもの・・・全量
小麦粉・・・適量
キャベツをちぎったもの・・・300g分
ミニトマト・・・8コ
サラダ油・・・適量
ニンニク(みじん切り)・・・1片分
酒・・・1/2カップ
[A]
バター・・・20g
醤油・・・大さじ2
「新じゃがとさやいんげんの味噌汁」の材料(4人分)
新ジャガイモを加熱したもの・・・2コ分
ニンジン・・・1/2本
サヤインゲンを茹でたもの・・・50g分
さつま揚げ・・・3枚(約150g)
[A]
水・・・3カップ
和風だしの素・・・小さじ1/2
味噌・・・約大さじ2
ガスコンロで同時調理に挑戦!
フライパンではバター醤油ソテーを、片手鍋では味噌汁を作ります。
フライパンで魚を焼く場合、生焼けだったなどの失敗談をよく耳にします。難しく感じるかもしれませんが、火加減をしっかり管理できれば、上手に焼くことができます。今回は、中火で両面を焼いていきます。お使いのガスコンロに温度調節機能が搭載されていれば170℃に設定しましょう。温度調節機能があれば、火力の調整をガスコンロにお任せできるのがうれしいですね。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
材料に火が通るまでの隙間時間を交互に使って一汁一菜を作ります。工程表があれば手順は一目瞭然。必ず最初に目を通してくださいね。
今日使う食材は最初にキッチンの手に届く場所に揃えてくと便利です。こうしておくだけで冷蔵庫とキッチンを往復する手間がなくなるので更に時短になりますよ。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
春の味「鰆と春キャベツのバター醤油ソテー」
魚辺に春と書く鰆は、上品な旨味とふっくらとした身が人気の春を代表する魚です。シンプルな塩焼きの場合はグリルで焼きますが、今日は焼き色を付けた後にバター醤油を絡めるのでフライパンで調理します。両面にきれいなキツネ色が付いたら、柔らかい春キャベツと酸味の効いたミニトマトを加えて一緒に蒸し焼きにしましょう。
具沢山「新じゃがとさやいんげんの味噌汁」
ごろごろ野菜とさつま揚げが入った食べ応えいっぱいの味噌汁です。新じゃがは皮が薄いので皮を剥かずに丸ごといただきましょう。グリルで加熱すれば、味が凝縮する上に皮のパリッとした食感が楽しめます。旨味いっぱいのさつま揚げは、煮込めば煮込むほど魚介の旨味が溶け出します。味噌汁に加えるだけで旨味がアップしますよ。