室内遊びマンネリ化していませんか?
雨や夏の暑い日など、子どもが外で遊べない日ってありますよね。子どもが室内遊びをしなくてはいけないシーンは意外と多いものです。みなさんのお子さんは、お家でどのようにして過ごしていますか?
室内で過ごす時間が長くなると、「家にあるおもちゃ」にもだんだん飽きてきて、新しいおもちゃを購入しても、すぐに飽きてしまう・・・。しかしそうはいっても、テレビや映画・ゲームばかりになるのもできれば避けたいものです。
でも、現実的に子どもの有り余るエネルギーをうまく発散できる室内遊びを思いつくのは、なかなか難しいところ。
そこで今回は、家族で楽しめる【室内遊び】のアイデアをご紹介します。お家の中で、身近なものを使って楽しく体を動かしてみましょう!
お家にある身近なもので楽しもう!
今回ご紹介するのは、日本レクリエーション協会の「おうちで60秒チャレンジ」で紹介されている室内遊びです。家にある身近なものを使って楽しめる簡単なもので、複数人で行えるので、家族とコミュニケーションを取りながら体を動かせるものばかりです。
何秒でキャッチできるかな? 「アシカチャレンジ」
このユニークな名前の室内遊びのルールは簡単! 新聞紙で作ったリング5個を、何秒で頭キャッチできるか、を競う遊びです。必要なのは新聞紙とセロハンテープのみ。
まずは、新聞紙リングを作りましょう! 工作をする時間も子どもにとって、とても楽しい時間。この新聞紙リングは、とっても簡単に作れますし、色を塗るなどすればオリジナルのリングにすることもできますね。
【新聞紙リングの作り方】
1. 新聞紙を広げ、隅からきつめに巻いていきます
2. 巻き終わったところを、セロハンテープで1か所程度止めます
3. 棒状になった新聞紙の端を片方の手の人差し指と親指でつぶします
4. 3で新聞紙をつぶした手はそのままの状態で、少し下の部分をもう一方の手の人差し指と親指でつぶします(この時、3で新聞紙をつぶした部分と90度回転させます)
5. 次は上になっている手で、4で新聞紙をつぶしたところの少し下の部分を、3で新聞紙をつぶした向きにつぶします
6. 以下新聞紙の一番下まで「つぶす→90度回転させてつぶす→つぶす→90度回転させてつぶす」繰り返します
7. つぶした新聞紙の端と端をくっつけるようにリングを作り、セロハンテープで止めます
【遊び方】
1. 1.5m離れて向かい合い、投げ手と受け手に分かれます
2. 投げ手は受け手の頭めがけてリングを投げ、受け手は頭でリングをキャッチします
3. 5個のリングを頭キャッチするまでにかかった時間が記録となります
※ リングが頭キャッチできなかった場合は、受け手が拾って投げ手に渡します
この「アシカチャレンジ」のいいところは、1.5mの距離さえ取れればできる遊びのため、スペースがあまり必要ないところです。また、2人でも大人数でも遊べるので、チーム戦にしたりなど遊び方も広がりがありますね。
パスも拍手も何回できるか挑戦! 「パンパンパスチャレンジ」
「パンパンパスチャレンジ」は、60秒間に、拍手を入れながら風船を何回パスできるかチャレンジする遊びです。名前通り「パンパン」で「拍手2回」、「パス」で「持っている風船を相手にパス」をリズムよく楽しむ室内遊びです。この遊びに必要なのは、なんと風船だけ。
【遊び方】
1. 2人で向かい合い、長座の状態で1人が風船を持ちスタンバイします
2. スタートの合図で風船を相手に片手で打ってパスします
3. 風船が空中にある間に2人で2回拍手をします
4. その後パスを返し、また2人で拍手します
5. これを繰り返し、60秒間にパス(拍手含む)に成功した回数が記録となります
「パンパンパスチャレンジ」も2人以上で遊べる室内遊びで、協力してチャレンジするゲームです。「60秒間にパス(拍手含む)に成功した回数を記録して遊ぶ」というのが基本ルールですが、慣れてくれば「拍手を3回する」や「風船は右手だけでグーの形でパスしなくてはならない」など、オリジナルのルールを作ってみると、遊びの幅も広がり、子どもも飽きずに遊べます。ぜひ試してみてください。
60秒ピッタリでストップ! 「足踏み60チャレンジ」
次に紹介するのは「足踏み60チャレンジ」。この遊びは、新聞紙の上で目隠しの状態で足踏みをし、60秒ピッタリで止まれるかにチャレンジする室内遊びです。
【遊び方】
1. 目隠し(または目をつむるなど)をして、ひろげた新聞紙の上に立ってスタンバイします
2. スタートの合図で歩行ペースの足踏みを始め、1から60まで声に出しながら秒数をカウントします
3. 60のカウントでストップウォッチを止めます
4. 60秒との誤差が記録となり、より近づけた方が高記録となります(最高記録は60秒ピッタリ)
※ 60をカウントした時に、新聞紙から両足が完全に出ていたらアウト(記録なし)です。ただし、チャレンジの途中で足が出てしまっても、最終的に新聞紙の上にいればセーフとなります
※ 床に新聞紙をそのまま置くと滑りやすいので、滑らないように固定するか、滑らない場所で行うなど工夫しましょう。また周囲に危険なものがないかも確認してから始めるようにしましょう
この動作、簡単なようで実は結構難しいのです! カウントしながらその場で足踏みを続けるというのは、大人にとっても至難の業。家族で記録を競い合えば、盛り上がること間違いなしです。この「足踏み60チャレンジ」は楽しいだけでなく、室内でできる簡単な運動にもなります。ぜひ、ご家族みなさんでチャレンジしてみてください。
ご紹介した遊びはどれもご家族で楽しめるものなので、家族の仲を深めるのにもぴったりです。外に出られないと憂鬱になりがちですが、楽しい室内遊びがあれば、お子さんも家で過ごす時間が楽しくなるに違いありません。
はしゃぎすぎて怪我などをしないよう安全な場所で、そして特に集合住宅などでは音など周囲への配慮を忘れずに楽しんでくださいね。
おわりに
「家で過ごす遊び方のアイデアが尽きてきたなぁ」とお困りの皆さんに、手軽にできる「室内遊び」をご紹介しました。工夫次第でお家での遊びはもっと盛り上がります。子どもたちが生き生きと体を動かしながら遊ぶことができると、お家で過ごす時間が楽しくなりますね!
監修:公益財団法人 日本レクリエーション協会
1947年に設立。新しい時代の要請に応えながらレクリエーション運動を推進しています。
今回ご紹介した「おうちで60秒チャレンジ」について、詳しくはホームページをご確認ください。
子どもだけの時間が増えてきたら、「防犯」も見直すタイミング
お子さんが小学生になると、買い物などちょっとした外出の時はお留守番をお願いするというご家庭も多いのではないでしょうか。また、学校から帰ってきて友達と遊んだり、習い事に行ったりと子どもだけで行動することも増えていくでしょう。
「もう何度もお留守番をしているから、大丈夫だろう」と思いつつ、やっぱり子どもの行動は気になりますよね。せめて、玄関や窓の鍵はちゃんとしまっているか、外に出ていないか、習い事などの時間にちゃんと家を出たか、など最低限のことを通知してくれるサービスがあると安心です。