【がすてなーにの行き方】豊洲駅から徒歩6分
東京メトロ有楽町線「豊洲駅」7番出口またはゆりかもめ「豊洲駅」北口から徒歩6分。大きな交差点などもなく、広い歩道をゆっくり歩いて向かうことができます。上の写真で右手に見えているのが「がすてなーに ガスの科学館」です。ベビーカーでも安心ですね。
【がすてなーにの遊び方】科学で料理の謎を探る 「サイエンスキッチン」
「がすてなーに」で人気なのが、この「キッチンキッチン」で食べ物や料理の謎を科学的に解明する「サイエンスキッチン」。夏休み・冬休みなどの長期休みや日曜祝日に不定期開催されています。
今回のサイエンスキッチンのテーマは「マシュマロ」でした。コミュニケーターは、サーヤさんとジュンちゃんのお二人。軽快なトークに子どもたちも、後ろで見学している大人たちも惹きつけられます。
よく食べている食材でも、その材料は意外と知らなかったりするもの。マシュマロを目で見て、においを嗅ぎ、手で触って、その特徴を話し合います。
「周りはサラサラしているけど、中はべたつく」「手で温めると溶ける」「香料っぽいにおいがする」など、さまざまな声があがっていました。
次に材料の1つである「ゼラチン」を触ってみます。プルプルしたゼラチンですが、手に載せて温めていると溶けます。
「わ、水みたいになった!」と驚きの声が上がっていました。
親として普段なら「食べ物で遊んではいけません」と叱るところですが、ここは学びの場。ゆったりと子どもの反応を観察できるのは嬉しいですね。
一人ずつ、ガスコンロでマシュマロを焼いていきます。ふわっと甘いにおいが立ち込め、マシュマロの周囲がこんがりと色づいていきます。
「真っ先に食べてしまう子も多いのでは?」と心配しましたが、どの子も教えられた通りに、まず、目で見て、においを嗅ぎ、五感で感じてから味わっています。そして、真剣にメモを取っていました。
大人も子どもも楽しめる「キッチンキッチン」のサイエンスキッチン。参加費は無料ですが、事前に整理券の配布があります。入り口の掲示板に整理券の配布時刻が掲載されています。参加したい場合には、チェックしておくのがオススメです。
【がすてなーにの遊び方】エネルギーや環境をテーマとした「サイエンスショー」
1階のエナジースタジオでは、日に数回、「サイエンスショー」をやっています。実験を通して、エネルギーや環境の不思議を解き明かします。
今回のテーマは「においの秘密」。「におい当てクイズ」をして楽しみながら、「におい」が「生活の中でどのような役割を果たしているのか」や、都市ガスに「におい」が付けられている理由を一緒に考え、ガスの安全対策を知ることができます。
当日はどのプログラムもほぼ満席。大人にも小さなお子さんにも興味を持ってもらえるよう、工夫しているのがうかがえました。こちらは整理券は不要。開始時刻に会場に行けば参加できます。時間になると構内アナウンスもあります。見逃しも防げますね。
【がすてなーにの遊び方】屋台で紙芝居や実演!「ポケットプログラム」
「ポケットプログラム」の小さな屋台では実験や紙芝居をしてくれます。1階のワンダーポケットで開催されています。
今回のテーマは「ガスのマイコンメーター」の役割。地震が起きた時、どうマイコンメーターが役立つのか、子どもにもわかりやすく解説していました。
参加者の半数以上が未就学児。小さなお子さんたちが真剣にクイズに取り組んでいる様子が印象的でした。
こちらも整理券は不要です。日に何度かやっているので、その時間に行けば参加することができます。
【がすてなーにの遊び方】ガスを知る展示
1階の展示は「暮らしを支えるガスを知る」がテーマです。部屋中に張り巡らされている黄色い管は、本物のガス管。圧力をかけて、ガスを送り出す仕組みを学んだり、ヘルメットをかぶってガス管をくぐったりする体験ができます。
4人でタイミングを合わせて力を込めると、中央のボールが空気圧で浮き上がる仕組みです。身体を使って学ぶワークに子どもたちは盛り上がっていました。
こちらでは化石燃料(天然ガス、石油、石炭)が地球の限られた資源であることや、エネルギーとして利用した時の環境性の違いを見ることができます。
これはスマートエネルギーネットワークの概念を解説した展示です。スマートエネルギーネットワークが実現すると、時間帯や天候によって各施設のエネルギー需給が変化した時、同じ街の施設間でエネルギーを融通し合うことができます。
この展示では、ボタンを使ってエネルギーを施設間で融通し合います。ゲーム感覚で楽しんでいました。
【がすてなーにの遊び方】「エネルギーや環境」と暮らしとの関わりを学ぶ
これは車を実際に運転する体験を通し、エネルギーの無駄が起きにくい効率的な運転方法を理解するゲームです。エネルギーの消費状況が常に表示されており、急ブレーキや急な加速をすると、エネルギーの消耗が速いことがわかります。
大人気で常に列ができていました。
こちらはコンビニを模した展示。実際の商品が陳列され、お買い物体験ができます。コミュニケーターが「リサイクルされた商品はどれ?」などお題を出して、子どもたちが商品を探し、レジで答え合わせをしてくれます。
「買い物体験」では、コミュニケーターとのやり取りを通じて、「環境に優しい行動とは何か」を学びます。「買い物体験」の時間帯は決まっていて申込みは不要。行けばその場で参加できますよ。
【がすてなーにの遊び方】お昼や休憩はどうする?
「がすてなーに」には「わくわーくルーム」と呼ばれる休憩所があります。こちらは飲み物の自販機が設置された、飲食可能なスペースです。お弁当を食べている人が大勢いました。
周辺には、大型商業施設「ららぽーと豊洲」を中心に飲食店が数多くあります。距離的には利用することも十分可能ですが、午前・午後とプログラムが満載なので、一度に楽しむにはお昼を持ち込むのが良いかもしれませんね。
エントランス奥には、眺めの良いこんなスポットも。ベンチもあり、ゆっくりと休憩している方も多く見られました。
東京ガス「がすてなーに ガスの科学館(豊洲)」とは?
所在地・住所:東京都江東区豊洲6-1-1(アクセスはこちら)
TEL:03-3534-1111(受付時間 10:30~17:00)
入館料:無料
「がすてなーに ガスの科学館」では「自分で見て、聞いて、触って、嗅いで」と五感を駆使して楽しみながら理解する体験型展示物に加え、個性豊かなコミュニケーターによる、展示物やプログラムを提供しています。こうして、エネルギー環境教育における「アクティブ・ラーニング」の場を創出します。
暮らしを支えるエネルギーやガスの役割や特長、環境問題を見て、触れて、感じながら学べる体験型学習施設です。クイズや実験にチャレンジしたり、地球環境問題についても分かりやすく学習できますよ。
お子さんのお休み期間や週末には、体験型プログラムや季節のイベント等もあり、入館も無料。小さいお子さんから高学年のお子さんでも楽しめます。
ぜひ、夏休みなどの自由研究にもお役立てください。
おわりに
今回は2018年の夏休みのプログラムを中心に「がすてなーに」の楽しみ方についてご紹介しました。プロの手を借りれば、家ではできないことも経験させてあげられますね。
ぜひ、親子でご来館されてみてはいかがでしょうか?
※「がすてなーに」は2019年10月に大幅にリニューアルをしています。
※現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、プログラムや一部の展示は休止しています、詳しくは、ホームページをご確認ください。(2021年6月)