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【事例:建築家と建てるプロジェクト】二世帯オーナー邸付賃貸マンション建築の流れ(3)

土地活用のために最近注目されている「賃貸併用住宅」。快適な自分たちの住まいと賃貸住宅入居者の双方に満足いくマンションを建てるにはどうすればいいのでしょうか? 実際に建築家と「賃貸併用住宅」を建てた物件の起工式から竣工までの流れ・様子を、5回に分けてお届けします。【リビングデザインセンターOZONE:家づくりのサポートメニュー「OZONE家design」のお客さまの実例より】

最終更新日:2023.3.14

目 次

引渡し前確認とは?

前回は、壁配筋や工事中確認の様子をお届けしました。今回は引渡し前確認の様子をお届けしていきます。

引渡し前確認では、建主の最終検査に同行して問題がないかを見て回ります。
内容が盛り沢山のため、2回に分けてお届けします。

 ●今回・・・賃貸部分を中心とした建物のご紹介
 ●次回・・・引渡し前確認の内容について

マンションの外観

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それでは賃貸部分を中心とした建物のご紹介から。

建主が自転車好きなこともあり、自転車愛好家の住居や、SOHOとして使っていただくことをコンセプトにした賃貸マンションです。

写真は南向きのファサード。エントランスは地下1階扱いとなっています。
向かって右側の擁壁部分は、スチールの網かごの中に以前の建物を解体したコンクリートの塊がゴロゴロと入っていたりと、独特のアプローチが出来上がりました。

エントランスの両側の植え込みには、既存のモミジや新に植えられた木々が徐々に擁壁を覆うように枝垂れてくることでしょう。

屋上は、オーナーが利用する庭園として、広々した広場になっています。角地なので見晴しが良く、家族でBBQを楽しむ予定とのこと。お子さんは「お誕生日パーティーもできるね! 」と大喜びです。

土間

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賃貸部分は全10室で、33.21㎡と33.58㎡の2タイプがあります。

入口側にそれぞれ4帖のモルタル仕上げの土間が付いています。
土間には、各部屋共通でキャスター付きの棚が設置されていて、好きな場所で使えるよう
になっています。

靴箱として使っても良し。収納の中にも入れられるサイズに設計されているので、収納の中で使っても良しです。

壁紙

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角部屋の茶色の壁は、OSB板(木材を薄い削片状にしてから乾燥させ、熱硬化性接着剤とともに積層し、高温のプレス処理を経て強固な板材にしたもの)です。

部屋を借りた人が自分の好きなように棚板を取り付けられるように、縦の目地部分には、釘やビスが打ち込めるようになっています。40~50㎏の荷重にも耐えられるように設計されているそうです。

コンクリートの壁

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標準タイプ各部屋は、隣の部屋との界壁がコンクリート打ち放し仕上げになっています。
コンクリートに、ポツポツと凹んだ丸い穴には、自分で金物を取り付けて棚やフックを取り付けることが可能です。

壁全面を使って、自分仕様に演出することができますね。


この続きは、第4回でご紹介します。第4回は、引渡し前確認の後半です。引渡し前確認においてどんな指摘があり、それらをどう手直ししたのかをご紹介します。

選ばれ続ける! 知恵を集めた賃貸集合住宅セミナー

セミナーの様子

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OZONEで開催している無料の住まいづくりセミナーの1つに、賃貸事業を検討されている方に向けた講座があります。

借り手から選ばれ続け、オーナー自身も長く満足できる集合住宅を作るための様々な計画の知恵をお伝えしています。

(このイベントは終了しています)

この物件でご利用いただいたのは、OZONEの家づくりサポートメニュー「OZONE家design」です。
(※新築コンサルティングのフルコース+賃貸マンション計画コースをご利用いただいています)

住まいのご相談はOZONE家designへ

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リビングデザインセンターOZONEでは、住まいづくりのサポートメニュー「OZONE家design」をご提供しています。住まいづくりコンサルタントが、新築・建て替え・リノベーションなど、お客さまそれぞれの家づくりのご要望に合わせてご対応します。

「リビングデザインセンターOZONE」とは

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「リビングデザインセンターOZONE」は、新宿パークタワーの3~7Fに展開する「住まいとインテリアの情報センター」。

家具や生活用品、住宅設備、建材まで、個性豊かなショールームとショップ、住宅デザインの書籍や製品カタログを集めたライブラリーなどの情報フロアで構成されています。

毎日を快適に、暮らしが楽しくなるような住まいの実現に向けて、セミナーやワークショップなどの他、コンサルティングを重視した専門家による家づくり支援やインテリアデザインのプログラムを実施しています。ぜひ、お越しください!

リビングデザインセンターOZONE
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公開日:2018.1.10

最終更新日:2023.3.14

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