あなたの主食、ご飯とパンのどっち?
あなたは普段、「主食」に何を食べていますか?
朝食、昼食、夕食などの食べるタイミングによって違うという方も多いのではないでしょうか。
現代は、昔に比べて「お米離れ」が進んでいるとよく言われています。
東京ガス都市生活研究所の調査「現代人の食事情2013~ご飯の食べ方・炊き方の実態~」では、ちょっと意外な実態が明らかになっています。
【朝食】は、若い人ほどパンより「ご飯派」!
年代別に、朝食の主食に何を食べるかを、「米飯」「パン」「シリアル類」「麺類」の選択肢の中から尋ねました。すると、全体的に「パン」が多かったものの、若い世代ほど「ご飯」派が多いことが分かりました。
逆に、50代以上の高齢層ほど「パン」が多くなっています。
【昼食】も、若い人の多くは「ご飯派」
次に「昼食」です。
こちらも、若い人ほど「ご飯」が多いという結果でした。一方高齢層は「麺類」が多く、男性の60代以上、女性の50代以上で、トップが米食から麺類に変わっています。
定年後の夫婦は、昼食に麺類を選んでいる様子がうかがえます。
【夕食】は年代問わず「ご飯」を食べる傾向に
最後に、夕食の主食としては、全年代で米飯の割合が非常に高く、「夕食はご飯」と言う方が多いようです。やはり、「お米」は日本人にとって欠かせない主食であることが確認できます。
近年、高機能で価格の高い炊飯器の人気が高いことも、「毎日食べるご飯だからこそ、高額な対価を払っても美味しいご飯が食べたい」という気持ちを表しているのかもしれません。
【炊飯の実態】ご飯を炊く頻度と量はどれくらい?
では、実際の炊飯頻度はどれくらいなのでしょうか?
炊飯の頻度は、家族2人以上では「毎日1回」という人が最も多く、5人以上の家族では「1日に2回以上」ご飯を炊くという方が25.7%にのぼりました。
一方で、一人暮らしは「週1~2回」炊飯するとの回答が最も多く、家でご飯を炊かない人も13.6%存在します。
1回の炊飯量は、一人暮らしは「1合以下」、5人以上の家族は「5合以上」炊飯する割合が高いが、全体としては「1回の炊飯量は3合程度」という家庭が多いようです。一人暮らしでも1回に「2.5~3合炊く」という人が35%と多く、まとめて炊いて保存している人が多いと考えられます。
この理由として、「ご飯は、ひとり分だけ炊くとおいしく炊けないと思う」か聞いたところ、52.1%と半数以上が「あてはまる」と答えています。
少量ではご飯は美味しく炊けないとのイメージが、一人暮らしや少人数の家庭がまとめ炊きをする理由のひとつと言えるかもしれません。
【炊飯の実態】炊飯の方法は?
炊飯方法については、炊飯器を使用する人が最も多く9割前後でした。
また、1~2人の少人数家族では、「ガスコンロと鍋」で炊飯する人が5~6%と、大家族と比べるとやや高い傾向があるようです。
では、「ガスコンロと鍋」でご飯を炊いている人は、どのような人が多いのでしょうか?
電気・ガスの炊飯器を使う人と比較すると、20代は少なく、30代~70代の各年代が17%前後となっており、1~2人の少人数家庭が6割を占めていることがわかります。
【炊飯の実態】「鍋でご飯を炊く」のはどんな人?
「ガスコンロと鍋でご飯を炊く人」に、料理に対する意識を聞いたところ、「料理を手作り」することにこだわる方が多いことがわかります。また、「食事は家庭で作るべき」と考えている割合が他の炊飯器を使う人に比べて高い傾向があることも分かりました。
【ご飯の保存の実態】冷凍保存 vs 冷蔵庫 vs 炊飯器保温
ご飯の保存は、少人数家庭では「冷凍庫」、家族人数が多いほど「炊飯器で保温」が多いようです。
一人暮らしは50%以上が冷凍保存を行っており、「ご飯はいつも冷凍庫にあるもの」というスタイルが、単身者や少人数家庭を中心に定着している一方で、「ご飯をいつも炊飯器で保温する」ことは大人数家庭の特徴になっています。
おわりに
日本人にとって、主食としての「ご飯」に関する調査結果をご紹介しました。
意外なことに、朝食では若年層ではご飯派が多く、高齢層ほどパン派が多いという結果でしたが、やはりご飯は日本人にとって欠かせない主食であることを改めて確認できる結果でした。
また、ご飯はいつも冷凍庫にあるというスタイルが、単身者や少人数家庭を中心に定着してきています。今後世帯人数は少なることが予想されており、冷凍しても美味しいご飯を実現する商品や工夫が今以上に求められていくかもしれません。
ガスとお鍋でご飯を炊いている人は、「手作りこだわり派」に多かったのですが、お鍋での炊飯は、意外とカンタンです。
簡単においしいご飯が炊ける「ガスコンロと鍋」での炊飯、以下にご紹介しますので、ぜひ実践してみてくださいね。
意外にカンタン! ガスコンロでご飯を炊く方法
火加減調節のコツさえつかめば、行平鍋(雪平鍋)やフライパン、土鍋でもガスコンロで炊飯を手軽に楽しめます。
1. 米を洗う・水につける
米は洗ってざるに上げ、軽く水けをきってから鍋に入れ、分量の水を加えてつけます。
夏は30分、冬は1時間の浸漬を忘れずに!
(帰宅後すぐに、炊飯したい場合は、朝から浸漬しておいてもOKです)
2. 米を炊く
1の鍋にふたをして中火にかけ、10分かけて沸騰させます。
沸騰したら弱火にして15~20分加熱し、火を止めて10分蒸らします。
炊きはじめから沸騰するまで「10分」がポイント!
点火時の火加減を10分前後で沸騰するよう設定するのが、ふっくら甘味のあるごはんを炊く秘訣です。
火力を中火〜強火にして何回か炊いてみて、10分で沸騰する火加減を見つけてください。蒸気が出るのを確認し、きちんと沸騰させるのがおいしく炊くコツです。
スイッチひとつで「自動炊飯」
ガスコンロを使って簡単に自動でご飯が炊けること、ご存知でしたか?
ピピッとコンロには、自動でおまかせの便利な機能がいっぱいだから、「おいしい!」がもっと簡単に!
レパートリーもグンと増えます!
ピピッとコンロの「自動炊飯機能」は、「炊飯ボタン」を押すだけで、かまど炊きのような、ふっくらつやつやのおいしいご飯ができます、火加減の調節から消火まで全て自動で、約20分(蒸らし時間は除く)で簡単に炊き上げます。