美味しいピザの秘訣は【高温・短時間】で仕上げること
専門店などの石窯で焼いたピザは、外はパリッと香ばしく、中はふっくらして美味しいですよね。美味しさの秘訣は「高温・短時間」で仕上げること。
石窯の温度はおよそ400〜500℃ほど。また、温度のムラがでにくく均一に火が通ることもポイントです。高温・短時間で均一に焼かれたピザは、余分な水分が飛ばされ、旨味がぎゅっとつまっているため、美味しく感じます。
自宅でピザを美味しく作るのは【魚焼きグリル】が一番!?
美味しいピザを食べたい! そう思ったときに自宅に石窯があればいいですが、現実はそうもいきません。自宅でも石窯で焼いたような本格的なピザを食べたいですよね。
テレビやインターネットで「魚焼きグリル」を使ってピザを焼いてみたら美味しかった! という情報を見かけることがありますが、その情報は本当なのでしょうか?【東京ガス都市生活研究所】では、身近にある調理器具(ガスグリル・IHグリル・ガスオーブン・電気オーブン・オーブントースター)を使って検証してみました。
【実験1】温度が上昇する速度を測定
美味しいピザを焼くためには、高温・短時間で焼き上げることがポイント。そのために温度が上昇する速度はとても大切です。
測定した結果、温度の上昇は【ガスグリル】が一番速く、点火後約20秒で300℃を超えました。次に早かったのはガスオーブンとオーブントースターで、約2分経過後に200℃に達しました。
他の調理器具の約2経過後の温度は、電気オーブンは約70℃、IHグリルは約90℃と比較的緩やかな上昇でした。
【実験2】熱量を測定
上の図は、最大火力(出力)で10分間加熱した際の「熱量」と「対流伝熱と放射伝熱の割合」を示しています。測定の結果、熱量が最も大きいのはガスグリル、次がオーブントースターでした。
また、ガスグリルの対流伝熱と放射伝熱の割合は2対1。熱量が大きく対流伝熱の割合が多いガスグリルは、短時間で庫内を高温にすることができます。さらに、適度な放射伝熱でピザの表面が加熱されて、香ばしく焼きあがるんですね。
上の表は、各調理器具の温度と熱量の特徴をまとめたものです。比較してみると、温度の上昇が速く、その後も安定して高温を保つことができる【ガスグリル】がピザ作りに適していることが分かります。
【実験3】実際に焼いてみました
実際に、5つの調理器具を使ってピザを焼いた結果はこちらです。
ピザの調理は、専用のグリルプレートを用いたガスグリルが最も良い仕上がりでした。適度な放射伝熱により、表面にはきれいな焼き色がついています。
また温度上昇のスピードが速く、その後も安定して高温を保つことができるので、短時間で内部まで焼けて外はパリパリ、中はもっちりとしたピザ生地を楽しむことができます。
【結果】「魚焼きグリル」で作るピザは本格的で美味しい!
今回の実験で、「魚焼きグリル」は石窯と似た環境でピザを焼くことができるので、本格的で美味しく仕上がるということが分かりました。
「魚焼きグリル」は他の調理器具よりも短時間&低コストで、石窯で焼いたような本格的なピザを作ることができます。
ピザを「魚焼きグリル」で作るならガスコンロがオススメ!
最新のガスコンロには、料理を強力にサポートする便利機能が満載です。
自動で火加減を調整する揚げ物・焼き物に便利な「温度調節」機能や、ボタン一つでガス火炊きのご飯が炊き上がる「自動炊飯」機能。お湯が沸いたり、設定した時間になると消火する「湯わかし」や「コンロタイマー」機能など、「ガスコンロ」には調理をサポートする機能がたくさんあります。(※)
また、“魚を焼く”イメージの強い「グリル」ですが、実は肉や野菜料理、トーストやピザ、揚げもののあたため直しにも使える万能調理器です。
専用容器対応のグリルでは、手軽にオーブン料理も楽しめますよ。(※)
ガスコンロで「おいしい」をもっと簡単に! レパートリーをグンと増やしましょう!
(※)搭載機能や機能名は機種によって異なります。
おわりに
「魚焼きグリル」の意外な活用方法をご紹介しました。石窯で焼いたような本格的なピザを、短時間&低コストで作れるなんて嬉しいですね! ぜひ、試してみてください。