炊飯器が壊れた時に慌てない! 覚えておきたいガスコンロ炊飯
もし炊飯器が壊れてしまったら、どのようにご飯を炊けばよいのでしょうか?
炊飯器を使わずご飯を炊く方法を2つご紹介します。
1.「鍋」や「土鍋」で炊く
2.「圧力鍋」で炊く
ガスコンロを使ってお鍋や土鍋、圧力鍋でごはんを炊くと、美味しく炊き上げることができますよ。
ガスの火が鍋全体を包み、短時間で仕上げることで、旨み成分をお米に閉じ込めることができます。また、鍋の中で対流を起こすことで、お米一粒一粒にムラ無く均等にしっかり熱が伝わるんです。芯までふっくら炊きあがりますよ。
コツをつかむと簡単なので、ぜひチャレンジしてくださいね。
では、炊き方について見ていきましょう。
【炊飯器が壊れても慌てない! 】お鍋や土鍋での炊き方
1. 米を洗う・水につける
米は洗ってざるに上げ、軽く水気を切って鍋に入れ、分量の水を加えて浸水します。夏は30分、冬は1時間程度浸水させましょう。
帰宅後や、朝すぐに炊飯したい場合は、炊く当日の朝や前の晩から浸水しておいてもOKです。夏場は冷蔵庫に入れて浸水しましょう。
お米の研ぎ方にも、ご飯を美味しく炊くポイントがあります。
以下の記事も参考にしてくださいね。
2. 米を炊く(三合炊きの場合)
鍋に蓋をして中火にかけ、10分かけて沸騰させます。
沸騰したら弱火にして15~20分加熱し、火を止めて10分~15分蒸らします。
【炊き始めから沸騰するまで「10分」がポイント! 】
点火から10分前後で沸騰するように火加減を設定するのが、ふっくら甘味のあるごはんを炊く秘訣です。
火力を中火〜強火にして何度か炊いてみて、10分で沸騰する火加減を見つけましょう。蒸気が出るのを確認し、きちんと沸騰させるのがおいしく炊くコツです。
お鍋の蓋が無い時は
炊飯に使いたいサイズのお鍋に蓋がない時は、アルミ箔を被せて蓋代わりにすることができます。アルミ箔のフチを2cmほど鍋のフチへ被せるようにして、蓋をつくります。
【炊飯器が壊れても慌てない! 】圧力鍋を使って炊く方法
次は、圧力鍋を使ってごはんを炊く方法をご紹介します。
玄米を炊く際に圧力鍋を愛用している方も多いそう。さっそく手順をみていきましょう。
1. 米を洗う・水につける
米は洗ってざるに上げ、軽く水気を切ってから鍋に入れ、分量の水を加えます。
圧力鍋で炊く場合は、浸水せずに火にかけることも可能です。浸水した米を炊くと、焦げ付いてしまうこともあるそうです。これは、圧力がかかるまでに蒸気が足りなくなってしまうのが原因だそう。
2. 米を炊く(三合炊きの場合)
鍋にふたをして強火にかけ、7分ぐらいかけて圧力表示が上がるのを待ちます。圧力がかかったら、低圧で弱火にして5分ほど加熱します。
炊き上がったら10分前後放置し、圧力が完全に下がるまで待ちます。
【ここに注意! 】
圧力鍋で炊き上がったご飯は、灰色っぽい色になることがあるそうです。
圧力鍋でご飯を炊くと、温度が120℃近くまで上がります。高温で加熱することで、お米に含まれるデンプンがα化し、糊化して半透明になることで灰色がかって見えるのだそうです。気になる方もいるかもしれませんが、味や栄養には影響ないそうです。
お使いの圧力鍋によって、圧力のかかり方や炊きあがりは異なりますので、時間や水加減を調節するなどして、程良い炊き加減を見つけてくださいね。
最新のガスコンロなら、ボタン一つで「自動炊飯」
最新のガスコンロなら、自動で簡単にご飯が炊けるって、ご存じでしたか?
ガスコンロの「自動炊飯」機能は、ボタン1つで火加減の調節から消火まで全て自動で「かまど炊きのようなご飯」を炊きあげます。※
1合から美味しく炊けて、しかも炊飯時間は3合で約20分程度! (蒸らし時間は除く)
「自動炊飯」機能では、水位目盛りが付いた水加減が簡単な自動炊飯専用鍋などもありますが、ご家庭にあるでフタ付きで深めの金属製のお鍋(アルミ、ステンレス、ホーロー製など)で簡単にご飯を炊くことができます。
土鍋など一部「自動炊飯」機能に対応していない鍋があります。詳しくはコンロの取扱説明書をご確認ください。
目盛りがついていない鍋の場合は、お米の容積の1.2倍の水で炊いてください。水分を多く含んだ新米の場合は1~1.1倍で炊いてくださいね。
その他にも「ガスコンロ」には自動でおまかせの便利な機能がいっぱい!
ガスコンロを使いこなせば、調理グッズをたくさん買いそろえるよりも、時短&上手に料理ができますよ!
(※各機能は搭載されていない機種もあります。各画像はイメージです。専用容器は別売の場合もございます。)
おわりに
お鍋を使ってガスコンロでごはんを炊く方法を覚えておくと、炊飯器が壊れてしまった時はもちろん、アウトドアなどでも生かすことができそうですね。
ガスコンロの直火で炊いたご飯はやっぱり美味しいもの。炊飯器が壊れた時など非常時だけでなく、ぜひ試してみてください。